いくらあれば生活できる?が数字で分かる|地方移住者の生活収支データレポート(淡路島編)【β版】
満員電車に押し込まれながら会社に向かう毎日から解放されて、仕事もそこそこに、自然豊かな田舎で野菜を育てながら、休日は庭でBBQしながら美味しいご飯を食べて、ゆるりと暮らしたいー-そんな地方移住の夢をお持ちではありませんかーっ?
事実、地方移住をして新鮮な野菜をおすそ分けしてもらったり、海に沈む夕日を眺めながらご飯を食べたりして暮らしている人はいますよね。
でも、地方移住ってそんな簡単ではないですよね…。
特に、移住後の仕事や収入に大きな課題や不安持つ方はたくさんいらっしゃいます。
と、いうか"わたし"がそうでした。
わたし自身、子どもの誕生をきっかけに地方移住を検討しはじめましたが
このどうしても避けがたい、経済的な不安が大きなハードルとなっていて、全然移住に踏み切れなかったんですよね。
何度も移住フェアイベントやNPO法人・自治体の主催する移住相談に参加してみたものの、この「いくらあれば生計を維持できるのか?」に対する答えは見つからなかったんですよ…(苦笑)
いや、何でそこ教えてくれないのよ!
って、ずー--っと思ってました。
移住相談とか移住セミナーって、田舎暮らしの魅力や地域の良さ、移住に使える制度は教えてくれるんだけれど、もっと大切なことってあるじゃないですか?
そう、例えば
「生活費」の目安が知りたいな
地方だと家賃がどれくらいなのか?
水道光熱費ってどんなもんなのか
町内会費っていくらするの… とか
こういう具体的な「その場所で生きるのにかかるお金」のことを、移住先を調べる段階で分かっていれば、不安もかなり少ないと思うんですよね。
なぜなら、現地で「いくらあれば生活できるのか?」が分かれば、じゃあ「どれくらい稼げる仕事をすればいいか」が分かるから。
移住で転職するにしても「報酬」の目安ってなんとなく募集要項に書いてあるじゃないですか?
「月10万円で暮らしてける」って言われたら、え?それだったら意外と心配しなくてもいいかもしれない!と思えるかもしれない。
「子どもが3人いて、だいたい月24万円くらいかな」なら、共働きで1人12万円稼げはいいから、うん、これもいけるかも!と思えるかもしれない。
でも、実際移住したら月30万円くらいかかるし、物価も全然下がってなくて、まともに貯蓄できないじゃん!うわー--….なんて、そんなことにはなりたくないわけで…。
とにかく、リアルな数字が知りたい。
出ていくお金の目安さえわかれば、そこから逆算して必要なお金の工面の方法を考えられるので、対処ができるし、心の持ちよう的にもよいし、覚悟もできますよね。
この感覚は何も私だけではなくて、多くの方が移住に踏み切れない不安があることが、パーソル総合研究所さんの調査結果でも見えていました。
移住を検討している方の51.3%が不安があることが分かっています。
で、移住に関する年収減額の許容幅の見解を見ていると…
というように、収入減に対してはシビアに考えている方も多いんですよね。
すなわち移住後の生活を維持するためには、最低限のお金が必要だよね、って強い気持ちの表れだと思うわけです。
で、たぶんそれは、その土地でいくらあれば生計が成り立つか分からないから、こわくて収入減なんてとてもじゃないいが許容できないって感覚だと思うんです。
(自分で言っててあれですが、気持ち超分かります)
移住後の生活に関わるお金のことだから、なるべく不安は解消したいですよね~…
と、淡路島移住前のわたしも強く思っていました…。
なので…
実際に1年かかって淡路島に移住して、1年以上生活しながらデータを収集して…と、この時点で軽く2年かかってしまいましたが….
これから淡路島への地方移住を検討されている人向けに、収入や生活費の1つの目安となる移住者の生活収支のデータレポートを作りました。
本noteを読み進めていただくことで、
淡路島への移住を検討している人が、移住後の具体的な生活費をイメージできる
移住後の収支が見通せずに移住に踏み切る勇気がない人が、具体的な生活費を知って、背中を押された気持ちになる
移住後の生活費の金額や具体的な試算方法、調べ方を知ることで、自分の移住の計画を進めることができる
こんな状態になれるはずです。
本noteの内容
このnoteに書いてあることは、以下の通りです。
こんな感じで、2年間かかって収集した生活費データから見えてきた情報に加え、あなたがこれから移住にあたり家計の収支計画やシミュレーションするにあたって必要な情報の調べ方をセットでまとめました。
申し遅れましたが、わたしの自己紹介をします。
こんにちは、淡路島に移住をして古民家を直したりライターをしたりしているこばだんなと申します。
(詳しいプロフィールはこちら)
わたしは、2021年4月に東京から淡路島に子連れで移住をしました。
移住後はブログやSNSを通じて、地方移住や地域おこし協力隊のリアルな現場の様子や、あまり語られない移住のお金の話、移住後の働き方を発信しています。
月間最大21万人の地方創生関心層がアクセスする、国内最大級の地方創生プラットフォームメディア「Native.Media」で地域ブロガーとしてチャンネル開設させていただき、地方移住に関する記事を執筆しています。
その他、「移住に関するお話」を情報を発信して、移住系のメディアに掲載していただいたりしております。
また、地方移住に関する電子書籍を出版(カテゴリランキング1位獲得)したり
自治体の移住相談セミナーに登壇したりしています。
そんなこんなで、自分自身が地方移住で困った原体験を元に、これから地方移住を検討されている方向けにブログやSNSを通じて情報を発信している次第です。
前置きが長くなりました。
このような形で、自分も経験した地方移住のコツや実際の経験談を、SNSやブログ等で発信をしています。
今回の有料noteも普段の発信の延長にはなりますが、移住前の自分が最も困った「移住後のお金」に関する不安について回答した内容をまとめました。
読んでくれた方の感想
それでは、本編に入る前に少しだけ諸注意とご案内です。
具体的に地方移住を検討されている人のみ、読んでください。
本noteの中身は、めちゃめちゃ個人情報・地域情報まみれなのと、言いにくいことも赤裸々に書いているので、ちょっと表に出しにくい内容になってしまいました…(なので今回有料noteにさせていただきました。俗に言う"ペイウォール"というものを採用。)
ただ、今の暮らしに疑問を抱え、移住を検討されている方にとっては参考になるデータだと思います。1年以上の期間を経て収集された移住者の生活費データなので、2年前に移住を考えていたわたしが知りたかったことや、気になっていたことが数字としてでていると思います。
スタバのコーヒー1杯分おごって話を聞いていただく、そんな感じで購入していただけたらわたしも嬉しいです。
が、移住を検討されていない方にとっては、"ただの数字"でしかありません。
他の方の優れた有料noteはたくさんありますので、ご予算はそちらに割いてください…。
また、noteには24時間以内であれば返金機能がありますので、こちらをご活用ください。
という方は焦らなくても大丈夫です。購入から24時間以内であれば、noteの公式機能から返金処理をすれば返金できますので、サクッと返金してください。
実は、このnoteなんですが、まだ完成してません…。
と、いうかデータレポートなのでどこかのタイミングでデータを更新、状況を追記する予定なんですよね。
今後も移住後の生活は継続していきますし、時代の状況も変わっていくので、なるべく最新の状況に近い数値でご覧いただいた方が良いかなと思ってます。(事実、円高や戦争の影響が生活費にけっこう出てます)
また、子連れ移住の方向けの内容として書き加えたいと思っている「教育費」について、実は書ききれていません。
というのも、このnoteを書いている時には、まだわが家の子どもたちが保育園に入る前なので、保育料がどれくらいになって、生活費のどの程度の割合を占めるのかといった内容がデータとしては足りてないんです。
でも、子連れ移住の場合って、けっこう大事な生活の要素じゃないですか。
だからゆくゆくは追記したいと思っています。
秋から保育園に入園するので、入園して2~3カ月経過して、ある程度生活費が見えてきたら2022年中に加筆したいと思います(予定)
そういう意味でβ版なんですね。
データがそろい、加筆修正を終えたら値上げして完成にするつもりです。
では、早速本編に入っていきたいと思います。
生活費データを見る際の前提
家計データの前提事項はこちらです。
家族4人暮らし(大人2人、2歳、0歳)
自家用車あり
賃貸アパート住まい
それでは解説していきます。
移住後の収入の推移
こちらは移住後の収入の推移をまとめたグラフです。
移住前は年収600万円(月額35-40万)くらいのシステムエンジニアをしていましたが、会社を辞めて移住してきたことで、低い月は「18万円台」です。
わたしは、R3.4に東京から淡路島の洲本市というエリアに移住してきました。地域おこし協力隊制度を使ったよくある地方移住のパターンです。
で、わたしの場合は個人事業主型という形式でしたので、額面166,000円がそのまま報酬として振り込まれ、そこから社会保険を支払います。
こう見ると、脱サラ・地域おこし協力隊1年目の手取りは、めちゃめちゃ収入が低くなることが分かります。
ざっくりと収入推移の内訳を見ていきましょう。
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