見出し画像

英語で読む『赤毛のアン』Chapter1-10

赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は10回目となります。

【前回までのおさらい】

「あのマシューが珍しく馬車で出かけるから医者を呼びにでも行ったのかと思ったわ!」
と、ご近所に住む世話焼き大好きレイチェル夫人が様子を伺いにやって来て。。

【朗読】

チャプター1の17~20段落目部分です。

【本文】

“Oh, no, I’m quite well although* I had a bad headache yesterday,” she said. “Matthew went to Bright River. We’re getting a little boy from an orphan asylum* in Nova Scotia* and he’s coming on the train tonight.”

If Marilla had said that Matthew had gone to Bright River to meet a kangaroo from Australia Mrs. Rachel could not have been more astonished*. She was actually stricken dumb* for five seconds. It was unsupposable* that Marilla was making fun of her*, but Mrs. Rachel was almost forced to suppose it.

“Are you in earnest*, Marilla?” she demanded when voice returned to her.

“Yes, of course,” said Marilla, as if getting boys from orphan asylums in Nova Scotia were part of the usual spring work on any well-regulated* Avonlea farm instead of being an unheard of innovation*.

出典: The Project Gutenberg eBook

【語彙】

although: ~だけれども
orphan asylum:
 孤児院
Nova Scotia: ノバスコシア州
↓赤く囲ったところ (青線で囲ったのはマリラ達の暮らすプリンスエドワード島)

Nova Scotia州 (Googleマップより)

be astonished: びっくりする
stricken dumb:
言葉を失った
unsupposable:
考えられない
making fun of (人):
~をからかう
in earnest:
本気で
well-regulated:
規則正しい
an unheard of innovation:
前代未聞の革新

〇It was unsupposable that Marilla was making fun of her, but Mrs. Rachel was almost forced to suppose it.
今回はこの一文を取り上げてみました。
最初からみていきましょう。
It was unsupposable that Marilla was making fun of her,
「それは考えられなかった」
それが差すのはthatの後ですね。
「マリラが彼女(レイチェル夫人)をからかっているとは考えられなかった」
but Mrs. Rachel was almost forced to suppose it.
forceは【強いる】とか【強制する】、supposeは【仮定する】【思う】という意味です。
「でもレイチェル夫人はほとんどそう(マリラが夫人をからかっている)だと思うほかなかった」
って感じでどうでしょうか。

【こばち的要約】

「私たち孤児院から男の子を引き取るんだけど、その子が今夜の電車で来るのよね」
と何でもないことのように話すマリラ。
は?なに、からかわれてる???
思いもよらないマリラの衝撃発言に呆然とするレイチェル夫人でした。

【あとがき】

「昨日はちょっと頭痛はあったけど大丈夫よ。」
と、すぐにでもあれこれ聞きたいレイチェル夫人のこと知ってるくせに!
わざと知らんぷりするマリラ。笑
ヤキモキするレイチェル夫人を見てちょっと楽しんでたことでしょう。

さも何でも無いように
「孤児の男の子をもらうことにしたわ」
とマリラ。

オーストラリアから来たカンガルーをマシューが見に行ったと聞いてもこれほど驚かなかっただろう。
とまで言われるレイチェル夫人、驚きのあまり声も出ません!
って、え、カンガルーよりも?!笑

まるで通年行事であるかのような態度のマリラ。
絶対わざとだ!
レイチェル夫人の反応見たいからね。

ということで、続きはまた次回に。

いただいたサポートはマイクなど朗読用機材費に使わせていただきます🥰