英語で読む『赤毛のアン』Chapter1-17
赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は17回目。
チャプター1 Mrs. Rachel Lynde is Surprised (レイチェル夫人の驚き)の最後となる32、33段落目部分です。
【前回までのおさらい】
マリラから孤児の男の子を引き取るということを聞いたレイチェル夫人。
どんな危険な子かわかったもんじゃないのに!
夫人から危険な孤児の話を次々に聞き、マリラもちょっと負けそう。
この衝撃的なニュースを誰かに伝えなきゃ!と夫人はグリーンゲイブルズを後にしたのでした。
【朗読】
【本文】
【語彙】
ejaculated: 突然叫んだ
and no mistake: 間違いなく
steadier: steady(落ち着いた)の比較級
uncanny: 異様な
somehow: どういうわけか
in that orphan’s shoes: その孤児の立場になる
pity: 哀れに思う
So said Mrs. Rachel: =So Mrs. Rachel said (倒置)
fulness: いっぱい
patiently: 辛抱強く
profound: 深淵な
〇 of all things that ever were or will be!:
of all thingsは驚きを表す慣用句です。
「よりによって」「こともあろうに」といった訳が出てきます。
ever wereは過去、will beは未来。
「一体全体、何てこったい!」くらいの訳で良いんじゃないでしょうか。
〇 if so be’s:
be'sって何?!
be'sってことはbe is???
困ったときのAI頼みです。
ふむふむ!
分かるようなわからないような。。
念のため英語サイトで同じ質問をしている方がいたのでそちらも見てみると、【If so be as heの短縮】という意見が散見されました。「If so be as」は「if it so be that」の方言的言い回しで、「もし~なら」の意味。
やはり古い言い方のようです。
意味はasが入ろうがisが入ろうが一緒ですね。
現代では使うなと、ネイティブの方々からの注意書きがありました。
【こばち的要約】
グリーンゲイブルズを出たレイチェル夫人の愚痴は野バラに向かいます。
「全く、可愛そうな孤児だよ!
マシューもマリラも子供の事なんかちっとも分かっちゃいないんだからね!
二人が子供のときにグリーンゲイブルズが建ったから、あの家には子供が居たためしがないんだから。
まぁあの二人に子供時代があったなんて信じらんないけどね!」
ちょうどその頃、駅で待っている孤児を見たら、きっと夫人の同情はもっと深いものになったでしょう。
【あとがき】
ついに!
第1章が終りました!
長かった!
レイチェル夫人の独り言が!!!笑
思うことが常に口から漏れる夫人。
いつもそれを聞かされる可哀そうな野バラ!
さぁ、次章、いよいよ主人公登場か?!
ご近所のお喋りレイチェル夫人、
怖いくらい几帳面なマリラ、
世界一シャイな引きこもりマシュー、
このそびえ立つ絶望的な3つの壁に、一体どう立ち向かう術があるというのか?!
続きは来週です。
よろしければまたお付き合いください。
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