英語で読む『赤毛のアン』Chapter2-1
赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は18回目。
チャプター2の1、2段落目部分です。
【前回までのおさらい】
マリラから孤児の男の子を引き取るということを聞いたご近所に住むレイチェル夫人。
みんなに伝えなきゃ!とグリーンゲイブルズを後に。
レイチェル夫人のネガティブ情報をさんざん聞かされたマリラもちょっとゲンナリ。
孤児の男の子を駅まで迎えに行っている引きこもりマシューは。。
【朗読】
【本文】
【語彙】
sorrel mare: 栗毛の雌馬
jogged: (ゆっくり)走る
eight miles: 13km弱 (1 mile=約1.6km)
snug farmsteads: こじんまりした農場
balsamy fir wood: バルサムモミの木、カナダではクリスマスツリーとして用いられる
hollow: 窪地
filmy: (フィルムのように)薄い
meadows: 牧草地
horizon: 地(水)平線
nod: (通常は「頷く」だけど、ここでは) 会釈する
be supposed to: ~することになっている
all and sundry: みんな、誰もかれも (sundryは「様々な」の意)
〇“The little birds sang as if it were
The one day of summer in all the year.”
" "で囲まれてるのでどこからの引用だろうと調べてみると、
James Russell Lowellというアメリカの詩人による『The Vision of Sir Launfal』からの一節(Part 1st Ⅱ)でした。
そのまま読めば、
「小鳥たちが一年の内のたった一日の夏のように歌っている」
ちなみに、このプリンスエドワード島に住んで私が体験した最高気温は31℃です。
これまでの夏なら30℃いきません。
現代の夏は酷暑ですが、ここでの夏はきっと素晴らしく過ごしやすい、動植物が喜んでいるような季節を言うのでしょう。
【こばち的要約】
マシュー・カスバートの驚き
こじんまりとした農場とモミの木に囲まれた駅までの道。
リンゴの花の甘い香りに鼻をくすぐられ、小鳥のさえずりを聞きながら、お洒落したマシューはのんびりドライブを楽しんでいました。
プリンスエドワード島では出会った人みんなに挨拶しなければいけないので、途中出会った女性たちに会釈した以外は快適でした。
【あとがき】
マシューの快適なドライブの描写は、もう完璧にモンゴメリーさんの趣味が爆発してるな、といった印象です。
ほぼ詩ですよね。
ものすごく楽しみながら書いてたんだなと思いました。
そしてマシューよ。。
女性に会釈するのでさえも、それほど嫌なのか。笑
現在はこのプリンスエドワード島も移民が多く、残念ながらみんなに挨拶、ということもないです。
目が合えば挨拶するけど。
今回はここまでとなります。
続きはまた来週、よろしければお付き合いください。
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