もうええわ。自由になるわあ〜
前日まで九州旅行の予定だった私たちの旅は、前日の夜に居酒屋の店主に言われた一言であっさりと行き先が変わった。
場所はズバリ広島・愛媛
名古屋から車を走らせ、朝方に到着した。とにかく自転車で橋を渡りたい友人、しかし弾丸でなんの予約もしていない私たちが借りられる自転車を探すのにも一苦労。やっと借りられそうな自転車を見つけて、友人とおじさんのバトル勃発。
友人「この自転車で愛媛まで行けますか?」
おじさん「いや❗️無理無理❗️WWWあっちの方まで行きたいならもっとしっかりしたやつじゃないと無理だね」
「え❓じゃあどうしたらいいんですか❓行きたいんですけど」
いやなんであんた親切なおじさんに喧嘩越しなん…。
親友は目標を見つけると周りが見えなくなるようで、親切なおじさんを困惑させていた
そしてなんとか自転車を手に入れ、しまなみ海道を走る旅へ。
そもそも長時間乗ることに自転車が対応していないせいで、数時間乗ったところで股に激痛が走った。それでも目の前に坂はあるし、進む以外の選択肢はない。
そんな地獄のようなシチュエーションに、親友とも小喧嘩を挟み、疲労ゆえに訪れる謎のテンションでなんとか1泊2日かけて全ての橋を渡ることに成功
達成感が満足度の大半を占めていて、お尻の痛さと体の疲労、そして思ったより変わらない景色。それでもやっぱり達成感味わえていい旅だった。
海沿いを走っているときにこの写真は撮った。
スキマスイッチのCDジャケットに似てるなあと思いながら。
島を船で渡っているときは、大好きな小説「汝、星のごとく」を思い出した。
あの小説の舞台、確か瀬戸内海付近の島だったな。
宿難民だったので、途中おじいちゃんがやってる民宿に急遽泊まらせてもらった事、尾道ラーメンが美味しかった事、ついでに出雲大社行こう‼︎と言われたけれど、愛媛から出雲大社のある島根県は、どう考えても「ついで」の距離感ではないこと、朝から食べるすき家の牛丼は美味すぎること。
全部いい思い出だけれど、やっぱり一番の思い出は友人と27歳にもなってわり本気の喧嘩をしたことでした。
今日はとっても楽しかったね。明日はもっと楽しくなるよ。ね、ハム太郎。
#わたしの旅行記
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