【東京〜枕崎 新幹線を使わずJR在来線乗り継ぎの旅】 4日目
皆様こんにちは。3月16日土曜日、旅は4日目です。
今日は小倉からのスタート。昨日はクインテッサホテルに宿泊しました。このホテルでは夕食時と朝食時にカレーが食べ放題という謎のサービスがあります。ということで朝はカレーを食べました。普通に美味しかった。ちなみにルーとご飯だけでなく、野菜やコロッケなどトッピングも取り放題です。朝食は0円で済みました。
本日はJRグループで一斉に春のダイヤ改正が行われ、新しいダイヤでの運行が始まる日です。今年のダイヤ改正で一番のニュースは、やはり北陸新幹線金沢〜敦賀間の延伸開業でしょうか。ホテルでテレビをつけたら、一番列車の運行の様子が中継されていました。
サンダーバード号の金沢までの運行が終わってしまったのは残念ですが、これで北陸は東京圏からのアクセスが抜群に向上しました。関西圏からは敦賀での乗り換えが必要になりますが、所要時間は短縮されてますから、便利になるのは間違いありません。
在来線特急が新幹線に置き換えられて悲しむのは、我々鉄道マニアぐらいですから、今後も日本国土の発展のためにたくさん新幹線を通してほしいと私は思ってます。
ホテルをチェックアウトし、小倉駅に戻ってきました。これから乗る列車は、にちりんシーガイヤ号です。博多と宮崎空港の間を、なんと5時間48分かけて結びます。在来線の特急列車としては最長の運行時間を誇る列車となります。多分運行距離も最長じゃないかと思います。
15本目 小倉8:34発→宮崎13:07着
特急にちりんシーガイヤ5号 宮崎空港行(5005M)
自由席特急料金 2600円
どうせなら最長列車を始発から終点まで乗り通したかったですが、旅行の行程上断念。博多小倉間は鹿児島本線を通り、小倉で方向転換。小倉から宮崎空港までは、日豊本線を走ります。
超長距離列車であるにちりんシーガイヤですが、乗り通す人は少数派。博多から大分、大分から宮崎など、一部区間だけ利用するという人が多いです。特に大分までの需要が大きいみたいですね。私が小倉から乗車した時は、6割ぐらいの乗車率でしたが、大分から先の区間では3割ほどに落ち着きました。
別府では街から湯けむりが上がっている姿が列車から見えるかと思ってたんですが、全然見えませんでした。天気とかにもよるのでしょうか。
大分を出てからは、海沿いを走ってはトンネルという景色が続きます。
途中佐伯に到着しようとするところで、突然聞き慣れない声の自動放送がかかりました。竹内力さんによる佐伯の紹介。竹内さんは佐伯の出身だそうで、街のPRのために自動放送を録音して放送しているみたいですね。
どうでもいい話なのですが、私は竹内さんのことをプロレスラー兼俳優の方だと思ってたのですが、俳優一本でやっている方みたいですね。勘違い失礼いたしました。
佐伯を発車。ここから先、列車は次の延岡まで1時間ドアを開けません。佐伯延岡間は非常にお客さんが少ない区間。普通列車が1日に2本とかのレベルです。そのため特急列車は当然止まりません。普通列車が1日数本では、地域住民は鉄道を利用する文化が全くありません。ある意味この区間は、特急を通すために維持しているような区間とも言えます。
列車は森の中を縫うように走ります。ほとんど景色が開けません。こんなところで車両故障とかで列車が走れなくなったらどうなっちゃうのでしょう。怖くて考えたくもありません。
途中列車行き違いのために停車した北川より先は、少しずつ景色が開けてきます。段々民家も増えてきました。少しホッとした気持ちになります。
旭化成の街である延岡から先は、平地がほとんど。海岸線沿いの直線を爆走し続けて、列車は宮崎に到着しました。
宮崎駅舎はなんだか変わったデザインの駅舎ですね。道路にはヤシの木が植っており南国感を感じられます。ちなみに私の体感ですが、宮崎駅は他の駅よりも駅員さんが多いように感じました。また皆さん制服ではなく、緑のTシャツを着てましたね。改札では明るく対応してもらいました。
ここからバスで宮崎の中心地へ。宮崎駅周辺もそこそこ栄えているのですが、一番の繁華街は駅から1kmほど西に離れたところ。昼食を食べに向かいます。宮崎の名物といえばチキン南蛮だと思うのですが、そのチキン南蛮発祥の店である「おぐら」という店に行ってみました。しかし土曜のお昼ということもあり大混雑。お腹も空いていて早く食べたかったので、並ぶのは諦めました。仕方なく別の店を探していると、googlemapでなかなか良い評価の肉バルを見つけたので、入ってみました。
めっちゃ美味しかったです。正直チキン南蛮なんぞ関東で食べたやつと一緒だろうと思ってたのですが、本場は違いました。チキンに甘酢をくぐらせてあるのですが、その甘酢がめちゃめちゃ美味い。甘味と酸味のバランスが絶妙でした。あとタルタルも濃厚で美味い。卵の使用量が多いとかなんですかね。とにかく美味い。美味い。美味い。期待以上の味でした。食べてよかった。
お昼を食べたあとは少しだけ観光。バスで宮崎神宮に向かいました。
神宮という名前のつく神社は天皇や皇族に関連するなにかを祀っているわけですが、宮崎神宮は初代天皇である神武天皇を祀っています。あまり神社の知識を持ってないので分からないのですが、多分かなり格の高い神社だと思います。菊の御紋が至る所に見られます。宮崎という地はどうも神話に多く登場するらしく、神話関連のパワースポットが県内各地に存在するみたいです。
宮崎神宮の参拝を終え、まだもう少しだけ時間があります。何かないかなーと探していたら、宮崎神宮駅のすぐ近くにJRA宮崎育成牧場なるものがありました。気になったので立ち寄ってみることに。
ここは競走馬を育成する牧場に公園が併設されており、土曜日ということもあってか大勢の子供達で賑わっていました。またWINSという馬券を買える場所も併設されています。中にはおじさんがいっぱい。子供の遊び場、大人の遊び場がここに集約されているというわけです。ここでレースが行われるわけではなく、阪神競馬場や中京競馬場などのレースの馬券をここで買い、テレビでそのレースの模様を見守るというシステムになっています。時間があったので、私も馬券を買ってみました。
ここのWINSはUMACAというカードを作らないと馬券が買えないため、係の人にお願いして作ってもらいました。身分証を持ってればすぐに作れます。私あんまり競馬やったことがないので、とりあえず一番単純な単勝で合計600円賭けました。結果阪神11レースの3番が一位となり、200円のオッズ2.8倍で560円戻ってきました。40円でレースを楽しめたなら、まあいいんじゃないですか。
宮崎神宮駅から普通列車に乗って宮崎駅に戻り、特急列車へ乗り換えます。
16本目 宮崎16:22発→18:31着
特急きりしま13号 鹿児島中央行き(6013M)
自由席特急料金1800円
短い4両編成の787系に乗って鹿児島へ向かいます。両数少ないから混んでるかなと思ったら全然混んでませんでした。あまり需要がないんですかね。車掌さんも乗っておらずワンマン運転でした。ワンマンの特急なんて初めて乗ったかも。検札しなくて大丈夫なんでしょうか。
国分や隼人から先、鹿児島のシンボルである桜島が見えるようになります。終点が近づくにつれて、どんどん迫力が増してきます。
約2時間の乗車で列車は鹿児島中央駅に到着。駅ビルが大きく、観覧車もあります。本日の行程は終了。
ホテルへは市電を使って向かいました。夕方のラッシュと重なり大混雑。交通系ICは使用できませんが、クレジットのタッチ決済は使えます。
夕食は鹿児島ラーメンの店で食べました。鹿児島ラーメンの定義が何なのかいまいちよく分かりませんが、まあ美味しかったからいいや。ちなみに一杯目には中太麺が入ってますが、替え玉を注文したら博多ラーメンのような細麺で提供されました。麺の種類が変わるとは驚き。
最後に4日目の支出をまとめて終わりにしたいと思います。明日5日目は、いよいよゴールの枕崎まで向かいます。では。
4日目の支出
交通費
にちりん自由席特急料金 2600円 きりしま自由席特急料金 1800円
宮崎交通バス 450円 宮崎神宮〜宮崎 運賃 170円
交通費合計 5020円
飲食費 朝食0円 昼食1309円 夕食1250円
飲食費合計 2559円
宿泊費 5949円
その他 競馬収支 -40円
4日目支出合計 13568円