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リリ唄。Light

どーも、僕です。
こば。です。

沢山のモノを無くして
大きなモノを手に入れられた
そんな公演。これについてはまたいつか。

精算会にて上京物語してました。

ぴっぴの家

僕が東京に来れるのも、彼ぴっぴの力はでかい。
ぴっぴのお家に泊まれるってのはかなり助けられてる。

2日に分けた精算会で
8割位滞りなく終了できた。
あとは、個々にやり取りなぞして

そして
本日5/6にて
小林班のアーカイブ配信も終わる。

つまり
今日で
#リリ唄
全ての行程が終わり
完全に終幕。

なので
色んなことまとめて
全部一気に振り返ったり
吐き出したり
しちゃおう!

かなって思ってたりしたけど

え?すげー気恥ずかしくも女々しくちっちぇ事言っていい?

皆、前を向き、次の現場、舞台、活動へ進んでいってる。
既に過去の公演となって、皆の心に刻まれていく。
#リリ唄
のハッシュタグも明日から多分見なくなるだろう
嬉しく有難くも、少しの寂しさ。

なので
僕くらいは
もう少しだけ
振り返りや思い出語りを引っ張ってもいいかなあ…なんて(^◇^;)

そんなおセンチな気持ちになっちゃう位には

僕にとって思い入れの強い公演でした。

ので

気恥ずかしいけれど

キャストさんについて
簡単に書き連ねられたらなぁと。


写真は、僕が自分で、隙間時間に慌てて、急いで撮ったやつなので、とても上手には撮れてないです。
古いiPhone。拙い技術。
それでも、誰かではなく
僕自身が撮った写真ってことに意味があると
そう思って、お許し頂けたら幸いです。


-Light side-

青木役 芳賀信吉

いや、笑えよ(^^;;



芳賀ちゃん。劇団員てか旗揚げメンバーなので、もう27年のお付き合い。今更語れる事もないかもだけど、今回振るべくして振った役だよね。昔に戻ったみたいな感覚。懸命に板の上で遊ぶ芳賀ちゃんを観るのも久しぶりで、懐かしさでいっぱいになった。
まあ、これからも長く一緒にいるだろうのでね、新体制の宙キャンをしっかり支えてやってください。
のひのび跳ね回るキミに会えて楽しかったよ。

ジュン役 原田絵理さん

急に向けて戸惑わせてゴメン

エリちゃん。「だまん」の愛称で親しまれる。けどなんか僕あんま「だまん」て呼ばないね。なんでやろ?今回、(も?)衣装でもすげえ活躍してくれたよ。darkラストの早替え凄かったよね?あれ無くして僕のリリ唄は作れなかったから。すげえ功労者よね。エリちゃんも長い付き合いよもう15年以上。多分数えてないけど、宙キャン最多出演のゲストさんなんじゃなかろうか?色々ツーカーな仲になってきたけど、それでも苦労してた今回の役。時に演目自体の重さに悩んだり、普段の朗らかな印象だけでない、繊細なエリちゃんが現れていた役作りだったかなと。すげえ悩んで迷って苦しんでくれてた。僕の個人的見解だと、それ位に【ジュン】って役は難しかった。最難関と言っても過言じゃない。口惜しそうにもしてたけど、それでも皆には笑顔を振り撒いて、しっかり演じてくれたよ。素敵なジュンをありがと。

松岡役 前田優輝くん

ああ、逆光てやつ?まあ幻想的よ


まえまえって呼ばれる前田くん。
今回、唯一のワークショップオーディション組。出演者募集のワークショップでお会いして、素直な表現、何もせずとも伝わる華。舞台経験自体はそこまで多くないらしく、とても苦労させてたなぁと。ある日を境に急に1段階上の表現をし始めた時の演出冥利と言ったらもう。お芝居以外でも、構ってちゃんの僕にとっても暖かく付き合ってくれて。Lightの癒し的存在だったよ。まえまえならではの松岡。僕の解釈とまえまえ本来の魅力が相まって、僕の想像を超えた松岡を見せてくれた。そしてなにより舞台上に超絶イケメンがいる!って毎ステージ目を離せなくなる。そんな華を持った役者さんだったよ。お芝居を始めた頃の自分を思い返せた、そんな存在でもあったよ。


相沢役 阿部晋一くん

いい笑顔だなあ


言わずと知れた宙キャン常連組になってきた阿部ちゃん。穏やかで真面目で物知りで、たまに良くも悪くも面倒見が良すぎる。若い子が多くいる中でベテランとして板上を引っ張ろうとしてくれた。阿部ちゃんは上手。巧みな役者さん。だからこそ、今回とっても意地悪な注文を出した。僕のくだらないトレーナー欲かもしれないけど、今までの経験に加えて、それを更なる高みへ。みたいな偉そうな事を僕は考えちゃってた。もっと出来るはず、まだまだこんなもんじゃない…そんな僕の意地悪な注文を全部やってやんよ。みたいな熱さで応えてくれた。お芝居をやってて楽しいって思わせてくれたよ。若い方たちより注文を多く出した。阿部ちゃんに何が伝わって残ったかは分からないけど、周囲を巻き込んでとても有意義な稽古が出来たのは阿部ちゃんのおかげ。お互い更なる高みで、また相見えよう。

久米役 杉本みどりさん

凹みつつ楽しそうだったよ

最年長!あったかいお母さん!でも自分を新人だと謙虚に振る舞う。自分でねポンコツ〜とかいいながら本番の没入具合は見てて気持ち良かったですよ。
僕より大分人生の先輩。辛い時折れそうな時、気づいたらそっと側で一定の距離で見守ってくれてる。必要であればと話を聞いてくれて、自分の経験則からの話をしてくれる。ありがたい。だからこそ、この世界年齢ではなくキャリアだ。と言い聞かせて、沢山注文出させてもらった。単にね年齢層の高い役者を起用して厚みが欲しい。だけにしたくなくて。波瀾万丈な人生経験から生み出される憂いと、それに抗ってきた強さがみどりさんにはある。それは如実にお芝居に表れてると僕は感じてる。こんな若造にあーだこーだ言われても、しっかり本質を読み取ろうとしてくれる。ありがたい人。また呼ぶよ。って言うと、本当に嬉しそうにしてくれるのが、僕の喜びですよ。


マサト役 美濃宏之

優しい顔してんよな

みのっち。劇団員。気づけば10年選手よな。座組みでは僕の諌め役。すぅぐ脱線するこば。を冷たくぶった斬る。ありがたいけど、もう少し優しくしてくれよ(笑)昔はもっと尖ってたけど、昨今優しく丸くなってきた。どりたむでとってもいい演技をみせてくれたから、表現に幅ができてきて、多分やれること、やりたい事が増えたのではと勝手に思ってのキャスティング。表層で言えば僕に1番近いマサトって人間性。どう読み取ったかな。何人かがね、リリ唄って本当はこう言う事描いてるんですよね?みたいな事を言ってくれる事がある中で、1番本質に近い答えを出してきた。絶対誰にも分からないだろうと思って書いた裏のメッセージを限りなく正解に近い答えを出してきて…あ、みのっちは本当に僕の事を考えてくれてるんだなぁって気恥ずかしくも嬉しくなった。長台詞に苦労しながらも、一貫して自分なりのマサトを表してくれた。周囲がゆうきが僕の右腕と評するなら、みのっちは僕の左腕なんだろうな。

満三郎役 小池創くん

元祖癒し系

すっごい気遣い屋さんのはじめちゃん。客演先で出会ってもう17年。思えば長い付き合いになってきた。痒い所に手が届く。膨よかなお腹と優しい気遣いでどこにいっても座組みの癒し系なんだろうな。すっごい僕の話を聞いてくれる。夜中に何度も電話で話した。どうすれば、もっとこうした方が…実力もキャリアもあるのに、誰にでも優しく面倒みてくれる。今回1番僕の面倒を見てくれたって言っても過言じゃないな。個ではなく、全としてLightが伸び悩んでた時期に、自分がどうすれば?自分がもっと調和を取れるよね?ってすごい頑張ってくれた。座組み全体に対して本当に献身的で、はじめちゃん嫌いな人ってこの世の中にいないんじゃないか?とさえ思わせてくれる。遊びとシリアスの狭間で満三郎に悩む姿は、17年前のあの日を思い出させてくれた気がしたよ。またリモート飲み付き合ってね。

二ノ宮役 清水未来さん

不意打ちで撮ってゴメン

元気印未来ちゃん!暗い役。でも激情的な役。心の青い炎をじっと燃やして自身すらも燃やし尽くしそうな…そんな最高の二ノ宮を演じてくれた。本人凄い悩んでたし、最後の最後まで私はこれでいいのか?出来ているのか?試行錯誤してくれてた。自信をもっとあげられていなかったのは僕の技量不足や。メラならで初めて演った時に『天才』って本当に思った。若くしてこんだけお芝居巧いってなんなのよ?今でもその評価は変わらない。板上と板の外でのキャップが凄い。いつも元気でエキセントリックなミクちゃん。あー僕なんでこんな事でなやんだたんだろ?って思える位に全てを吹き飛ばしてくれるエネルギーを持つ素敵な女優さん。今までの彼女の作り方と違う僕なりの作り方を押し付けちゃったかもしれない。そのせいで、すっごい悩ませたし苦労させたと思う。けど、いつかきっと今回引き出しに閉まったナニカが、彼女の糧になるって僕は傲慢だけどそう信じてる。なんでも出来ると思う。からこそ、なんでも出来る様になって欲しい。またいつか、お互い更なる高みで一緒に創ろうね。

由良役 五月女泉さん

笑顔の似合う女の子だよね

小さな巨人(笑)いずみん。昨今のこば。演出に欠かす事の出来ない女優さん。ここ数年全部関わってくれてるのでは?違ったらごめん。人懐っこく僕のメンタルだったりもどかしさだったりの機微をいち早く察してフォローしてくれてた。誰にでもしっかり合わせてくれるのに、誰よりお芝居にストイック。1番僕に質問してきたのはいずみんかもしれない。いっぱいやり取りさせてもらって、いっぱい考察しあった。思いもよらない深い考察に「あ、さすがに深読みし過ぎ」って返した記憶がある。周りの人を優しい気持ちにさせてくれる人だなぁ。自分の中にある負の感情を、負として直接出さない強さは、本当に見習うべきものだと、尊敬してる。何度も何度も挑戦して、稽古終盤までずっと由良の吐露する場面とそこに至る経緯を何パターンも考えて、提出してきてくれた。お芝居の稽古をしている実感と有意義さを改めて教えてもらえた。なのに、いっぱいふざけてごめんね。由良のシーンのスピンオフとかやってごめんね。楽しかったよ(笑)きっとこれからも、僕演出作品に欠かせない女優さんだよ。


美島役 かわもとゆうき

想定より早くシャッターきってゴメン

ゆうき。言わずと知れた宙キャンの絶対的エース。すっごい早い段階から、髪切らないでってお願いしてね。その日のうちに亜鉛のサプリメント買って、理想に近い美島の様相まで持ってきてくれた。ゆうきは本当になんでも出来る。びっくりする位万能な有能さを持っている。お芝居に於いてもそう。だからこそ、ゆうきの出来ない事をどうしてもやらせたかった。普段と違うとか、得意なキャラクター性ではない役だ、とか振られない役所だから。だとかではないの。お芝居の?表現の方法、何でも出来ちゃう、それだけの経験をしてきたからこその、経験でやるお芝居ではなく、お芝居本来?の作り方、表現の仕方をどうしても今このタイミングでやって欲しかった。1番?かどうかは知らないけど、お互いに安心と信頼を置いてると思う沖村さんとペアで、高い壁を超えて欲しかった。きっと自分なりの反省はあるだろう。それでも今回の苦悩と達成の為の努力は、いつかきっと大きな意味を成すと勝手に思ってる。きっとこれから僕より高みに登るであろう、僕より高い評価を演出としても演劇人としても得ていくと思う。それは僕の誇りでもある。そんな時、今回の様々な葛藤と超えてきたいくつかのハードルを上手く活用して欲しいなぁって、仮にも主宰としてのエゴをこれでもかってぶつけてみた。たくさんしんどかったろうけど、それでも何でもない様な顔して笑うゆうきを僕は本当に凄い奴だなって思う。

マドンナ・リリィ 沖村彩花さん

佇む姿はマドンナ・リリィ

ホワイトエンジェルあやけちゃん。とっても不思議な人って印象。奔放なイメージだけど、とっても周囲へのアンテナは高い。人懐っこいし、周りをあまり否定しない人、合わせたりが得意そうだけど、自分の世界は大事に持ってる。芯に強さと弱さを併せ持つ人だなぁと。沢山のトライ&エラーを重ねて辿り着いたモノはとても魅力的なモノだったと思う。なかなか自信を表出できないタイプなあやけちゃんなので、ミクちゃんにも書いたけど、しっかり自信を与えてあげられなかったのは演出の技量不足だなぁと。すっごいエキセントリックな感情表現を注文したし、音の出し方や抑揚も沢山ボツを出させてもらった。その度に考えて、より求められているモノへの提出を怠らない姿勢はとても美しいものでした。Lightリリィは気まぐれ。強いて言うなら実はこっちが亜種。それを理解してたからこそ、作り手も演じ手もこっちのがもしかしたら難しかったのかもなぁと今更ながらに思う。終景のラスト上手前によりかかり佇む姿に、その答え?集大成が表現されていたと勝手に思っている。最初にあったキャッチ。『(哀しく)微笑む』をもしかしたら覚えてくれていたのか?と自意識過剰に思ってしまう。位にはリリィという存在を大切に扱ってくれたって思ってる。まだ2回目だけど、もっとその奥底を見たい。心からそう思える女優さん。沢山の我儘と、伝わり辛い注文に懸命に応えてくれてありがとう。全ての人間性を堪えて溜めて、最後の最後に込めたあの一言は、とっても人間くさく秀逸でした。最初、出演に消極的だったから、本当に出演してくれてありがとうって、終わった今改めて感じたりする。


なんか、書き始めると長くなりそうだから
出来るだけ割愛?簡単に。なつもり。
だから…だから?見直しもせず推敲もしない。思った通りに。なんか変な事見当違いな事書いてたらめんご。個人的見解ってことで。
それでもね
言いたい事伝えたい事、書ききれない位に沢山ある。
お喋りできたら、その時にでも

できるかな?出来る日がすぐ来るといいな。

また僕は遠方のひとになる
多分なかなか会えない
一線で活躍し続ける皆と
合わなくなる何かも出てくるかもしれない

だけど
腐らず
置いていかれないように
これからも、いつまでも
対等に、同じ立場で
お芝居を語ったり創ったりって
していける関係で在れるように

まだまだ穴の開いたままの僕だけど

踏ん張って大きく強くなるね。


最高のリリ唄Light sideをありがとう


Light side


僕の一生の誇りとして
心にずっと刻み続けるよ


あはは
気恥ずかしい。


こば。

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