美容部員から、オフィス職に転職したいです!でも私にできるかな?
元美容部員の方から、転職をして事務職がしたい。内勤の仕事に転職をしたい。という声を聞くことがあります。
過去にいくつかの会社で採用担当させていただいた経験から、みなさまの今後のキャリアプランの少しでも参考になればと思い書いています。
美容部員出身の私は、美容部員がもっと自分のキャリアプランを幅広く選ぶことが出来るといいなといつも思っています。
いくつになっても美容部員を楽しく続けるのもよし、オフィス職になるのもよし、自らで仕事をはじめるのもよし。
おそらく、普通のオフィス職生活だけの採用担当より、美容部員の味方だったかなと思います(笑)
自分と同じようにキャリアチェンジする人を応援したいという気持ちもあり
過去には、元美容部員の方を何人か採用させていただいたこともあるのですが、残念ながら私の経験の中ではオフィス職を続けていける人はごくわずかといったところでしょうか。
では、何が原因で続かないのでしょうか?
続かない原因
パソコンが使えない(オフィスが使いこなせないなど)
ビジネスメールが書けない
企画を考えられない、書面にまとめられない
指示されたことはできるが、自分で仕事をつくりだせない
仕事のスピード感が遅い
美容部員時代も色々苦労して、努力して仕事をしてきたと思いますが、オフィス職での仕事はだいぶ勝手が違うものです。
私も、初めて美容部員からオフィス職に転職をした時に、仕事のやり方や求められているものが全く違うことに戸惑った経験があります。
また、転職の場合は新卒とは違い当たり前にできるものと考えられていることは多いです。その会社の仕事は教えてくれますが、一般的な仕事の仕方を教えてくれるところは少ないように思います。
いぜ会社に入ってみると周りの人は、新卒からずっとオフィス職をやってきた方ばかり・・・学生時代アルバイトぐらいでは接客をしたことはあるかもしれませんが、「販売業」という職種を責任ある形で経験してきていないので、仕事のやり方の違いを理解するのは難しい、、
入ってみれば、周りの目は「転職してきた人」「今までも働いてきたからわかるよね」
こんなことはできて当たり前という指標に沿わない場合がでてきてしまうのです。
ここからすれ違いは始まり、自分は「言われたことが全然できない・・・、仕事ができない」と悩んだり、会社の他の人からは「全然仕事が理解できていない人」となってしまうことも多く見受けられます。
しかし、幸運なことに元美容部員はコミュニケーション上手な方も多いので、社内で嫌われることは少ない気がします。コミュニケーションをとる中で、仕事の仕方に慣れていき、また美容部員時代に養った根性で乗り越えられれば、そのまま仕事を続けられるのではないかなと思います。
続かない人というのは、販売が嫌で辞めたかった、オフィス職になれば楽なのにと思って転職をしてきた方は、結局転職しても辞めていってしまいます。
転職を考える場合、安易に内勤を目指すのではなく全く違う仕事環境に飛び込む決意は必要かなと思います。
販売業をしていた方々は、お話が好きで上手にしゃべれる方も多いです。LINEなどの手軽なコミュニケーションならばよいですが、別の仕事環境では文字情報や資料で伝えることもマストになりますので、物事を理論的に考えられることも大切になります。今まで、読書をしてこなかった方はビジネス書などは必ず読んで勉強することをおすすめします。
自分の世界から見ると楽そうな、オフィス職ですが常に勉強されている方々が多いので、そういった方々と一緒に働いていくには今までとは違う勉強をする覚悟を持って転職活動に望んでください。
接客業でやり残したことはないか?
これからビジネスの勉強をがんばっていけそうか?
転職を考える時に、もう一度自分自身に聞いてみる。失敗しない転職のためにおすすめします。