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ビデオ会議の顔出しポリシー

Web会議中にカメラONにするか否か論争ってありません?

個人的にはどっちでもいいんですが、たまーに拒否反応を示す人がいたり。
なんとなく自分の考えるメリット・デメリットをメモっておくページ。

まあルールとしてあるなら従えばいいし、ないなら本当にどっちでもいいとは思ってる。
ただ、こういう話が出たら何かしら答えられるネタは用意しときたいなと思う気持ち。

なぜこんな話が出るのか?

たぶん人によってやりやすい/やりにくい、顔出ししてもいい/したくないがあるがゆえと思う。
なので、好みどうこうでなく、客観的なメリデメを考えてみる。

そもそもルール化するべきか否かについて

わかりやすいルールにできるならしとけばいいと思う。そもそもこういう議論なくせるし。
(対顧客の会議一律ONとか、この会議はONするとか。)

どっちがいいかについては正直どっちでもいい。
最近在宅勤務が多いけど、出社したらどうせ顔出しなんだし基本的に拒否する理由がわからない。
(一方で無理に強制する理由も特にない。以降に書くメリットはあると思うけど。)

なぜカメラOFFにしたい人がいるのか

なんでだろうね?
まあ、遅刻しそうになって、朝イチの会議に寝癖のままで出る必要があるときはOFFにしたいとかはある(自分が悪い)
あとは会議日程的にお昼ごはんの時間が取りにくいので食べながら参加したいとか?(そもそもこういうスケジューリングにしてる時点で別の反省点があるだろう)

上に書いたとおり、別のダメな要因での理由しか思い当たらない…

あ、あと内職(会議中に別のお仕事)したいって人は聞いたことがある。
まあこういう人は対面でもこっそり内職するだろうし、カメラONでもばれないのでは?とか、もうそれならその会議お休みした方がいいのでは?とおもってしまう。
(というか、これはそもそも対象の会議の存在意義がないと言ってるようなものなので本質的な議論のタネではないよね)

さて、本題(Web会議にカメラONにするメリデメ)

メリット

そもそも会議は非言語コミュニケーションの要素が強いと思っている。
(言語だけでいいならチャットで事足りる)
必要があるから会議にしているだけであって、それなりの理由があるはず。

その理由に場の空気の把握、認識齟齬の抑止というものがあると思っている。
この場合、大切なのが言語以外で認識できる場の空気感、反応である。
場の空気感、反応というものは声色だけでなく、表情や仕草にも如実に現れる。
話し手やファシリテーターはそういった反応を肌で感じ取って会議を進行するのがより会議を効果的・効率的に進めるコツだと思う。

という側面から最大のメリットは相手の反応を見つつ、会議の軌道修正が行えることが最大のメリットだと考えている。
具体的に言えば、空気が悪くなれば改善するための対応(休憩の挿入や話題の展開)ができるし、反応が悪ければ理由を探りつつ適切な対応(説明の追加やヒアリング)を挟むことができる。
なんなら反応がよく、理解や認識が十分であると判断できれば会議を前倒しで進めていくことも可能である。

あとは心理的安全性の側面もあると思っている。
反応の薄い相手に話すのは話し手にとっての負担となる。ポジティブ/ネガティブに関わらず、反応があるということが話し手にとってのメリットだと思っている。
あとは相手の顔を知っておくことで言語メインのコミュニケーション(メール、チャット、電話)の障壁が下がるとも考えている。(顔も知らない相手には最初の連絡がしづらい)

他の理由に即時性というものもあるけど、それはここでは関係しないと思うので議論には挙げないでおこうと思う。

デメリット

上述のとおり、カメラONのメリットは主に主催側にあると思っている。
ゆえに主催側でカメラをONにするデメリットはあまりないと考えている。
(ちなみに私はあがり症で、発表中はすごく汗を書いたりするので、話し手のときはカメラOFFにしたい気持ちは少しある。ただ、話すときの表情でも伝わるものがあるのでそこまでのデメリットとは思っていない。)

ということで、デメリットは主に聞き手側にあると考えている。
単に面倒とか、集中してないのがバレるとか、片手間に別のことをやりたい、顔出しできる準備が整っていないとかだろう。
「お仕事でやっている」ということを考えるとあまり理由にならないだろうとは思うし、お仕事以外の打ち合わせなら気にする話でもないと思う。
ここは対面の打ち合わせをしているのと同じと考えるのがいいのではないだろうか。

自分の場合

自分の場合、主催する会議では下記のような基準でカメラONの強制、任意を指定している。

  • 強制する場

    • 議論を行う場(相談会)

    • 意見・感想を求める場(発表会、(フィードバックを要する)報告会)

    • 即時性を必要とする場(障害対応関連、認識合わせ)

    • 対顧客の場

  • 任意とする場

    • 報告会(フィードバックの要素が低いもの=即時性のみが必要な場)

まあ強制と言いつつ、どうしてもやりたくない人やできない人はONにしてなくても無理強いはしていません。
主催側としては参加者にメリットがあるゆえにお願いしていることであって、ただこちらの理想を実現したいだけではないので。
ただメリットとして、非言語情報を参加者が提供してくれることで、より質の高い会議の成果を出しますよというのと、参加者の反応に合わせた有意義な場にしますよという自信はあるわけで。

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