第1回『文法勉強しなきゃだめですか?』に対する僕なりの答え。
文法に苦手意識がある人は多いと思います。
私も、誰にも負けないくらい文法が嫌いでしたし、「必要のないもの」だと自分に言い聞かせてきました。私と同じように、文法は必要ない、と思われている方も多いのではないでしょうか。
私は英語学習に多くの時間を費やしてきましたが、今になって「文法をしっかり学んでから英語学習をやればよかった」と強く思っています。
私は、ときどき生徒さんに「英語はジグソーパズルに近い」と伝えています。
完成されたパズル=英語でいうと「ペラペラしゃべっている姿」を見て憧れ、完成形を夢見て1から作りはじめます。
ジグソーパズルでいうピースは、英語でいう英単語です。
つまり、英単語がわからないと英語は絶対にできるようにはなりません。
では、文法はジグソーパズルで言えば何に当たるでしょうか?
文法はピースの”形”にあたります。
パズルをつくる際に、何をヒントに組み立てますか?
パズルの色もそうですが、まずは2辺が真っ直ぐになっている角から探し、
”形”を便りに組み合わせていくと思います。
英語も同じです。
文法を学ばなくても、たしかに英単語をひたすら並べて文章をつくることはできますが、効率的でしょうか?
文法という”形のヒント”があれば、【主語+動詞+名詞】……と簡単にピース(単語)を当てはめていくことが可能です。
効率的に短時間で英語を習得したいのであれば、文法を学ぶことは必須であると断言します!
チャプタ区切る
ただこれからあなたかが大学受験等の高度な試験を受けるのでない限り、高度な文法や、難しい文法用語を覚える必要はありません。
僕たちのスパルタ英会話では難しい英文法を一から教えたりはしません。
話すために必要な英文法を意識して知っている→使えるを意識していただきます。とある研究ではネイティブが使っている英文を解析した結果、8~9割が中学文法だったそうです。
僕たちが意識していただきたいことは、ほとんどの人が知っている簡単な中学レベルの文法知識を、使えるレベルにまで精度をあげていくということです。
知っている状態から、使える状態にすることを意識すると、会話力はかなりUPします!
英会話ができるようになりたいなら、
【 「知っている」 から 「使える」へ 】
これを合言葉にがんばりましょう!
「知っている」でもなんとかなるのは、テストだけです。会話になると、「知っている」だけでは置いていかれてしまいます。
結構シンプルですが、これはかなりの威力がありますよ。
僕たちはこれを文法の自動化と呼んでいて「瞬間英作文」を通して、簡単な文法を使いこなすトレーニングをしてもらいます。
これがやってみるとかなり難しいんですよ。
この辺は結構大変なんで、定期的に瞬間英作文テストやタイムアタックなどをしてもらって適度にプレッシャーを与えて行っています。
まずは本に載っている英文を自動化させ、それができたら単語を入れ替えたりと自動化されている文章を展開していきます。
本に載っている英文が自動化できたらやって欲しいのが、
まず
ステップ1:疑問文にしてみる、否定文にしてみる。
ステップ2:主語、目的語を変えてみる。
ステップ3:自分が言いそうなオリジナルのセンテンスにしてみる。
このステップをしないと瞬間英作文が目的化してしまします。
ここまでやることで、言いたいことがシンプルに口から出てくることを体験してもらえるはずです。
英会話をマスターしたければ、文法は知っているだけでは意味がありません。使える文法力を身につけていきましょう。