卒乳した話
今回は卒乳した時のことをまとめてみます。
卒乳の経緯
最後に授乳したのは今からちょうど2ヶ月前。1歳検診のあたりで、そろそろ卒乳したらと小児科の先生や産婦人科の先生に言われたことがきっかけでした。離乳食も順調に進んできていたため、12月のカナダ遠征は娘を日本に置いていけるんじゃないかということで、そこを目標に進めていきました。
娘は、完全母乳寄りの混合でした。ミルクも飲んでくれないわけではありませんが、寝る時は必ず母乳でした。なかなか卒業の兆しがなかったので、こちらで卒業を促す形になりました。
我が家の卒乳の流れ
夜間断乳
元々1歳前までは1日5~6回程度授乳していました。1歳を目前にしたタイミングで、まず最初に夜間授乳をやめました。娘は、夜中に母である私と一緒に寝ていると、絶対に母乳をもらえると思っているためか、1度起きてしまったら母乳がもらえるまで諦めてくれませんでした。夜中に2回程起きて、授乳していました。
そこで、「修行」と称して、祖父母である私の両親としばらく一緒に寝てもらいました。最初は泣いていましたが、横にいるのがくれない人だとわかると案外諦めて寝てくれたようです。
両親の協力がなかったら、この作戦はできなかったのでもっと大変だったと思います。
夜間断乳をしたので、1日3回程度まで減りました。
6回▶3回(10日)
日中の授乳
1日3回の授乳も、徐々に減らしていきました。夜間断乳したての頃は母乳分泌が過多になるので胸がパンパンに張りました。なので夜間断乳しても張りが少なくなってきた10日後から、5日ほどかけて3回を2回にする日を徐々に増やしていきました。
ちょうど10月のカナダ合宿のあたりでは、1日2回の頃で、2回ペースを12日程続けて、帰国してから1日夜1回にしました。1日1回にした時はさすがに娘も足りなかったようだったので、朝にミルクを1回200ml足していました。
1日1回の母乳を14日間続けて、最後に完全にミルクに移行しました。そこから1ヶ月強は1日朝夜2回ミルクを飲んでいて、1歳3ヶ月の現在は、夜1回のミルクです。
3回(10日)▶移行期間(5日)▶2回(12日)▶1回(14日)▶完全ミルク2回(45日)▶ミルク1回(現在)
授乳トラブル
元々分泌過多気味で、半年くらいまでは結構授乳トラブルが多い方でした。今回はかなり時間をかけて減らしていったので、張りはしましたが、幸いなことに詰まったり熱が出たりすることはありませんでした。
およそ40日かかりましたが、今では喜んでミルクを飲んでくれて助かっています。長期戦でした。
卒乳に伴う影響
メリット
・授乳の時間を気にせず離れられるようになった
・授乳トラブルがなくなった
やはりこの2つは大きいです。外泊ができるかどうかは、競技活動にも大きく影響します。
デメリット
・ミルク代が増えた
・風邪を引くことが増えた
・寝かしつけに少し時間がかかるようになった
意外や意外、辞めるまでよくわかっていませんでしたが、辞めたら辞めたらで地味に影響がありました。
授乳してきた感想
授乳を続けながらの競技活動は、今思い返すと結構大変だったなと感じます。1番は時間の拘束があることで、リズムが乱れるととたんに張ったり詰まったりするためです。
特に4人制は1試合が3時間半~4時間拘束されるので、時間の管理が難しかったです。
大会参加時など、本当は、
授乳▶ウォームアップ▶試合前練習
という流れて試合に入りたかったですが、それだと試合終了まで4~5時間空いてしまうので、
ウォームアップ▶授乳▶試合前練習
と、試合前練習の直前に授乳(もしくは搾乳)をしていました。
もし次に出産する機会があって、その時に4人制で競技をしていたら、最初から完全ミルクにすることも考えると思います。
産院や小児科ではものすごく母乳育児を勧められます。そんな環境の中で、母乳が出るのに自分の競技の都合でミルクにするのは娘に対して罪悪感があり、なかなかミルクに切り替えることができませんでした。今考えると、自分も完全ミルクで育ってここまで特に不都合なく生きてこれているので、そこまで気にしなくてもよかったのかなとも思います。
ちなみに卒業の少し前から、娘はそんなに母乳欲しがっていませんでした。どちらかというとたぶん、私の方が卒業寂しかったです。最後の日は、寂しいような、背が伸びてあぐらの上に収まらなくなった娘の成長が嬉しいような、この日まで頑張った自分を褒めたいような、いろんな感情が混ざっていました。
娘ももう忘れてしまったのか、それともいらなくなったのか、全然母乳は欲しがりません。今は米と豆と芋を愛しています。野菜も食べてくれ。
それぞれの家庭の方針や事情もあると思いますし、その子の個性もあると思うので、同じことを同じようにできるとは限りませんが、誰かの参考になったらと思い、書いてみました。
我が家はいろんな人の協力が得られてできたこともあるので、私1人ではスムーズに移行できたかわかりません。実際、1歳前まで授乳を辞めることが想像つかないくらい娘は欲しがって飲んでいました。
授乳が終わったら離乳食好き嫌い問題と、成長する事に悩みは尽きません。自我が出てきて、はっきり「イナナイ(いらない)」と意思表示してきます。好きなものは開けてと持ってきますし、たまごボーロはめっちゃ食べます。野菜も食べてくれ。
それでも自我が出てくるのも成長の過程だと思うので、困るような嬉しいような。
これからも元気に育ってくれることを願っています。