産後3ヶ月～4ヶ月

2023年2月15日 07:53

やっと現実に追いつきました。だんだん記憶も新しくなってきて、ひと安心です。

この期間に4人制の日本選手権がありました。妊娠中は、まさか産後3か月でしかもスイープをするポジションでこの大会に出るとは思っていませんでした。

私の場合

体調

相変わらずよく寝る娘。よく寝るうえに、寝かしつけもほとんど要らず、夜になったらベビーベッドに移動すると、そのまま１人で寝てしまいます。睡眠の面では本当に楽させてもらっています。

すくすくと成長して6㎏を超えた娘のお世話で、背中が張ります。ストレッチも追いつかないペースで疲労が溜まるので、ケアがかなり大変です。背中に板が入っているような感覚で、スイープやトレーニングとは違った疲れ方をします。世の中のお母さん方、どうやってこれを乗り越えているのか聞いてみたいです。

体重の経過

体重は、さすがにスイープしていたので少しだけ減りました。－9㎏で、妊娠前の約＋1㎏でまた横ばいになりました。
下肢の筋肉量がまだ戻っていないので、今シーズンが終わったらそこらへんにも取り組みたいです。

運動のこと

引き続き2週に1度のペースでJISSに通っています。産後3ヶ月に入ってすぐのタイミングで、産後3ヶ月評価がありました。1ヶ月の時と同じ機能評価などの他に、現状を知る意味での筋力測定がありました。スクワット・ベンチプレス・ベンチプルの3種目で、ウェイトのシャフトを握って金属くさくなった手を嗅いで、なんだか懐かしいような、ホッとしたような不思議な気持ちになりました。

3ヶ月の終わり頃には、それまで継続していた身体の可動域の拡大と体幹の動きの改善の他に、基礎筋力向上のためのマシンでのウェイトトレーニングも始まりました。

カーリングのこと

日本選手権

産後3ヶ月半で日本選手権に「東京都協会」として出場しました。関東選手権と同じチームです。
日本選手権では5試合を、全てセカンドバイスで出場しました。実は日本選手権でバイスをするのもスイープをするのも初めてでした。

結果は3勝5敗の7位。結果云々というよりは、働きながらや育児をしながら、いかに今自分たちのあるもので良いパフォーマンスをするか、そしてカーリングというスポーツを楽しむかに全力を注いでいる彼女たちと一緒にプレーできて、何より一緒に楽しめたことが1番の収穫です。進学や就職、出産などでライフステージが変わっても、カーリングを選んで続けてきた彼女たちは、日本で1番の大舞台でプレーできることを心から楽しんでいるように見えました。

こちらも出場するにあたって、体力面やスケジュール面でとても悩みましたが、結果的には怪我もなく無事に大会を終えることができましたし、何より投げる感覚もかなりつかめてきたので、出場して良かったと思っています。「案ずるより産むが易し」ですね。

こうやって声をかけてもらってプレーできることもありがたいですし、何より日本選手権という舞台に戻ってこれたことがとても嬉しかったです。

パフォーマンスについて

バイススキップだったので、1エンドに4投スイープします。実際に掃くのはもう少し少ないですが、後半は重いアイスになるためパットが離せず、スイープする機会は多いアイスでした。
ですが筋肉痛で手が動かないような事態になることもなく、怪我もなく、なんとか5試合乗り切れました。

投球の方は少し荒い時もありましたが、意外と投げる感覚は悪くなかったです。日本選手権のアイスでまた投げることができて良かったです。やはり練習のアイスとはコンディションが全然違います。

おわりに

非常に忙しい月にはなりましたが、素敵な機会ももらえたおかげで、いろんな方にプレーを見てもらうことができました。
赤ちゃん連れで大会に参加して、お騒がせする場面もあったかとは思いますが、出場チームのいろんな方に娘のかわいがってもらって、楽しそうにしていました。皆さまありがとうございました！
将来、3ヶ月の赤ちゃんを連れて大会に来る人がいるかはわかりませんが、どうにかなる、なんとかなる(ただしチームメイトをはじめ、いろんな方の協力があったからこそ実現できた)、というのがわかりました。参考になれば幸いです。