秋のカナダ遠征
遅くなりましたが、カナダ遠征の振り返りを。
今季、チームとしては初めてのミックスダブルスのツアーに参戦しました。そもそも、公式戦や強化合宿以外の活動をこれまでしてきていませんでしたので、こういう風に何大会も続けて出ること自体が初めてでした。
23日間の合宿で、3大会出場しました。毎週末大会に参加したような形です。
目的は主に、
・ミックスダブルスで国際経験を積むこと
・試合数をこなすことで、作戦やショットの幅を広げること
・来季以降の強化指定やオリンピック代表選考に関わる世界ランキングのポイントを獲得すること
以上の3点です。
具体的には、全大会決勝トーナメント進出を目標にしていました。
Curling Stadium Martensville Mixed Doubles
予選結果
Lamontagne/Lamontagne
6-3 WIN
初戦は堅く入りました。まだ調子が上がりきってこなかったため、無理をしないでゲームを進めました。
Springer/Springer
9-8 WIN
確か4点取られた試合。なかなか苦しかったですが、粘っていたらエキストラで勝てました。
Han/Zou
2-10 LOSE
何をやっても相手の方が上手だった試合でした。こういう時もある。
Cotter/Cotter
8-2 WIN
今大会1番楽しみにしていた試合でした。富士急に在籍していた時にコーチだった、ジムとの試合。
予選では1番良いパフォーマンスで試合を進められました。
予選は3勝1敗、DSCの結果、全体の3位で予選を通過しました。
決勝トーナメント
予選の上位8チームが上がり、トーナメントで優勝を決めます。
準々決勝
Kazyk/Laycock
8-4 WIN
サスカチュワンの有名人、Steve Laycockとの試合でした。女性はいつも組んでいる選手ではなく、スペアの選手でした。
この試合には調子も上がってきて、やりたいことをできていたと思います。
準決勝
Dong/Ma
9-8 WIN
今大会2回目の中国チーム。さすがに相手も上手かったですが、何とか投げ勝ったかなという試合。
決勝
Thevenot/Kalthoff
6-4 WIN
なかなか序盤で流れを掴めず、接戦でした。相手はサスカチュワンを中心に活動しているチームで、試合慣れしているなという印象。
なんとか競り勝って、優勝で終了。
大会全体としては、6勝1敗でした。合宿の滑り出しは上々です。
大会の感想
大会序盤は自分たちの調子が上がりきらず、苦労する場面が多かったですが、後半に向けて調子を上げていけたのは良かった点です。何より、優勝できたのは嬉しかったです。
個人的には、2,3,4投目を投げる女子選手がいるか気になっていましたが、全然いませんでした。
そして男子選手に投げ勝てるかなという懸念もありましたが、あまり困る機会は少なかったです。
やはり男子のトップ選手と比べると、トップウエイトの速さは劣ります。劣りますが、ダブルスで使うウエイトは問題なく投げれたことと、トップウエイトがいつも必要なわけではなく、やはりダブルスはドロー系のショットが多いので、正確なウエイトとターゲットに持っていくスイープ、コール、ウエイトジャッジの方が重要度が高いため、結果としてはよく機能していました。
そしてとにかくチームメイトの青木選手のスイープが良いので、何回もいい所に持っていってもらいました。
子連れ遠征
ご存知の方もいるかと思いますが、今回の合宿はいろんな方に多大なご協力をいただいて、娘も一緒に行きました。
主な理由としては、完全母乳で育てていて、離乳が完了しなかったこと。また日本に娘を置いていって生活できる環境を整えるのが間に合わなかったためです。0歳児は預ける枠が少ないです。
活発で、あまり人見知りをしない性格のため、リンクを我が物顔で歩いて、いろんな人に遊んでもらっていました。
やはり子供を育てる上で、預ける環境が1番難しいです。連れていけば自分でできることもありますが、日本に置いていくとなると、朝から晩まで誰かに預かってもらう必要があります。
夫もサラリーマンなので、遠征期間中に全て休んで対応するのは現実的ではありません。
4月から認定こども園ないしは保育園に預ける予定で現在は動いていますが、こればっかりは確定しないのでわかりません。4月までは流動的な生活が続きそうです。
カナダに来てもらって母に感謝です。青木コーチやトレーナーさん、豪君にもたくさん遊んでもらい、また母が留守の間、家をなんとか守ってた父、弟たち、犬たちも大変だったと思います。
本当にいろんな協力があって成り立った遠征でした。
1大会だけの振り返りでなかなか長くなってしまったので、複数に分けることになりそうです。
その②はそのうち…
いつもながら長いですが読んでいただきありがとうございました。