80代の父と未来を語る
自分とは違う目線を持つ人の話を聞くことは、いろんな意味で学びになります。
【世代の違い】は、視野の違いが分かりやすいところでもありますが、
先日の「WaRa塾」で、船越さんが中野裕弓さんの「３つの箱」のお話をされたとき
「この話を自分と違う世代の人と話してみてください」
という“宿題”が出ました。
「３つの箱」についてはこちら
船越さんの宿題に関しては、
わたしは、80過ぎのうちの父がどこまで理解を示すか!? 聞いてみたいと思ったのですが、
期せずしてそんなタイミングが回ってきました。
先日、両親が三河湾の離島・佐久島旅行に出かけ、港から帰るバスの連絡が悪いので、
「港まで車で迎えに来て」というLINEが。
わたしの住んでいるところから一色港まで40分ほど。
ちょうど岡崎の実家の方へ買い物に行く予定をしていたので、一色港で両親を拾い、そのまま実家まで乗せていきました。
吉良・一色方面へのドライブは、リフレッシュにピッタリ。
お迎えの“お駄賃😆”として、さかな広場でお寿司を奢ってもらいました。
食事をしながら、話はコロナのマスクから始まり、
日本人はなんでこんなに主体性が無いんだ……とか、
今の教育制度の話などに移り、
どうしたら日本人がもっと主体性を持って、自分で考えることができるようになり、自立できるようになるか、
という話になっていきました。
わたしが大学進学で家を出るまで、うちの家族は晩ご飯の席などで社会問題、国際問題、歴史の話などについて論ずる、ということが多かったんですよね。
そんな話を親子でするって、かなり珍しいのでは😆
おかげで私も、物事に対して自分の意見を持ち、自分の考えを言うことができるようになれたんでしょうね。
車で家まで送る道中でも、久しぶりにそんな「未来を考える」話が続いたので、
「3つの箱」の内容を思い出しながら父にこんな質問をしてみました。
「日本人がもっと自分で考えられるようになるには、どうしたらいいと思う？」
「もっとみんなが生きやすい世の中になるには、どうしたらいいと思う？」
父の意見は
「もっとカリスマ性のある人、リーダーがひっぱっていかないとダメだろう」
というものでした。
これは多くの人が考えることですよね。
でも、未来の社会は変わっていきます。
「1人ひとりが自立すると、リーダーが必要ない世の中になるよ」
と言ったら、それは絶対にあり得ん、無理！と反論してきました😅
本当に生きやすい世の中には、カリスマもリーダーも要らないんだけど……と思いつつ、
ふと思いついて
「じゃあ、『カリスマ性』のある人って、どういう人？」と聞いてみました。
父が考える「カリスマ」の定義は
【伝えることができる人】
だそうです。
今の世の中は名もない人でも、思いがあって、声を上げ、多くの人に伝えようと行動すれば、自分が考える以上に共感を得、周りに影響を与えたりできます。
とすると、カリスマ性って、誰でも持っているものなのかもしれませんね。
「まなゆい」は、リーダーを決めず、横のつながりでお互いを活かしあうような
まさに「３つめの箱」の社会を目指しています。
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