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#4 気づき:2020年活動の御礼

2020年活動の御礼を保護者に向けて

2020年筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール活動へ参加いただきありがとうございました。

また育成年代の指導をする機会をいただきありがとうございます。

学ぶことが多い時間でした。

わたし自身も保護者の一人として、スポーツを通じて、 こんなに人生を豊かにし、 楽しませてくれる子どもたちに感謝しなくてはいけないなと感じました。

2020年は、2月末緊急事態宣言に伴う休校。
ラグビースクールも5年生以上が6月から4年生以下が9月からの活動再開でした。
他ラグビースクールが早期再開する中、筑紫丘ジュニア関係者の皆さまの判断に基づき、このスケジュールとなりました。

ベクトルを子ども達の安全に向け、焦らず、しっかり体制を整備された上で再開いただき、安心してスポーツを楽しめました。
ご協力頂いた保護者の皆様にも感謝しております。



9月のスクール再開
海の中道の芝生でバッタを捕まえながら練習していた3年生の仲間たち。


個人的に嬉しかったことが二つあります。

一つは、ミニラグビーの試合。
試合中、身体が痛いと言っている仲間に対して『無理しないで休んで良いよ。でもあと少しだから一緒に頑張ろう』と声をかけた選手がいたこと。

もう一つは、年内最後の練習でのタッチラグビーです。
グラウンドの中は子ども達だけ。
レフリーもなし。
自分達で、ルールや時間を決め、実施し3チーム仲良くノートライで終わりましたが、双方で言い争いになった場面。
黙って様子を見てると誰かが最終的にじゃんけんをして、どちらのボールで再開するかを決めていたこと。

チームワークとフェアな態度。
自分たちで考え、決断する。

スポーツの種目にもよりますが、技術や試合の結果など目に見えるような評価は、高校からで十分だと考えています。

『考える』ことの延長線上に、ラグビーやスポーツで重要な「プレーを選択する」「判断する」という思考が存在します。
 
来年も、私たちコーチや大人が全てを決めたりせずに、プレーを自由に選ばせる場面を作れるような環境にしたいと考えています。

今後もゲームでコーチから細かな指示は出しません。
結果として交歓会など、試合で勝てないこともあると思います。
しかしながら私たちコーチや大人の指示が正しいと限らないと考えます。

だから結果オーライでいいんです。
結果が失敗に終わってもいいんです。

子どもが自分で選択して失敗する。
自分で選びとって成功する。

そこから彼らが自分で学びとることが一番大切だと考えています。

基本的に私たち育成時代のコーチは選手たちの完成形を見ることはできません。
未完成のままの選手たちを次のステージのコーチにパスすることになります。

だから、私たち育成時代のコーチは、次のステージへ進む選手たちに優しさを詰めるにはどうすればいいか想像力を働かせる必要があると考えています。

ラグビーに限るならば
・スポーツが好き
・仲間が好き
・創意工夫が好き
・挑戦が好き

こんな心を持った選手になってくれたら嬉しいです。

来年もよろしくお願い申し上げます。

引き続きSmileをゴールに楽しんでくれたらと思います。

ジュニア時代の感動は一瞬、仲間を思いやる気持ちは一生。



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