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醜い言い訳

会社にいると色んな人がいる。その中でも言い訳ばかりしている人もいて、これはかなり醜い。

なぜ言い訳をするのか

大半はやるべきことをやらないで、それを咎められることから逃げたいから言い訳をする。そもそもやってないことに対する反省が無いので、なんとか言い逃れようとするのでアレコレと言い訳を始める。

これを「醜い」もしくは「かっこわるい」と思わないのが不思議だ。どんなに誤魔化しても、言い逃れしようとしても真実は一つだ。いずれバレる。であれば正直に、そしてなるべく早めに自分の失態をさらけ出して助けを求めるべきだ。

「恥」の文化の衰退

日本独特のメンタリティでもある「恥」、「恥ずかしい」という感情。かつて「武士は食わねど高楊枝」とか「清貧」とか、それらを表す言葉は多くあったが今ではすっかり廃れてしまった。言葉と共に考えも廃れてしまったように思う。

この言い訳の例で言えば、言い訳している自分を俯瞰してみっともないなぁとか、恥ずかしいなぁとかそういう感情が出てこないのだと思う。

矜持

矜持(きょうじ)という言葉を調べるとこう書いてある。

自信、自負、自尊といった「誇り」あるいは「プライド(pride)」の感情を意味する語。「矜」の字は「ほこ-り(矜り)」と読まれる場合もある。即ち「誇り」の意味である。

矜持の語は、おおむね、その道を歩んできた者としての確固たる信念に立脚し、相手によって恥じたり引け目を感じたりするような相対的なものではなく、自己の尊厳に密接に関わる、というニュアンスを込めて用いられる。

この言葉自体がレアになりつつあるが、仕事や自分のタスクに対する正しいプライドを持っていればこそ、誤魔化したり、言い訳したりすることは無いはずだ。自分自身に対して誠実に、正しい振る舞いが出来ていれば、自然と矜持が生まれてきてみっともない姿をさらすことはないだろう。

正しいプライド

正しいプライドを持っている人は皆一様に謙虚だ。自分の立っている場所をよく理解していて、周囲への感謝を忘れないからだと思う。一方で歪んだプライドを持つと非常に厄介だ。何せ他人に質問が出来ない。これは本当に致命的で、パフォーマンスも上がらないし、問題が顕在化するまで時間が掛かり、大火事になることも多い。だから正しいプライド≒謙虚さを常にチェックする必要はあって、そういう意味での振り返り、内省は本当に大事だ。

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