豊かさ、幸福度

ある程度の年齢になって、サラリーマンとしてまあまあ給料も貰えるようになってふと考えるのは自分の幸せについて。

私は結婚が遅かったこともあり子供をもうけなかった、だから子供に愛情を注ぐことがない。これから目標としては妻となるべく息災に長生き出来ればいいなあという感じかな。

私は23歳の時にスキー事故(猛スピードで木に激突、脳挫傷)の後遺症で、左眼の視力と左耳の聴力を喪った。これは決して取り戻せない障害なのだが、いくら金を積んでもこれは取り戻せない。
この経験が私の「諦め」や「聞き分けの良い、強引な納得」するスキルのきっかけとなり、今も続いている。つまりどうしようもないことは諦めることが出来るようになったということだ。
元々経済的に恵まれない家庭に育った人は金が原因で諦めることがあるだろう、身分制度が存在する社会に生まれた人は自分の出自で何かを諦めることもあるだろう。私はこの大怪我を原因として生き方、考え方が変わった、変わらざるを得なくなった。

私は今年、2021年の誕生日でちょうど50歳になる。最近よく考えるのは今までの人生の振り返りと、今ある環境の豊かさについてだ。色々あった人生だが、今は幸せだと感じることが多い。今までに出会ってきた人々、家族、親戚、多くの人に大事にして貰えたしそれが私を支えている。

本当の豊かさ、幸せは他愛もない日々の生活の中に、いや、その日々の生活そのものが幸せなのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!