昔と今

昭和の時代、サラリーマンで鞄を持たずに通勤する人が多かったように思う。そのかわりに新聞、雑誌(マンガ含む)を持ってて電車内でそれを読んでいた。
一方令和の今。サラリーマンは大体鞄を持っていて、リュックの人も居る。新聞や雑誌を手にする人は少なく、そのほとんどがスマートフォンを弄っている。

単に時代が違うと言えばそれまでだが、このたった何十年かの間に急激な変化が起こったとも言える。単位時間あたりの情報量が格段に増えたのだ。
例えばソニーがウォークマンを出すまでは通勤で音楽やポッドキャストを聴くことは無かった。(ラジオを聴く人はいたが)
また文字情報だけでなく動的なコンテンツ、つまり動画もその情報量は多い。

このライフスタイルの変遷によってヒトはその脳の使い方を大きく変えざるを得なくなってしまったわけだ。そして明らかに昔よりもより高い処理能力が必要とされるようになったのだ。

ただし長いヒトの歴史にあってこの急激な変化には追いつけないということも言えるだろう。つまり昔あった能力を捨てていくということだ。
昔では考えもつかなかったような犯罪やモラルの低下、主に情緒や道徳といった側面で残念な方向に進んでいるのはこの影響もあるのではと邪推してしまう。

特にインターネットの出現により、明らかにヒトの生活が変わってきた。幸か不幸かそのちょうど過渡期に私は居るわけだが、非常に貴重な経験とも言える。

答えがない、ただただ考えるだけのことではあるが、折に触れてこのことに思いを寄せて思ったことをアウトプットしていこうと思う。

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