ラーメンの食べ方(好みは十人十色)

ラーメンの好みは人それぞれ。私はどちらかと言えばスープが透き通っているよりも、少し濁っているようなスープのほうが好きだ。最近ではいわゆる「家系」ラーメンがお気に入りで、時々豚骨ラーメンも食す。

このラーメンの食べ方は色々だ。特に九州の博多とんこつラーメンはテーブル上にある様々な薬味類を色々と使って自分流に仕上げられること、また「替え玉」システムによっても食べ方が千差万別だ。

一般的に着丼すると麺から私は食べる。人によってはまずスープをひとくち啜ってから、という人もいるが、私はすぐに麺から行く。

食べる前にいきなりコショーやテーブル上にある薬味(とんこつなら辛味高菜や紅ショウガ、コショー、揚げ玉ねぎチップ、生ニンニクすりおろし、みじん切りにした玉ねぎなどなど)を入れていく人もいる。否定はしないが、もしこれらが必要だったとしてもいくらか食べ進めていくうちに少しずつこれらを投入していくのが私の流儀だ。

食べ進めていくとよくあるのが、タマゴの問題だ。半熟タマゴ、味玉らが丸ごと1個、1/2にカットされたもの、様々な提供形態がある。丸ごと1個味玉がついた場合、これをどうするか。ある人はまず半分かじりついて、残りの1/2はまずスープに沈めてまた別の機会にそれを食べるということをしていた。だが、私はこれをやらない。

だって半熟も固ゆでも、タマゴの黄身がスープに溶け出しちゃうじゃん。

もう一つ、ラーメンを食べるときにほぼ毎回私がやることがある。それは酢の投入だ。

結構な確率でラーメン店の机上には酢が置いてある。これはサイドメニューに餃子がある場合は特にその確率は高い。ラーメンを食べ進めると、特に私の好きな家系ラーメンの場合にはややくどい状況に辟易する。そこで酢の投入だ。スープの質にもよるが、レンゲ一杯分も入れる時もある。

これによってスープがややまろやかになり、体に悪い物を食べていることの罪滅ぼし、自分への言い訳にもなり、かつ味変でもあるので私はこれをやっている。(実際には健康にはほぼ関係ないだろう)

食べ進めていくと最後に大きな問題にぶち当たる。スープは全部飲むか否か問題だ。

過去の私は全部飲んでいた、完飲だ。ラーメンにおけるスープは作り手の情熱が注がれた、非常に重要なコンポーネントだ。麺も具材もこだわりがあるだろう、しかし一番重要なのはスープではないか。だから作り手に対する礼儀、リスペクトの意を込めてスープは全部飲んでいた。

だがしかし。健康診断の結果がこれを止めざるを得ないことを教えてくれた。今は適量残している。

とまあ、ラーメンの食べ方は十人十色で、独りでラーメン店に入ってもその人間観察でかなりエンジョイできる。どうですか?ラーメン食べたくなってきたでしょ?


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