Animelo Summer Live 2022 -Sparkle- 3日目ライブ感想 #anisama
2022年8月28日に開催された「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-」3日目に参加しました。長らくかかってしまったアニサマ感想も3日目。どうぞよろしくお願いします。
毎度お馴染みの参加者Tシャツウォッチ。この日はアニサマ初参加のナナシスTシャツを着ている人が多い印象を受けました。また、個人的に目標にしていたmilktubのソフ倫Tシャツを着た人も見かけたので満足です。確か黒だったのでこの人かはわからないけれど…。
席はアリーナのD-1ブロックでした。トロッコの通り道がかなり近く、もはや見上げる形になりそう。
01.太陽曰く燃えよカオス / Nyai☆Ris(鈴木愛奈×i☆Ris)
開幕コラボは鈴木愛奈とi☆Risで「太陽曰く燃えよカオス」…ってなっっつかしいな…。2012年リリースなのでもう10年前の曲かぁ…。曲自体は久々に聴いていたとしても、コールやダンスを体がしっかり覚えていたのを感じました。
02.とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか / ARCANA PROJECT
03.たゆたえ、七色 / ARCANA PROJECT
DEARSTAGEとランティスが共同でプロデュースを手掛けてるとのことで、ちょっと気になっていたユニット。いやはや、歌がうめぇ…。巨大なスクリーンに映る「白い砂のアクアトープ」の映像をバックに堂々とパフォーマンスをする姿を見て、初めて見たユニットなのに親心のようなものを感じてしまいました。
04.AMATERRAS / KARAKURI
05.メロディーフラッグ ~ LOVE AND DEVIL / 4U
06.FUNBARE☆RUNNER / 777☆SISTERS
07.Departures -あしたの歌- / Tokyo 7th シスターズ
メインスクリーンの時間が未来へと移り変わってゆき、ここからはナナシスの時間。KARAKURIの「AMATERRAS」では、メインスクリーンに映る秋奈さんの姿を鏡写にすることで、双子ユニットということを器用に表現していて面白い演出だと思いました。秋奈さんの歌声、すっっっっっごい好きなんですよね…。電音部も聞いてくれんか?
続いて4Uはメドレーで2曲を披露。こういうフェスでも曲をいっぱい聴けるのは嬉しいですね。4Uはフェスでの爆発力というか、会場を巻き込む力が一番すごかったユニットだったと思います。他の曲も聞いてみたくなりました。
777☆SISTERSも爽やかに「FUNBARE☆RUNNER」を歌い上げ、それぞれのユニットの色を見せながらもナナシスとして一体感のあるステージになっていたなぁと感じました。むかーしにゲームを少しだけやっていたので、なんだかとても大きなコンテンツになっていたんだなぁという気持ち…。
08.Reverse-Rebirth / 鈴木愛奈
09.Endless Pain / 鈴木愛奈
10.あれこれドラスティック / halca&鈴木愛奈
時間の巻き戻る演出が「Reverse-Rebirth」というタイトルと(偶然かもしれませんが、狙ってかもしれませんが)シンクロしていて少しにやっとしました。そして、昨年と変わらず大舞台をものともしない安定感。まぁ、ここより大きな舞台にも出演されたりしてますし…。そしてhalca&鈴木愛奈の「あれこれドラスティック」は目まぐるしく変わるメロディと2人のフルパワーなボーカルのまさにぶつかり合い。こんなにはちゃめちゃな曲でも楽しそうに歌う姿が印象的でした。邪神ちゃんの公式はなんというか、自由ですよね…。
11.センチメンタルクライシス / halca
12.告白バンジージャンプ / halca
そのままバトンをつなぐ形でhalcaちゃん。最新曲を外していたのは意外でしたが、名刺代わりの2曲でSSA中にキュートな声を響かせていました。MCの中の「アニサマは2回目の出演ですが、こんなに多くの人の前で歌うのは初めて」というのが印象に残っています。去年は5000人制限の中だったのもあり、演者側から見えている景色も去年とはまた違うものになっているのかもしれないなぁと思いました。
13.明日の空へ -Album ver.- / saji
14.星のオーケストラ / saji
本当はKING SUPER LIVE 2022で見られるはずだったsajiのステージ。キンスパもそのうち開催してくれよな…。予習でいくつか曲を聴いていて「これは絶対好きなやつじゃん」と思っていたのでかなり楽しみにしていました。自分も含め初めてステージを目にする人が多かったと思うのですが、「明日の空へ -Album ver.-」の歌声と演奏で一気に会場全体を自分たちの音楽の世界へ引き込んでいました。そして、「星のオーケストラ」の前で待ってました!と言わんばかりに会場中から大きな拍手が巻き起こり、この曲を楽しみにしていた人の多さを感じました。いい曲なので聴いてね!!!!かげきしょうじょも見るか…?
15.Wherever / 鈴木みのり
16.BROKEN IDENTITY / 鈴木みのり
17.エフェメラをあつめて / 鈴木みのり×やなぎなぎ
「Wherever」、好きだ…。ジャジーでしっとりしたのも似合う…。衣装も黒と金を基調としたドレスでゴージャスな佇まい。ラストの「エフェメラをあつめて」では作詞を担当したやなぎなぎさんとのコラボ。パンフレットでは「なぎさんの声になりたい」と言うくらい愛を語っていたので、感無量のコラボだったんだろうなぁと。やなぎなぎさんの生声のパワーがすんごかった…。このあとソロでの出演があるんですが…。
18.Summer Dude / i☆Ris
19.ドリームパレード / i☆Ris
20.チキチキバンバン / i☆Ris feat. PROPS
21.Queens Bluff / i☆Ris
会場後ろからi☆Risのメンバーたちがトロッコで登場。「Summer Dude」はノンタイなんですが、好きな曲だったので聴けて嬉しかったです。「i☆Risビーチ」という設定に合わせて会場中が即座に青にしていてちょっと面白かったです。私たちは海…。そして、自分たちの曲の「ドリームパレード」からサラッと繋いで「チキチキバンバン」を披露。パリピ孔明の楽曲のカバーだったんですが、完全に自分たちの曲にしていて流石のパフォーマンス力の高さを感じます。「Queens Bluff」のクールな曲調とセクシーさとかっこよさを全面に出したダンスも素敵です。「Summer Dude」「ドリームパレード」は昼、「チキチキバンバン」からはナイトクラブと背景を時間経過で変化させていく演出も見応えがありました。
22.マツケンサンバⅡ(Summer Sparkle ver.) / 松平健&まあや姫 feat. i☆Ris with 腰元ダンサーズ&アニサマフレンズ
何?
生でマツケンサンバを見られる日が来るとは思っていなかった衝撃と、なぜアニサマでこれをやっているのかという困惑がないまぜになって意味がわからないままペンライトを振っていました。共通認識ですぐに黄色に切り替えられたのも不思議…。まさか上様にペンライトを振る日が来るとは。発声禁止であってもかなりどよめいていたので、もし発声ありだったらとんでもない叫び声が上がってたのではないでしょうか。70歳近いとはとても思えない声のハリとダンスのキレでした。この後は休憩だったのですが、休憩中も英語バージョンのマツケンサンバが流れていて、先ほどの光景がフラッシュバックするようでした。ほんまに何…?
23.火花散ル / GYROAXIA
24.慟哭ノ雨 / GYROAXIA
25.DANCING PARANOIA / GYROAXIA
さっきのマツケンサンバがどうしても脳裏にチラつく中、バチバチにロックにトバしてくれてよかった…。相変わらずドラムの宮内告典さんの笑顔が素敵でした。「慟哭ノ雨」はGRANRODEOのカバーで、アニソンロックバンドの継承を感じてアツかったです。最後の曲までしっかり自分たちのステージとして染め上げていて、成長を強く感じました。ただ、最後の「DANCING PARANOIA」の曲中でうっかり「さいたま」を「横浜」と言い間違え、その後も結構イジられていたみたいです。これはこれでファン増えてそう…。
26.駆け引きはポーカーフェイス / 花澤香菜
27.恋愛サーキュレーション / 花澤香菜
28.SHINOBI-NAI / 花澤香菜
はなざーさんがトロッコで登場。2011年のRO-KYU-BU!以来、11年ぶりのアニサマとのこと…11年ぶりて!「恋愛サーキュレーション」も2009年の曲ですが、TikTokでも流行ったことがあったそう。TikTokの流行りはわかりませんなぁ…。「SHINOBI-NAI」のダンスはなんだか中毒性があります。
29.Before I Rise / やなぎなぎ
30.春擬き / やなぎなぎ
31.メルト 10th ANNIVERSARY MIX / やなぎなぎ
2008年にリリースされた「ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」になぎさんもガゼルとして参加しており、その頃が一番歌ってみたにどっぷりとハマっていた時期だったので、まさか生で歌声を聞ける日が来るとはな…という気持ちがありました。そういえば「ランティス組曲」はアニサマ総合Pのさいとーぴープロデュースでもあったんですよね。いろんな偶然ってあるものだ…。
「Before I Rise」も「春擬き」も、圧倒的な歌声の説得力に聞き入ってしまいました。あとは「君の知らない物語」なんて歌ってくれたら嬉しいな…なんて思っていたら。あの頃何度も何度も聴いていた「メルト」をアカペラで歌い始め、思わずペンライトを振る手が止まりました。それは…それはガゼルじゃん…。君知らを聴く覚悟はできていてもメルトを聴く覚悟はできてなかったのよ…。ステージのライトもペンライトも紫と緑で綺麗に染まっていて、終わった後もしばらく動くことができませんでした。無理。
32.SPARKLE / 大黒摩季
ドラムは先ほど出演したGYROAXIAの宮内告典さんで、これも昨年のアニサマの縁でご自身のツアーも一緒に回っているそう。なんだか嬉しいもんですね。爽やかな青空が印象的な映像に映し出された歌詞が、大黒さんのまっすぐな歌声で胸に刺さりました。
33.SHAKE!SHAKE!SHAKE! / 内田雄馬
34.Comin' Back / 内田雄馬
35.Over / 内田雄馬&saji
「SHAKE!SHAKE!SHAKE!」はブラスが映えるダンサブルな楽曲。めちゃめちゃキレ良く歌って踊って、まさにエンターテイナーといったところ。単純にかっこいいだけではなくて、笑顔やお茶目な部分のかわいさが男女関係なく好感度の高い部分なんだろうなぁという感じがします。そして、「Over」ではレーベルメイトのsajiとコラボ。歌の途中でゆうまたそのマイクとイヤモニの調子が悪くなってしまい、それをフォローしパフォーマンスするsajiとマイクを切り替えイヤモニなしで熱唱する姿に心打たれ。そして最後まで歌いきり熱いハグを交わす二人に涙が出そうになりました。
36.聴こえる? / 内田真礼
37.ギミー!レボリューション / 内田真礼
「聴こえる?」はfhánaの佐藤さん作曲、作詞もfhánaの曲を多く手がける林さんという布陣の楽曲。fhánaのワンマンの開演前に流れており、素敵な曲だなぁと思って検索したらまれいたそでびっくりした記憶があります。歌声ももちろん、歌っている時の表情が一際素敵だなと思います。そして声の出せないギミレボは拷問。
38.真っ赤なLip / WANDS
39.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう / WANDS
40.世界が終るまでは… / WANDS feat. 大黒摩季
昨年はコロナで悔しくも出演ができなかったWANDS。今年も何人かコロナで出演できなかった人がいたとはいえ、ユニットやバンドまるごと出演できなかったケースがなかったのは奇跡的と言えるかもしれません。コナンくんのナレーションをアニサマで聴ける日が来るとは…。円盤収録されたらよかったのですが…。(昨日高山みなみさんのいるユニットの曲を歌って「真実はいつもひとつ!」って言ってた人がいたな?)「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」は改めて聴くとキーの高さに驚きますが、それをしっかり歌い上げていて素晴らしかったです。そして、大黒摩季さんを呼び込んで「世界が終るまでは…」をコラボ。ちょうど10年前、2012年のアニサマで、まさに同じ舞台で織田哲郎さんと上杉昇さんが歌っていたと思うと、さまざまな巡り合わせを感じます。WANDSの新生ボーカルである上原大史さんと、それを支える大黒さんという構図にぐっとくるものがありました。あの…円盤収録は…。
41.High Free Spirits / TrySail
42.はなれない距離 / TrySail
43.Youthful Dreamer / TrySail
44.adrenaline!!! / TrySail
3日間の大トリを飾るのはTrySail。大きくなったな…。「Youthful Dreamer」の「夢を叶えて自分の未来をその手に掴め」という歌詞と今までの出演を振り返る写真が映し出され、そして今この時のステージが始まります。切込隊長の「High Free Spirits」ではアニメ「ハイスクール・フリート」の映像もふんだんに使われていて嬉しい。はいふり見てね。
全くの偶然だったと思うのですが、当日2022年8月28日は横須賀にある「ハイスクールフリート コミュニティースペース」が閉館となる日でした。こちらは「ハイスクール・フリート」の舞台となった和菓子屋さんとファンの方々で運営されていたスペースで、コロナ禍に入ってからは長らく休館状態が続いていました。アニメを見てから1度しか行くことができなかったのですが、この暖かい場所がなくなってしまう日に聴くことができたのは、何かの運命のようなものを感じました。
そして「Youthful Dreamer」では左右に今のカメラ映像を映し、中央には2015年の初出演時の映像を流していたのですが、本人たちの振り付けはもちろん、それを抜くカメラアングルまでほぼ2015年のものと同じように見えました。一目に初出演時から今の時間までの成長を感じることができたんです。アイデアだけならともかく、これを実現するためにどれだけ入念な準備を凝らしてきたのかと思うと、地味ながら度肝を抜かれました。ラストは中央の2015年のTrySailに2022年のTrySailが重なっていって締め。もう拍手。2019年のみのりんが歌った「純白サンクチュアリィ」もですが、過去映像を使う演出、本当にずるすぎる…。一緒に歩んできたアニサマだからこそできる演出だなと思います。
そしてラストを飾るのはもちろん「adrenaline!!!」、最後に暴れてオタクの腕と足を破壊しておしまいです。よかった〜〜〜〜。
45.Sparkle / アニサマ2022出演アーティスト
この日も前の人がうまかったので、それに合わせる形で結構踊れました。そのせいでステージ上全然見れてないんですが…。反省点ですね…。
3日間まとめ
3日目については、sajiと内田雄馬の熱いコラボとか、生で聴いてしまったメルトとか、最後のTrySailの満足感あるステージとか、アニサマ的にとても楽しめた部分も多かったのですが、それ以上にマツケンサンバで全て吹っ飛んでしまったんですよね…。WANDSもリベンジがしっかりできてよかったです。
各日のトリは今のアニサマやアニソンシーンにとって象徴的なステージになることが多い…と個人的に思っているのですが、1日目の鈴木このみちゃんと2日目のFLOWはかなり「この先の未来」を見据えた上でのMCや選曲になっていたのかなと思います。「GO!!!」ではなく「GOLD」で締めた意味があるなら、今そしてこの先のFLOWを見てほしい…そういう意味があったのではと勝手に受け取っています。過去から未来、アーティストからアーティストへバトンを繋いだ上で、そうやってこれから先の姿も見せてくれるのであれば、追いかけるファンとしては幸せなのかもしれません。
あとは3日間通してですが、10周年を迎えるコンテンツやアーティストが多かったこと。言及があっただけでもK、モーパイ、ニャル子さん、SAO、中二恋、アーティストなら鈴木このみ、StylipS、ZAQなどなど…。こう見てみると2012年はまさにアニメカルチャーが一気に花開いた年でもあったのだなと思います。ここまで過去が華やかだと、はたして今は10年後に何が残せているのかな…?と少し不安にもなってしまいますが。ただ、10年前はOAをVtuberであるホロライブが飾るとは思っていなかったでしょうし(バーチャルなアーティストはちょこちょこいたけど)、終わった後のアンケートでVtuberやYoutuberという項目があったのは今らしい部分かもしれません。アニサマにはアニソンとそれに携わるアーティストの、最前線を走り続けてほしいなぁと思います。
あとこれはどうしても…。やっぱり、松平健さんが出てくる意味がどうしても飲み込めきれていないんです。まとめの最初に書いた通り、その印象が強すぎて今年のアニサマは「マツケンが出てきた」になってしまう。でもそれってアニサマだからなのか、アニサマでしかできないことなのか…。アニサマはアニメ作品や楽曲、そしてそれに携わるアーティストが一番輝く舞台であり続けてほしいです。昔から通っているからそう思うのかもしれないですけれど…。アニサマに参加するために色々な楽曲を聴いたり、アニメを見たりする中である出会いも楽しいものです。夏の楽しみは、前に進み続ける場所であってほしいなと思っています。
最後にぐにゃぐにゃと書いてしまいましたが、楽しかった!それに変わりはありません。8月の終わりにアニソンをめいっぱい浴びることができる、驚きと発見に満ちたこのイベントが大好きです。
思っていた以上に時間がかかってしまいましたが、これで2022年アニサマ感想は終わりになります。2023年の1月1日にある一挙6時間放送の前にどうにか形になってよかった…。
来年も色々参加予定です。体力つけねば!ではー。
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