Animelo Summer Live 2021 -COLORS- 3日目ライブ感想 #anisama
2021年8月29日に開催された「Animelo Summer Live 2021 -COLORS-」3日目に参加しました。
もう2ヶ月前!すっかり寒くなってきたのにまだ夏の記事を書いています…。
3日目はセブンイレブンでさっとご飯を食べ、Bゲートから入場しました。Bゲート前でもヤクルトのサンプリングを行っていたので、ありがたくいただきます。普通のヤクルトよりすっきり味でおいしいです。
入場時にチラシなどが入った袋をもらうのですが、ヤクルトさんからのメッセージにちょっとした仕掛けがありました。ライブ後にこのツイートを見て気づいたのですが、思わずファンになっちゃうような粋なメッセージです。
そして、今日の座席はアリーナAブロック!!!!前から4列目!!!!ちっかい!!!!アニサマでAブロックは初めてでは?ありがとうBlu-ray先行…。周りはRAS推しの人が多い印象でした。着ているTシャツでなんとなくこの人は〇〇好きなんだなぁと伝わってくるのはこういったアニソンフェスならでは。ちなみに私は「fhána where you are Tour 2019」のTシャツを着ていました。また、全日程を通して開催の年度を問わずアニサマTシャツの人も多かったように感じました。1日目は私もアニサマ2020のTシャツを着ていました。前のデザインは2021と同じですが、背面のデザインは出演者の代わりに「KEEP YOUR SMILE」と書いてあります。昨年買ったんやぞというドヤ顔ポイント…。
00.なんてカラフルなオープニング! DAY3
オープニング映像に追加出演となったfhánaもしっかり入っていました。よかった…。
01.あんなに一緒だったのに / 森口博子×TRUE×鈴木このみ feat. NAOTO
開幕コラボはアニメ「動戦士ガンダムSEED」の「あんなに一緒だったのに」をカバー。ばっちり世代なのでイントロで刺さって悲鳴をあげそうになりました。それを歌うのは森口博子さんとお鶴さんと鈴木このみさんという歌姫3人。特に森口さんがガンダム曲を歌うのは胸熱です。そしてバイオリンを演奏するNAOTOさんは、ポルノグラフィティのライブなどでもストリングスとして参加されているようで、ポルノファンのフォロワーさんが興奮していました。実は森口さんが入りを少し失敗していたのですが、「やっちゃった!」みたいな顔をしていたのも見えたのはこの近さあってこそ。
02.Here comes The SUN / 仲村宗悟
03.壊れた世界の秒針は / 仲村宗悟
アコギを弾きながら披露した「Here comes The SUN」は、なんというかめちゃくちゃエモい…。夏の野外フェスで夕日を背負いながら演奏してもらいたい。「壊れた世界の秒針は」ではどこで鍛えたのか手慣れたカメラアピール。この人たらし!実況の方でオーイシさんが話していましたが、事情があり当日までリハができず、ぶっつけに近い状態でのパフォーマンスだったそうです。1曲目のタイトルにも入っていますが、人を惹きつける太陽みたいな力を持っているなと見るたびに思います。
04.移動手段はバイクです / DOKONJOFINGER
05.キミのラプソディー / Mashumairesh!!
06.エールアンドレスポンス / Mashumairesh!!
07.アノカナタリウム / SHOW BY ROCK!!
スクリーンのアニメ映像を見ていると、目の前に自転車に乗ったDOKONJOFINGERのボーカルヤス(CV:伊東健人さん)が登場。アニサマの舞台で自転車を乗り回しているのを見るのは初めてです。直前で一人での舞台となることになってしまいましたが、そんな不安も吹き飛ばすようなアツいステージでした。続いて登場したMashumairesh!!は「キミのラプソディー」と「エールアンドレスポンス」を披露。きらきらかわいいステージだったのですが、シャニマスの緋田美琴役として知っていた山根綺さんのドラムがめちゃくちゃ上手くてびっくりしました。調べてみると元々ドラムをやっていたわけではないとのことだったので、役に合わせて覚えてあの上手さということに更に驚き…。また、右側の人の歌がうまいなぁと思いながら見ていたのですが、後ほどまたびっくりすることに。「アノカナタリウム」ではヤスとシアン(CV:稲川英里さん)も加わりエモーショナルな舞台を作っていました。
08.Plunderer / 伊藤美来
09.No.6 / 伊藤美来
アニサマでは毎回早着替えしているような?みっくのキュートなダンスと歌声に撃ち抜かれた人も多かったのでは。
10.ハミダシモノ / 楠木ともり
11.航海の唄 / 楠木ともり
スペシャルステージから自身のバンドを引っ提げて楠木ともりさんが登場。自曲の「ハミダシモノ」はもちろん、青いペンライトの海の中で歌ったカバーの「航海の唄」もよかったです。今っぽい曲だなぁと思っていたら、さユりさんのヒロアカ曲だったんですね。
12.星をあつめて / fhána
13.愛のシュプリーム! / fhána feat. スーパーちょろゴンず
14.青空のラプソディ / fhána feat. スーパーちょろゴンず
後半でくると思っていたfhánaがここで登場。1曲目の「星をあつめて」は劇場版「SHIROBAKO」の主題歌です。アニメーションに打ち込む働く人々の作品ですが、京アニへのエールのようにも感じます。「愛のシュプリーム!」では曲の途中からシークレットでスーパーちょろゴンずも登場。くるくると傘を回すダンスが可愛かったです。特に髙橋ミナミさんは前日にウマ娘のライブもあっての登場だったので、よくスケジュール合わせたなぁと驚きました。「愛のシュプリーム!」も「青空のラプソディ」同様にダンスがあり、休憩時間に覚えようと思っていたので結果ぶっつけとなってしまいましたが、そこそこ踊れてよかったです。ラストの「青空のラプソディ」は体が覚えていたようで、いつも以上に楽しく踊れたような気がします。またみんなで踊りたいですね…。「愛のシュプリーム!」の踊る佐藤さんがツボなのでぜひ。
15.君を見つめて -The time I'm seeing you- / 森口博子 feat. ヒロムーチョ
16.一千万年銀河 / 森口博子 feat. 今井隼
17.ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~ / 森口博子 feat. NAOTO&酒井ミキオ with Healer Girls
9年ぶりの出演となる森口博子さん。「君を見つめて -The time I'm seeing you-」も「一千万年銀河」もガンダムカバーアルバムの「GUNDAM SONG COVERS 2」からの選曲です。衣装もPVで使用したオレンジ色のノーマルスーツと地球のブルーをモチーフとした色鮮やかなドレスです。特に「一千万年銀河」はピアノの今井さんと森口さんふたりだけのステージで、より森口さんの歌声が美しく響くのを感じました。曲が終わった後の拍手がとても長く続き、声を出せないけれどその代わりに拍手で感動を伝えたいという気持ちがびしびしと伝わってきました。MCもお客さんをいじったりお手の物。安定感があります。そしてラストは外せない「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」を、開幕コラボで素敵なストリングスを披露してくれたNAOTOさんと、キーボードは酒井ミキオさん、そしてHealer Girlsも登場して贅沢なステージとなりました。というかこれAnison days出張版だ!
18.君の手を離さない / Assault Lily [一柳隊]
19.GROWING* / Assault Lily [一柳隊 with 一柳結梨]
20.Edel Lilie / Assault Lily [一柳隊]
休憩明けの挨拶が一柳隊の二人から。ステージ上にRASのDJブースも見え、アサルトリリィがきそうな雰囲気に会場全体がわくわくするのを感じます。その予感どおり、舞台上に色とりどりの衣装をまとった一柳隊が登場。武器かっこよ…。「GROWING*」ではスペシャルステージに一柳結梨役の伊藤美来さんも現れ、コンテンツを追いかけていた人には胸が熱くなるような演出だったのではないでしょうか。
また、青い服の人がかっこいいなぁと思い、誰なのか調べてみると、先程のましゅましゅの歌がうまいと思っていた方と同一人物と知りめちゃくちゃびっくりしました。夏吉ゆうこさん…。今後意識してしまう人となりました。
21.Sacred world / RAISE A SUILEN
22.R·I·O·T / RAISE A SUILEN
23.EXPOSE ‘Burn out!!!’ / RAISE A SUILEN
「Edel Lilie」の後、アニメ映像が流れ、テレビアニメ「アサルトリリィ BOUQUET」OPの「Sacred world」でRASが登場します。チュチュ役の紡木吏佐さんは先程の一柳隊の安藤鶴紗役でもあり、つまりこの映像の間に早着替えをこなしての登場です。大忙しだぁ…。「R·I·O·T」と「EXPOSE ‘Burn out!!!’」も、2019年の1曲で終わってしまった消化不良感を一発で吹き飛ばすようなめちゃくちゃエネルギッシュなステージでした。声が出せないのに楽しすぎて飛び跳ねすぎてへろへろになりました。満足!!!!!
24.永遠のAria / 雨宮 天
25.PARADOX / 雨宮 天
「永遠のAria」の凛とした歌声とは対照的に、「PARADOX」ではポップでかわいいに振り切ったステージ。さまざまな側面を見られるのも声優アーティストの魅力の一つだと思います。「PARADOX」ではテレビアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」のOPということもあり、ブラス隊の方々もダンサーさんと同じく白衣と眼鏡で合わせていてかわいかったです。
26.エフェメラをあつめて / 鈴木みのり
27.サイハテ / 鈴木みのり
今年はネギを持ってきていない鈴木みのりさん。特に歌声への感情の乗せ方が一段飛び抜けているように感じました。本人のキャラクターもあり明るく弾けるような歌声がイメージとしてありますが、バラードの感情に訴えるような歌声も魅力のひとつだと思います。
28.やさしい希望 / 早見沙織
29.Awake / 早見沙織
2曲目の「Awake」はアニサマで初公開となった曲でしたが、この歌に力をもらえる人が多くいるのではと感じました。まだリリース日などは決まっていないようですが、早く多くの人へ届けられることを願います。
30.youthful beautiful / 内田真礼
31.ストロボメモリー / 内田真礼
真礼さんは「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」から1曲づつ。ダイナゼノンも見なきゃなぁ…。
32.君のせい / 内田真礼×雨宮 天
MCでは副音声放送で披露された宮田さんの妄想に触れていました。まさかそこからこのコラボが…?「君のせい」はTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」OPのカバーです。トロッコでスペシャルステージまで移動するなど会場を広く使ったステージで会場中を魅了していました。ラストはメインステージで爆発が起こり、スペシャルステージに意識を向けていたので完全な不意打ちでめちゃくちゃびっくりしました。
33.ないない / ReoNa
34.生命線 / ReoNa
35.ANIMA / ReoNa
2019年以来の2度目のアニサマのステージですが、前回から間違いなくパフォーマンスのレベルが上がっていたように感じました。歌い出すとReoNaさんの独特の空気感で一気に染め上げてゆくのが本当に唯一無二だなと思います。「ANIMA」は今回のテーマなら外せない曲です。曲のタイトルが聞こえた瞬間、会場の熱がぶわっと上がったのを感じました。ギターの堀崎さんがめちゃくちゃアツいパフォーマンスをされていたのですが、終了後の写真では…なんだこの…三者三様感は…。
36.Absolute Soul / 鈴木このみ×Raychell
ギターを持っていないRaychellさんというのがなんだか新鮮。ハイトーンで力強い歌声が重なり合うめちゃめちゃアツいステージでした。
37.Realize / 鈴木このみ
38.Missing Promise / 鈴木このみ
39.Bursty Greedy Spider / 鈴木このみ
先程のコラボから続けてこのみん。ヒグラシの鳴き声から始まる「Missing Promise」、そして蜘蛛の巣に引っかかったヒグラシが蜘蛛に襲われる映像から始まる「Bursty Greedy Spider」という演出が面白かったです。ステージを横いっぱい使ったエネルギッシュなパフォーマンスでした。
40.Storyteller / TRUE
41.WILL / TRUE
42.Another colony / TRUE
43.サウンドスケープ / TRUE
トリはお鶴さん。この日の歌唱は本当に魂が乗っていたと思います。「Another colony」の「負けちゃいけない」という歌詞が奮い立たせてくれます。そして、来年に繋げるためなら声が枯れてもいい、そんなMCから始まった「サウンドスケープ」は、お鶴さんもバンドの音も今しか出せない強さがあって、いつも以上に胸に込み上げてくるものがありました。ラスト曲がトロッコだったのも、会場全体を巻き込んでの盛り上がりとなりました。お客さんも声が出せない代わりに、最後の力を全て出し尽くすようにめちゃくちゃに飛び跳ね、拳を振り上げていました。
44.なんてカラフルな世界!feat. オーイシマサヨシ / アニサマ2021出演アーティスト
現地実況放送をしていたオーイシさんが飛び入りで登場。なお、放送の方は亜咲花さんにお願いしてきていたみたいです。来年以降もテーマソングが作られていくと思いますが、いつかライブで好きに声が出せるようになったら、この曲で声を出して大盛り上がりしたいですね。
また、実況の方で泣くか泣かないかアンケートを取っていたのですが、圧倒的に泣くに票が入れられてて笑いました。
ちなみに結果は…。
3日間まとめ
この2年間、ぼんやりと「エンタメって死んでしまうのでは」と思っていました。実際はそんな簡単な話ではないし、死ぬことはないと思っているのですが、経済的な余裕や熱意が続かなくなってしまうと、いくら熱をかけていたコンテンツに対しても冷めてしまった人も多かったのではないかと思います。「エンタメを愛する心は死んでしまうのでは」という方が正しいかもしれません。実際、私も前ほどの熱量をライブやイベントに対してかけられなくなったと感じています。最初はオンラインライブも目新しく楽しかったのですが、いつしか追いかけることに義務感やしんどさを感じてしまうようになっていました。
そんな中、ようやく開催されたアニサマ。正直開催直前まで気が抜けませんでしたが、予習しながらSSAに向かうこと、それだけでわくわくする気持ちを道中から思い出していました。3日間終わった瞬間、「終わらないでくれ」と思いました。アリーナAということもあり規制退場で会場を最後に出て、さいたま新都心駅へ向かわず、ぐるっと引き返して最後に入り口の写真を撮りに行きました。同様にライブ終わりに記念撮影をしている人がちらほらといて、ライブに参加するってこういうことだよなぁと。楽しい気持ちや驚きを共に参加した人と分かち合うこと。もしかしたらあそこにいた何人かも私と同じように「終わってほしくない」と思っていたかもしれません。帰り道、今日感じたことをメモに入力しながら、またライブに行きたいなと思っていました。ライブに行くとライブに行きたくなるんですよ。またそんな気持ちになれたことを嬉しく思います。
「Wasshoi Wasshoi 祭りのあとがいつも 物悲しいのはつまり 楽しかった証拠ね!」…今年のテーマソングである「なんてカラフルな世界!」の歌詞ですが、本当にその通りだと思います。大石昌良とかいう天才。ありがとう…。
また、配信の代わりに企画された現地ライブ実況番組は、1日目の宮田さんは信頼できるオタクとして、2日目の鷲崎さんはアニラジのパーソナリティーならではの多彩な引き出しからのトーク、3日目のオーイシさんはアーティストとクリエイターの両方の目線からのコメントがあり、3日間ともバリエーションに富んで楽しめました。配信前提のキャスティングではなかったことや、アニメ映像をふんだんに使った演出など、実際蓋を開けてみると配信は厳しかったのだと感じましたし、そんな中ギリギリのラインで実況になったのだと思いました。満員で開催できないのであれば、選択肢のひとつとしてありなのかな。(本当は参加できずに実況だけ見ていた人の声があった方がいいと思うのですが…)
1日5000人、計15000人でのアニサマは、例年と同じ盛り上がりというようにはならなかったと思います。最初に感じたのは音の響き方の違い。跳ね返る音が空虚に響いているのを痛いくらい感じました。声が出せないことよりも、そのことに気づいた瞬間がなんとも辛かったように思います。それでも目一杯パフォーマンスをしてくれる演者さんや、3日間素晴らしい演奏で魅せてくれたアニサマバンドの皆様、除菌や検温などいつも以上に手をかけてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
今年のアニサマは「来年以降に繋げていくためのアニサマ」だったと思います。1日5000人になっても開催したのは、アニサマという火を絶やさないためだったのではないか。そして、2度開催されたアニサマナイトも、同じく火を絶やさないためのイベントだったのではないか。アニサマナイトで披露された「DREAM SOLISTER」は、画面前の視聴者を一瞬でBillboard LiveからSSAへ連れて行ってくれました。そして、ラストの「サウンドスケープ」はSSAを満員にして盛り上がる未来を見せてくれたような気がしました。
長々と書いてきたアニサマ2021も終わり。YouTubeにダイジェスト映像もアップされているので、少しでもあの熱を感じていただければ。ちなみに感想書き終わるまで見ない縛りを設けていたので私もこれから見ます。
次は電音部かな?ではー!