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現像で風景写真をドラマチックにする方法
こんばんはKouです。
昨日の現像記事、有料にもかかわらずたくさんの方にお読みいただきまして、ありがとうございます。
今日も昨日に引き続き現像について書いて行こうと思います。前回はストリートスナップに関して個性的な色味を表現する方法について書きました。今回は風景写真を現像によってドラマチックに表現する方法を解説します。
前回のストリート現像と比較して風景写真はよりデリケートでかつ表現の幅が広いと思っています。よりデリケートな現像に際して、ストリート現像に加えて利用しているテクニックを紹介いたします。初めにこのnoteを読むとどういった現像になるのかお見せしましょう。
このようになります。私が風景写真を現像する際に多用しているターゲット調整・キャリブレーション調整をマスターすれば、思い通りの幻想的な現像ができるようになります。それでは心して行ってみましょう。
その前に、ご購入いただいた方にはページ下の方に今回編集するRAWデータと作成したプリセットを添付しています。実際に自分で編集しながら勉強することで、効果抜群になります。プリセット は参考程度にしてくださいね。では、改めて行ってみましょう!
撮って出し
まず、撮って出しを見て、今回のコンセプトを次のようにします。
雲を赤みがかった特徴的な色に仕上げる
右からさす太陽光を強調
富士山に最も目がいくようにする
そして前回のnoteと同様に露出調整・スポット修正を行います。人間の目は写真の最も明るいところに目がいくようになっています。なので、富士山山頂の山肌をスポット修正で明るくしています。さらに、手前の街が少し暗いので露出を上げます。こんな感じ。
ターゲット調整で雲を特徴的に
前回のnoteではHSL調整とトーンカーブ調整を解説しましたが、今回紹介するターゲット修正では前回のHSLとトーンカーブをより直感的に調整することができます。
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