何かと話題のキャッテリア

今、2.5次元界隈で何かと話題のキャッテリア。
話題に上がる要因は色々あるが、論争が巻き起こっているのは本人確認騒動であろう。

まあ、今まで黙認されていた事象ではあるので、いつかこうなってもおかしくはなかったんだと思いますが。

そもそも今回荒牧さんがプロデュースということでなんとなく、薄々、そんな気はしていたようなないような、という感じです。

でも箱が埋まってなかったら、どうしてたんだろうという疑問はある。高額転売が出たから本人確認対応をしたのか、でも最初から本人確認をするつもりであれば電子チケットだったんじゃ…という気がする。

本人確認騒動諸々は、私よりも知見、というより経験があり舞台に通っている方々がまとめてくれているのでそこを見てほしい。

私が今回話すのは、荒牧さんが目指したい舞台についてである。

そもそも私はAd-Liveというコンテンツから荒牧さんに沼落ちした民である。入った時は3階席にいたため、本当に舞台で動いているところとセリフのみが教授されていた。表情なんて全く見えていない。そもそもこのコンテンツには客降りやファンサなんて概念はないため、双眼鏡で覗いた時の荒牧さんの顔の良さと、台詞回し、対応力に惚れたオタクである。アーメン。

その後殺陣まつりにも参加をさせてもらった。
なんだかんだで3公演。全て2階席にいた。
色々なご縁があったり、一般を頑張ってもぎ取ったチケットである。その後、特典付き席についていた特典がメルカリで高額販売されている現状をみて発狂した。ふざけんな、いい加減にしろ。
(当初、1人で参加する予定はなく、キャンセル分のみ応募した。もちろん落選。仕方ない。これについては申込を流していた私が悪いので、何も言うまい。)

殺陣まつりのカテコで彼が言っていた、2.5次元舞台の今後や、偏見を無くしたい(確かこんなことを言っていた気がする)について、
今回の舞台は真摯に向き合えていたのだろうか。

①結論
まず、キャッテリア(私はまだ現地参戦はしていない)について、初日配信を述べた結論から申し上げると、アレは舞台と名乗っていいとは思えない。ちょっと値の張った『ショー』であると感じた。

②私の感じた荒牧さんの考え方
彼は観客と演者の一体感を大切にする人で、
だからこそ、私たちファンに対するサービスは過剰と言っても良いし、それを喜ばしいことだと思っていた自分もいる。多分周りのオタクもそうなんじゃないかな、と思う。
だが、今回はそれが裏目に出たかもしれない。
ただ、これは以下に述べる私個人の考えであって、人それぞれ解釈はある。今回のキャッテリアに関しては勝手に期待して勝手に虚無になっただけなので誰かを責めるとかではない。すみません。

③舞台ってそもそもなんだろう。
舞台(ぶたい、英: stage)とは、演劇やダンス、伝統芸能や演芸など、舞台芸術の表現者が作品を演じるための、一定の空間。転じて、舞台芸術に属する作品のジャンルを指し「舞台」と呼ぶこともある。また、演壇などの、舞台に類似する機能をもった一定の空間や機構を指し、舞台と呼ぶことがある。
(Wikipediaから引用。)

④観客に頑張らせないで。
私の言いたいことはここ。
なんで、観客が頑張って盛り上げないといけないのか。そもそも、ホストクラブで姫はコールをしないらしいと聞いた。なんかすごい想像と偏見で脚本書いたんかな…と疑った。でも多分そうな気がする。一緒に盛り上がりたいなら普通にライブやコンサートでいいよな…という気持ちになった。

⑤レス舞台が2.5界隈のあるべき姿なのか。
殺陣まつりカテコにて彼が言っていたことに基づき、今回のキャッテリアについては、板の上で全て主張してくれて、演技力でそんな偏見の目を黙らしてくれるのかな、と勝手に期待していた。
でも蓋を開けてみれば、客席通路を使って芝居をし(まあここについては演出の一環な気がするので100歩譲って許容する)、本編中にもシャンパンコールがあり、彼は花びらを客席前方に散らしていた。
配信を見ながら目眩がした。というかホストの段階でちょっと嫌な予感はしていたが、信頼をもってチケットを取ったんだ。
勝手に期待して、勝手に裏切られた気持ちになっただけ。彼は悪くない。
でも、そんな舞台であれば先に言って欲しかった。だとすれば複数公演入る、という選択肢は消え、観るとしてもその心持ちで入れたのだから。

そもそもコロナ禍に舞台にハマってしまったオタクなので、客降りという概念そのものが欠落していた。まあエーステ冬単で客降りを体感したが、あれも最後だけなので、いわゆる「おまけ」の立ち位置として、それも込みで2.5次元舞台だ、という呑み込み方をしていた。

だが、どうやら違ったらしい。

今回のキャッテリアで、まあ全てが荒牧さんの考え方であるまいが、そういう舞台を目指していくのだとすれば、今後2.5次元ファンたちと界隈は、俳優の演技ではなくて、レスやファンサを目当てに入ってる能無しだと思われる可能性は非常に高いと思うし、奴らは芸術なんて分かってなくて、顔で通ってる、と思われても仕方がないのではないかと思う。
そう思われてしまったら、彼が殺陣まつりで言っていたことは達成できないのではないか……と不安がつきまとう。

私は本当に彼の演技が好きで、立ち振る舞いも姿も好きだからこそ、今回の件は勝手にものすごく落ち込んでダメージを受けてしまった。

なんというか、もっと自分の価値を高めに見積もってほしいし、過剰なサービスがなくても、謙虚であればついてきてくれるファンが多くいることを自覚してほしい。

自分の価値をわざわざ安売りする必要はないと感じている、
今後一つお願いをするのであれば、そんなファンサービスが目的の舞台をやるつもりであれば先に言って欲しい。そしたらこちらも心持ちを変えて臨むので。

ガチガチの舞台については、義務教育中に授業の一環として劇団の舞台を見たことがある。
本当にすごかったんだよね、今でも記憶に残ってる。題材は確か、ヘレンケラーの人生だった。

最近で言えば、梅棒の公演。セリフがほぼなし、全編ダンスで構成されていて、表現って色々あるんだなぁ、と感じた。感動した。

それに比べてしまったら今回の舞台は、お遊戯会と呼ばれても、すまんが否定できない。
楽しめるんだろうが、あれを舞台芸術と呼んでいいものかどうか、というのは判断しかねる。

手放しで褒められる舞台…で、あるのだろうか。

チケットが手元にある分は、現地で楽しもうと思います。

今回の意見については私個人の見解であって、ものすごくモヤモヤとしたので共有までに記録しております。もちろん人には人の意見も舞台もあるし、公開するからには、他の方の意見も受け取ります。攻撃的な批判だけはやめてください。心折れるので。

読んでいただいた方、ありがとうございました。

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