似た者同士の…才色兼備の美大生アイドル
“ マジ可愛いよな “
“ 人形みたいだよ “
“ 美人すぎるだろ “
“ 乃木坂でも活動してるとか凄すぎだろ “
〇 : へぇ〜…あんな人居るんだ
” 池田瑛紗さんね… “
瑛 : …
ただ学校の人とほぼ話さないらしい
何よりインドア派で外出もほぼしないとか…
〇 : 今度話しかけてみようかな笑
また〇〇も学校でほとんど話さない人間だった
似たもの同士…仲良くなれるのか、、
翌日から〇〇は…
〇 : 池田さんおはようございます
瑛 : …どうも
とんでもなく素っ気無い返事が返ってきたが…
〇 : 池田さんおはようございまーす
瑛 : どうも
ちゃんと返事が返ってくるまで〇〇は諦めるまで続けた
約1ヶ月会う日は毎日続け…
〇 : 池田さんおはようございます
瑛 : …おはようございます
〇 : っ…!?
か、返してくれた笑
瑛 : …しつこいから返しただけ
〇 : それでも一歩前進したよ笑
今度からは返してよ
瑛 : ふっ…どうかな
〇 : ふ〜ん…笑顔可愛いね
瑛 : なっ…知らない///
瑛紗は恥ずかしくなったのか逃げていった
〇 : 楽しくなりそうだな笑
走って逃げていく姿も見つめる〇〇だった
翌日からも…
〇 : 池田さんおはよう
瑛 : …おはよう
〇 : 最近どう?
瑛 : …知らない
〇 : 挨拶以外は答えてくれないのね笑
瑛 : 話す事も仲良くなる事も意味ないからね
〇 : ふ〜ん…そっか笑
でも、俺はこれからも続けるよ?
瑛 : ご勝手にどうぞ
じゃ、私は仕事もあるので
〇 : 頑張って〜👋
瑛紗が学校と職場を行き来していた
毎日挨拶し話かけ続けた
それは次第に学校の一部でも話題になってもいた
〇〇は言葉通り…
〇 : 瑛紗さんおはよ〜
瑛 : おはよう
いつから名前呼びになったの
〇 : 今日からかな笑
瑛 : ふ〜ん…そう
〇 : 仕事は忙しい?
瑛 : どうだろうね
〇 : ツアーもあるし忙しいんでしょ?笑
瑛 : 何乃木坂の事知ってるの?
〇 : 瑛紗さんしか知らない笑
瑛 : …え?
〇 : 俺が興味あるのは瑛紗さんだけだからね笑
瑛 : はぁ…これ、、私がセンターしてる…
〇 : 心にもないことでしょ?
瑛 : え…知ってるの?
〇 : 知ってる笑
瑛 : 乃木坂知らないって言ってたじゃん
〇 : 瑛紗さんの事だから知ってる
瑛 : そ、そっか…笑
少し怖くなる瑛紗だったが…
瑛 : …ライブ来てみる?
〇 : え…いいの?
瑛 : …乃木坂も好きになって欲しいからね
特別だから絶対誰にも言わないでよ
〇 : う、うん…ありがと
瑛 : ふふっ…頑張るからちゃんと見といてよ
〇 : わ、わかった
初めて見せる無邪気な笑顔に引き込まれる〇〇だった
瑛紗はライブ前で忙しくなり中々学校で会う事が減っていた
? : 〇〇くんおはよう…
〇 : あ、瑛紗さんおはよう
瑛 : ライブ前で忙しくて来れてなかった
〇 : わかってるよ
これ…休んでる間の同じ科目のだけだけど…
瑛 : え、いいの…?
〇 : 俺に出来るのはこれだけだからね笑
瑛 : ありがとう
あ、これ…チケット
〇 : お、ありがとう
楽しみにしてるから!
瑛 : うん…頑張るよ笑
〇 : そのノート瑛紗さんの休んだ時用に作ったのだから次休む時まで持ってていいよ
瑛 : え…
〇 : じゃ、俺バイトあるから先行くね
瑛 : ねぇ!
〇 : ん?
瑛 : なんでそこまでしてくれるの?
なんで私にそんなに話かけてくれるの?
〇 : なんでだろうね…笑
なんか初めての感覚なんだよね
” 初めてこの人を知りたいと…興味を持った人 “
瑛 : …
〇 : まぁ…なんか惹かれるというか
惹きつけられる感じ?笑
瑛 : 私なんてそんな…
〇 : 俺は瑛紗さんしか詳しくは知らない
でも、自分が思ってる以上に魅力的な人だから自信持っていいよ
皆んなが敵になっても俺だけは味方で居るよ笑
瑛 : 〇〇くん…
〇 : 暑い中だし体調だけは気をつけてね
瑛 : ありがと
〇 : じゃ、また明日👋
瑛 : …〇〇くん!
” 私…もっと頑張る…頑張るから見てて! “
〇 : おう…頑張れよ
” 瑛紗 “
瑛 : っ…て、瑛紗って言ってくれた
瑛紗は〇〇の後ろ姿も見つめていた
…
〇 : すげぇ…めっちゃ人いる笑
〇〇は瑛紗がくれたチケットを持ち神宮球場に来ていた
〇 : こんな暑い中ライブするなんて凄いな
瑛紗に教えてもらった通りに行き…
〇 : おぉ…セットも凄い
会場に入ると圧巻のセットが〇〇を迎えた
〇 : …こういう仕事も楽しそうだな
ライブが始まるまで美大生らしい視点でセットを見つめていた
” うおぉーーー “
〇 : すごっ…
ライブが始まり会場の雰囲気に圧倒される
ステージで見た事ない瑛紗の表情に
〇 : …こんな表情するんだ
新たな瑛紗の姿にまた惹き込まれる〇〇だった
ライブが終わり…
〇 : 瑛紗まじ凄かったな…
大満足の〇〇が帰路に着こうと思っていたら
” 〇〇さんでしょうか? “
〇 : は、はい…
〇〇はスタッフに話しかけられる
” うちの池田がお話ししていようで…お時間大丈夫でしょうか? “
〇 : 大丈夫ですよ
” では、案内しますのでこちらに “
〇 : はい
〇〇はスッタフに連れられ裏へと向かう
〇 : うわぁ…セットの裏すげ笑
〇〇はセットに釘つけだった
” こちらでお待ちください “
〇 : はい
瑛紗を待つ〇〇
? : 〇〇!
〇 : っ…!?
て、瑛紗…お疲れ様
瑛 : ちゃんと来てくれたんだ
〇 : せっかく貰ったし…
瑛 : …緊張してる?
〇 : めっちゃしてる笑
いつも目の前で見てる瑛紗との違いに変に緊張する〇〇
瑛 : なんでよ笑
〇 : いつも見てる瑛紗と違いすぎて…
瑛 : アイドルモードだからね笑
〇 : そっか…笑
ライブめっちゃ良かったよ
瑛 : ほんと!?
私の事見つけれた?
〇 : 瑛紗しか見てなかった笑
瑛 : もう他の子も見てよ…嬉しいけど///
〇 : 見惚れちゃって釘つけになってた笑
瑛 : 凄い嬉しいけど…
〇 : てかさ、セットすごいね!
こう言う仕事もありかもって思った!
瑛 : ふふっ…ライブ来てセット見て仕事の事考えてる人中々いないよ笑
〇 : 美大生って感じだろ?笑
瑛 : 確かにね笑
2人はしばらく話…
瑛 : あ、そろそろ戻らないとだ…
〇 : ライブ終わり疲れてるのにごめんな笑
瑛 : 全然いいよ
感想も聞きたかったし笑
〇 : ゆっくり休めよ
瑛 : うん
学校は行くけど〜
〇 : 待ってるよ
瑛 : ふふっ笑
じゃあ…また学校で👋
〇 : あ、あのさ…良かったら一枚だけ写真撮らない?
瑛 : うん、いいよ!
カシャッ📸
瑛 : 〇〇だけの特別だぞ!
アイドルスマイルの瑛紗に惹き込まれる〇〇
〇 : う、うん…ありがと笑
瑛 : じゃ、気をつけて帰ってよ〜👋
楽屋の方に戻る瑛紗
〇 : …瑛紗!!
瑛 : ん〜?
〇 : 瑛紗が一番可愛かったよ…お疲れ様!
瑛 : 〇〇…ありがと///
(みんなに見られてるから恥ずかしいよ…
楽屋に戻った後、瑛紗は同期に質問攻めにあったらしい…
ライブ期間も終わり前と変わらない日々が続いていた
〇 : 瑛紗おはよう
瑛 : 〇〇おはよ
〇 : お仕事は落ち着いた?
瑛 : ライブも終わったからね
まぁ、普通かな
〇 : ふ〜ん…そっか笑
” アイドルモードじゃないから、素っ気無いね笑 “
瑛 : …うるさい
〇 : あの時の瑛紗が恋しいな〜
瑛 : 何普段は魅力はないわけ?
〇 : いや、そういうわけじゃないよ笑
(顔こわっ笑
瑛 : あっそ…〇〇?
〇 : ん?
瑛 : またさ…ライブ見に来てくれる?
〇 : もちろん行くよ
” アイドルモードの瑛紗を見にね笑 “
瑛 : アイドルモードって言うな
普段の私もちゃんと見てよ…
〇 : もちろん見てるよ
一般人の時もアイドルの時も…
” 俺が惚れて好きになったのは池田瑛紗だからな “
瑛 : …不器用なくせにカッコつけん、、ばーか!
〇 : たまにはいいだろ笑
瑛 : でも、そういう〇〇が好き
〇 : ふぇ!?
瑛 : ふぇ…だって笑
友達としてに決まってんじゃん笑
アイドルだし〜
〇 : ははっ…ですよね笑
焦った〜
瑛 : ほら、次の授業行くよ
〇 : おう
瑛 : 卒業したら…ね
〇 : なんか言った?
瑛 : あぁ、言ってないよ
急いで行くぞー!
〇 : 無駄に元気だな笑
今はアイドル…本当の気持ちは心の中にしまっておこうと思う瑛紗だった
END
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