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野球の奥深さを知った習志野高校時代 中編

皆さんこんばんは!尾形 康平です。

前回、野球人生の振り返り 高校時代前編ということで、下級生の時のことについて書かせていただきました。
こちらが前回の記事になります。
前編から読んでいただくと、今回の記事の面白さが倍増すると思いますので是非読んでみてください!

さて、今回は自分達の代が始まったところから書いていくのですが、前回は少し世間体など気にしすぎて内容の薄いものとなってしまいました、、、

ほんの少しだけ、突っ込んで書いていけたらいいかな

なんて思っているのですがもう目前に夏の大会が迫っています!
甲子園を目指す母校に迷惑のかかることは避けたいのでやんわり色々書いていくことになりそうです。

ということで、野球人生の振り返りを最後まで描き終えたら、野球のことというよりも、野球をやってきて経験したこと、感じたことについて別に記事を書きますのでお待ちください!

長くなりましたが、野球人生の振り返りについて書き始めます!


絶対に選抜甲子園に行くために 高校2年夏休み

前回の記事の最後に書いたように、夏の大会で自信を得た僕は秋の大会こそ背番号1を取る。
そして春の甲子園に行くんだと意気込んでいました!

この秋の関東大会の開催県が千葉県だった為、関東大会への出場枠は3枠
自分達の代でこうなってくれたのは本当に大チャンスだと思い、何がなんでも選抜に。と思っていたのももう一つ理由があります。

1つ上の先輩達があんなに力があったのに甲子園に行けなかった。
自分達が夏の甲子園に行くのなんて無理なんじゃないか。

当時の僕はそう思っていました。
だからこそ、この秋は絶対に優勝するんだと。

そして夏休み、心配していた気持ちは吹っ飛びます!
夏休みなので平日にも試合を行いかなりの試合数にも関わらず連勝を重ねます!

甲子園にも出場している学校との練習試合にも競り勝ち、結局秋の大会の予選まで練習試合負けなしで地区予選に臨むことができました!
そして僕の背番号はというと、、、

10番でした。笑

僕自身の結果は悪くはなかったんですが、特別良くもなく、あんまりパッとしなかったんですよね。笑
その中で夏の大会にベンチ入りしていなかった他のピッチャーが好投を続け1番をつけることになったのです。

しかし、地区予選に勝てば県大会の前にもう一度ベンチ入りを決め直すので背番号1を獲るチャンスがあります。

そして県大会への出場校決定戦で先発し、その想いを力に,5回1安打に抑えることができ県大会へ出場決定。
この試合から好調が続き県大会でついに背番号1をつけることができました!

そして県大会、そこで社会人野球を終えた今でも忘れることのできない試合を2試合も経験することになるのでした、、、


人生で1番嬉しかった試合 高校2年秋 東海大望洋

秋の県大会、関東大会出場を懸けた戦いが始まります。

1回戦、2回戦と順当にコールド勝利を収め、3回戦へとコマを進めました。
そして3回戦、相手は前回の夏の甲子園に出場している東海大望洋高校です。

この日が人生で1番気合いが入っていたかもしれません。
東海大望洋が強いのはもちろんですが、相手には中学時代、市原ポニーで共にプレーしていた選手が4人もベンチ入りしているのです!

その中の一人、中学時代のことを書いたnoteでもたくさん紹介した
原田 泰成
とは中学時代エースになれるか競い合った仲です。

僕は練習中や試合で打たれると
「原田は甲子園に行っているのにお前は悔しくないのか」
「見返してやらないと」
と小林監督から激を受けていました。
そう言われることも嫌でしたし、ここで望洋に勝ってもう言わせないぞと。

しかしその気持ちとは裏腹に、試合前のブルペンで僕は緊張から来る力みで全くストライクが入りません。
そんな中、小林先生がブルペンにやってきて僕に

「この試合に負けたらお前は死ぬのか?
 たとえこの試合に負けても夏があるだろう。
 そんなに緊張してどうする。」

と声をかけてくれました。
その言葉で僕は、緊張がほぐれるというよりかは
ここで負けたらまた原田に負けたとか言われるだろうな
そう思いました。笑
すると何故だかビシビシコースに球がいくようになったのをはっきり覚えています。笑

そして試合が始まると、この感覚は今までにないかもしれない。
そう思えるほどの調子の良さで、相手先発の原田と投げ合います。

制球がまとまらない原田から先制点を奪い、勢いに乗る打線は追加点を奪うことに成功。
原田はそこで降板します。
先に降りるのだけは絶対に避けたいと思っていたのでこの時は本当に嬉しかったですね!

しかし後から出てきたピッチャーはのちにU18日本代表、さらにプロ入りまで果たした島投手です。

島からなかなか追加点の奪えないまま試合は進みます。

それまでの僕の投球内容はというと、、、
未だ2塁を踏ませない快投をしていました!

この日は本当に打たれる気がしなかったですね、、、
疲れも全くなく、終盤になっても全く制球が乱れなかったです!

試合は終盤、相手のミスから追加点を奪い、4−0。
そして最後のバッターを抑え、勝利を収めました!

望洋 スコア

守備陣にもファインプレーが飛び出し、チャンスでもしっかりタイムリーを放ち、まさに投打が噛み合った試合でした。
そして僕自身も無四球完封勝利。

中学時代から意識していた相手に投げ勝つことができ、しかも完封。
この日は人生で1番いいピッチングができたと今でも思っています。

そして野球人生で1番幸せな日でした!

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人生で1番悔しかった試合 高校2年秋 松戸国際

東海大望洋戦の次の日、ベスト4をかけた試合が松戸国際と行われました。
勝てば関東大会がグッと近づく一戦です。

この日、今でも忘れられない悔しい思いをすることになりました、、、

この日も僕は先発させてもらうことができ、相手先発、好投手の植谷投手と投げ合います!
植谷投手は先日、大学野球界で1番レベルが高いと言われる、東都リーグの入れ替え戦を制し1部復帰を果たした、日本大学へのちに進学しています。

前日の原田、島に続いて2日連続の好投手との投げ合いはしびれるものがありますね!

さて、試合はというと、、、
正直あまり内容まで覚えていません。笑

この日は結局完投させてもらったのですが、2日連続で完投なんて初めてでそれだけ必死にやってたから一瞬で試合は終わった感覚でしたね。

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ただその中でも忘れられない場面が3つあります!
この3つだけは絶対に忘れないし、この試合が終わってから何度も夢に出てきました。

その1つ目は、決勝点を取られる前にランナーを出塁させてしまったことです。
ホームランを打たれたとかではないんですよね。
そのランナーはセーフティバントで出塁させてしまいました。

しかもその打球は僕とファーストの間に転がる絶妙なバントでした、、、

が、なんとかすればアウトにできたのではないか。
そう思わせる微妙な打球でなんとも言えないやりきれなさが残りました、、、

そして2つ目はそのランナーをホームに返されてしまった場面です。

この記事ですね、、、

これも打たれたのは会心の当たりではありません。
少し芯を外した打球が3塁線を抜けて行ってしまいました。

ただ打たれたのは抜けた変化球、、、
これも1つ目同様、あの時いいコースに投げ切れれば抑えられたかもしれない、、、

本当に野球は「たられば」のスポーツだなと感じましたね。
ただそのたらればが夢にまで出てくる、とんでもなく苦しめられる。

野球は本当に怖いなと思います。

少し話は逸れましたが、3つ目です!
これは僕がこの試合で最後のバッターになってしまった時ですね。

僕はあまりバッティングは良くないので、いつもなら代打を出してもらうのですが、この時はそのまま打席に向かいました。

結果はサードゴロ。
ヘッドスライディングするまでもなくアウトでしたね。笑

この3つの場面はどんな球を打ったか、打たれたか。
これを書いてあるだけでも映像が頭の中に流れてきます。

そして試合は3対2で負けてしまいました、、、
本当に必死に選抜甲子園を目指していたので悔しくて仕方なかったですね。
この試合が終わってからしばらくは立ち直れる気がしませんでした、、、


最後に 本当に後編に向けて

ということで今回で引退まで書き上げるつもりでしたが、秋大のことだけで終わってしまいました、、、

ただそれだけ、この大会に対する気持ちは強かったです!
正直のところ、今後書き上げる夏大よりも秋の方が気合いが入っていました!

大会後に小林先生から
「速い球を投げる、いい変化球を投げるよりも、勝てるピッチャーにならないといけないなあ」
と声をかけていただきました。

いろいろなことを小林先生からお話ししていただきましたが、この言葉は今後の僕の投球スタイルにかなり大きく影響しましたね!

さて次回なのですが、僕は春の大会にはベンチ入りしていません。
いろいろありまして、、、
この色々はいつかまとめて投稿します!
ということで次は夏の大会前ぐらいから引退までを書き上げていきます!

是非最後まで見ていただけたら幸いです!

また、もうすぐ始まる夏の大会、習志野高校の応援をお願いいたします!








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