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告白。学生編パート3
春先から晴れて大学生になり、
時間を持て余していた。
当時は何故大学の授業に行かなければならないのか?
何のための大学生活なのか?
よく分からなくて、
最低限の義務教育が終われば
もう充分なのではないか?
と考えていた
実家からキャンパスまで
1時間以上も掛けて通っていた事も
しんどかったし
大学での交友関係にも飽き飽きしていた。
芯が無いトイレットペーパーの様な
フニャフニャした感じ
大学生活よりも、
アルバイト、遊びに
力を入れていて
気付けば
前期の単位が3という
とてつもない数字を叩き出していた。
父から怒りの手紙が添えてあり、
その事がきっかけで
立て直そうと決意したのを覚えている。
しかし後期からはバンド活動も始めていて
授業以外のスケジュールが忙しかった気がする。
あ、そう言えばボランティア活動も
やってたな
案の定
年間を通して
見るに耐えない結果に終わり
こんな私でも流石に落ち込んだ。
来年からは気持ち入れ替え、
まず学校生活から立て直そう!
と本気で考え
先ずは交友関係から見直し始めた。
来年の為に服を買い換えようと
唯一同い年だった愛知県出身の
猿みたいな男に連絡を入れ
案の定彼も、なかなか大学生活に馴染めず
パチ屋に入り浸っていた様子だった。
原宿で待ち合わせをして
服を何着か購入した。
彼は
あの当時スロットでめちゃくちゃ稼いでたくせに一着も買わなかった。
悩みを互いに打ち明け
来年からは授業に通う事を
決意した。
次の年から
めちゃくちゃ楽しい大学生活を送る事になる。
決意してからは
なんだか同じ様な感覚の
仲間が増えていって
気づけば常に8人で固まっていた
集合場所はいつも喫煙所だった
授業、バンド、バイト、遊び
と良いバランスが取りながら
日々過ごしていた
ボランティア活動をしていた時期もあり
他大学から来ていた一個上の女性に惹かれる。
その女性はやたらキラキラしていた?
というより、
白いオーラを放っていた
後にその娘もバンド活動していた事を知る。
ちょうど自分がバンド活動始める頃に
彼女は就職活動に専念する為
バンド活動を一旦休止していた時期で
入れ違いだった記憶がある
ボランティアの
カリキャラムが終わる頃に
みんなと連絡先を交換し
流れでその娘の連絡先もゲット。
後にアプローチをした。
その娘には
長く付き合っていた
バンド関係の彼が居たんだけど、
当時は関係がギクシャクしていた
何故その様な話の流れになったのかは
覚えていないが
3日間デートをする事となった
自分なりに計画を立てて
デートを遂行した。
なぜ映画をチョイスしなかったかは
いまだに不明だが、
1day目黒→2day原宿→3day六本木に行った記憶がある
目黒ではお気に入りのハンモックカフェに行き
お酒も交わしながら談笑。
原宿では昼はハワイアンのハンバーガ屋?みたいな所に行き、次に喫茶店で談笑し
後に竹下通り辺りをプラプラ散歩した。
その娘はやはり
オーラを解き放っていたせいか
すれ違う人、すれ違う人から
振り向きざま
チラチラ振り向かれながら
顔を見られた程だった
彼氏でもないのに
勝ち誇った様な気分に浸っていた
めちゃくちゃ可愛いだろ??
この娘!
オーラ感じるだろ??
羨ましいだろ??
今俺は
この娘と横並びに
イチャイチャしながら
歩いてるんだぜ
民よ!
六本木では森ビルで開催されていた
アートの展覧会を見に行き、
飯はどこかで食べたかな?
カラオケに行く予定もあった様な。
あんまり覚えてないけど
ひとまず
この夢の様なデートは終了した。
最後に彼女から言われた言葉は
KOHEI君は何も言うことはないし、
この3日間楽しかったし、完璧だった。
けど、私はダメ人間が好きなの。
前の彼がそういう人だったから。
スリーダウンの
ノックアウト負け。
要するにつまらない男だったのだ。
その日から
彼女との連絡は絶った。