スプリンターズS 考察
神戸新聞杯のコントレイルは強さ際立ちましたね。
恐らくでしかありませんが、全力を出さず勝ち切りました。
改めて、この世代では抜けているなー。という印象でした。
ヴェルトライゼンデはTwitterでも触れましたが、外に出すのに手間取り遅れをとった感じでしたね。
そして、オールカマー。
騎手への不満は少ない方と思っていますが、三浦Jにはもっと果敢に乗って欲しかった。というのが、本音ですね。
さて、今週はついにスプリンターズSです。
昨年の王者不在の中、春の王者、マイル女王、幻のG1馬、など面白いメンツが揃いましたね。
昨年こそ、ガチガチの結果でしたが、過去10年の3連単平均は134,129円と波乱含みのレース。
およそ1分7秒に夢をのせて。
傾向と対策
①前走
高松宮記念、安田記念、ヴィクトリアマイルの春のG1から直行して馬券圏内にきた馬は、過去10年で5/29(2010年2着キンシャサノキセキは前走セントウル取り消し。同年1着馬は海外馬なのでカウントせず。)
残り24頭の内1頭のみ、夏のOP勝ちから馬券圏内へ。
23頭は夏競馬のG3、G2に使っている。
中でもやはりセントウルS組が優勢な印象
サマーシリーズよりもこちらに向けて仕上げてきた馬の方が狙いやすいのは、確かだろう。
②高松宮記念との違い
中京1200mでは、スタートから100mくらいまでは上り、そこから残り300m地点までは下りそこからまた上り。
そのためテンはそこまで速くならず、スパイラルカーブのRがキツイため最後の直線勝負の様な構図になる事が多いと言える。
中山1200mではスタートから高低差4mの下りでテンが速くなりやすく、直線までは緩やかなカーブになっている。残り200m地点で急坂を、迎えるがオーバーペースでない限りそのまま雪崩れ込む様な構図が多いと言える。
スプリンター路線が低調で混戦を極めていた事も相まってか、春秋制覇はグランプリやマイルに比べて少ない印象がある。
③血統
近年では、ミスプロ系、特にGoneWestやフォーティナイナーなどダートで行けそうな字面が好調。
やはり、雪崩れ込む競馬というとダート寄りの競馬なのであっているのかもしれない。
サンダー系も悪いわけではないが、日本で言うところの、主流よりも非主流の方がレース質に合う様に思うと思われます。
有力馬 考察
グランアレグリア(C.ルメール)
今年は高松宮記念2着、安田記念1着
馬体重も3歳時に比べて20Kg増と充実一途の牝馬
高松宮記念では1頭だけ後方から差してきて強い内容の競馬
1200mから1600mまで幅広く活躍していて、今回の人気具合も納得
前が速ければ楽々と差してこれるが、高松宮記念との違いで挙げた通り、容易では無さそう。
4角二桁通過で差し切ったのは新潟開催を除けばレッドファルクスの1回のみ。
高松宮記念よりも位置取りを求められた時も末脚健在か注目したい。
モズスーパーフレア(松若風馬)
高松宮記念1着、北九州記念2着
高松宮記念は繰り上がりだが、展開は向いたとはいえ並ばれぶつけられた後もしぶとく粘った。
前走は牡馬換算なら58.5kgのトップハンデで、差し勢が強襲する中を粘り2着
しかも相変わらずの体重の増え方で上昇は期待できる。
高松宮記念よりもスプリンターズS向きなのは戦績の通りで、昨年もダノンスマッシュ、タワーオブロンドンが差してくる中良く粘れたと言って良いだろう。
1週前追い切りも坂路で良い動きをしているし、期待が高まる。
ダノンスマッシュ(川田将雅)
すっかりG2大将になってしまってるこの馬。
ただ、昨年もそうですが、前が潰れてくれればそれなりに差してこれるのは確か。
本音をいうと消したい気持ちは大きい。
前走は前は離れてたけど、その後ろの集団としてはスロー。
現に後ろから上がり最速を使ってた馬たちは全く届かない。
三浦Jの好騎乗が光ったレースだったと思う。
休み明けもマイナス体重で、上積みはあるのだろうか。
買ったとしても抑えまで。
ダイアトニック(横山典弘)
距離短縮をしてるのに何故かポジションが良くなってるのが不思議でこの馬のスタート何回も見てみましたが、この馬スタートが遅いとかではなくて、昔から普通に出てるけど枠なりにポジションにつくから外だと後ろになってるだけだった。笑
阪急杯からは3→3→6→1番なので押してるわけではないけど前目につけれている。という感じ。
ただし、前走に関しては、スタート出てるけどジリジリ下がって行っています。恐らく馬場でしょう。
逆を言えば枠なりに自在な競馬ができる。と言い換える事もできるでしょう。
しかし、コース形態から言っても外外を回されて、差し遅れは怖く、今回も内枠から馬なりに前目につけれるのが理想的。しかし、今の中山の馬場は高松宮記念の時並みに重くなっており、また馬場に泣く可能性も大きい。
前日、当日の馬場状態には要注目。
馬場が悪ければ鞍上が無理をしない。なんてことも。。。笑
ミスターメロディ(福永祐一)
前走セントウルS3着で復活した感のある1頭
しかしながら、左回りに良績が集中していて、中でも中京は得意舞台と言っていいだろう。
仕上がり的にも前走は良く、そこから更なる上積みというのも期待しづらい。
重賞2勝(高松宮記念含む)を福永騎手であげているので鞍上が戻るのはプラスかもしれないが、それでも買いづらい1頭となっている。
穴馬情報
ライトオンキュー(古川吉洋)
血統的には、ダートも行けそうなジャイアンツコーズウェイとゴーンウェストを持ち
夏競馬に使ってきてはいるが、元々ここに出ようとして出て来れなかった馬で、陣営もここを見据えてだと思う
前走から中4週なので許容範囲内だと思う。
前走は勝ち馬の末脚に屈しはしたが、ある程度のポジションで競馬を進めていけるのは好材料
持ち時計に不安を抱くが今の重たい中山ならそこまで気にする事はないはず。
ビアンフェ(藤岡佑介)
スプリンターらしからぬのっそりした馬でダートのマイルくらいで先行して粘り込んでそうな競馬をする馬笑
馬体重も増える一方で上昇一途だろう。
前走は、ある程度の上がりを、求められるレースで、この馬なりの上がりは使っていたが、その様なレース質ではこの馬には無理。
モズに無理して競りかけるより後ろをぴったりついてモズとそのまま雪崩れ込む様な競馬に期待したい。
モズが逃げて潰されない先行馬は恐らくこの馬と見る。
メイショウグロッケ(浜中俊)
前走距離短縮で2着に好走
うまく距離短縮がはまったと言える。
もちろんフロッグの可能性はある。
しかし、タイプ的にはレッドファルクスと同じようなタイプで中京もいいが、中山の方が合ってる可能性もある。
ノーマークの穴馬が穴を空けた次走は基本的にスルーするが、この馬はかなり人気もないし、ハマりそうなタイプなので抑えといてもいいと思う!
まとめ
今回のスプリンターズSの難しい所は最重要ステップレースのセントウルSの評価が難しい所だと思います。
中京と中山ではレースの質が違うのでそこをどこまで見極められるか、が他の方と差をつける鍵かなと思います。
◎モズスーパーフレア
中山ベスト 変に鞍上が慎重にならなければ勝ち負け必至
○ライトオンキュー
悲願のスプリントG1出走 仕上がり良好 血統向く
▲ダイアトニック
高松宮記念評価 脚質自在 内枠先行希望笑
△グランアレグリア
高松宮記念評価 中山<中京? 自力上位
穴ビアンフェ
粘り込み期待 中京よりは中山向き
大穴メイショウグロッケ
距離短縮で変貌? 内枠希望 ピッチ走法で急坂も◎
週頭時点ではこんな感じです。
枠順については触れてきませんでしたが、コース形態上外外回されるのは良くないので、枠順後変更は大いにあり得ると思うので週末の最終見解の方もよろしくお願いします🥺