並進運動×投球動作分析
本文を読む前に今回のnoteではこれらのことについてまとめています!
〇投球動作に求められる並進運動の機能
〇投球動作分析に必要な並進機能評価方法
〇投球動作分析を深める重心移動のポイント
今回はタイトルにもあるように「並進動作」をテーマに投球動作との関係性・動作分析の方法についてまとめていきます。
本題に入る前に<並進動作>について簡単に説明していきます。
投球動作は<並進運動と回転運動>により行われる動作です。
並進運動だけが優れていてもOKではなく、回転運動だけが優れていても投球障害を予防できたり、パフォーマンスアップするわけではありません。
下半身から起こる運動を適切にボールに伝えるためには、これらの運動が相互的に機能できることが重要となります。
なぜ私が並進動作にここまでこだわってnoteにするかというと、投球障害を捉えるうえで欠かせない動作であるからです。
それは、並進運動時における異常運動が投球障害を引き起こす可能性が高いということです。
そのため、《並進運動における異常動作を分析できること》が今回のnoteのねらいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|ライタープロフィール
■投球動作における並進運動の役割
はじめに、並進運動の役割について解説していきます。
毎回お読みいただいている方にはおさらいになりますが、投球動作には以下の図のようなphaseが分類されています。
投球動作とそのエラーを捉える上で、phase(フェーズ)ごとにその役割を理解できることがとても大切です。
並進運動と回転運動の厳密な区切りを立てることは難しいですが、<Wind-upから足が接地するLate cocking以前の動き>を並進運動と指します。
Late cocking以降は回転運動となります。
先程もお伝えしましたが、回転運動だけが優れていればOKではありません。
回転運動を効果的にボールに伝えるには並進運動の運動エネルギーを転換し回転運動につなげる必要があります。
つまり、並進運動においては
・軸足の支持性
・軸足上での重心移動が重要となります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■並進運動に求められる身体機能
ここまで並進運動が投球動作における重要な役割であることをお伝えしてきました。
それでは、並進運動・動作を行うにあたって、どのような身体機能が求められるのか考えていきます。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?