ドラクエについて:3回目記事
私はドラクエが大好きである。ドラゴンクエスト。
初めて買ったのは、中古のファミコンソフト。ドラクエ3。
当時小学生の私は必死にレベルも上げてピラミッドという難関を攻めるも
道中のヒントを聞き逃して「魔法の鍵」までたどりつけなかった。
何度も地下に落下して、大王ガマとかいう蛙にやられて、全滅して気持ちが砕けた。そう、初ドラクエは、勇者が世界を救うことは叶わなかったのである。そしてセーブデータは消えた。
懲りずにお袋におねだりをして、ドラクエ4を買ってもらった。
最初から初めて、2章に行った。どうしても老爺がさえずりの塔で、敵の集中攻撃により死んでしまう。脱出の呪文リレミトが唱えられない!
この世にこんなに難しいゲームがあるのか、と思い攻略本を買ってみるものの、大した情報は載ってない。中古で買ったので、先人のデータ:勇者みきろんはレベルが42、ラストダンジョンにもルーラを唱えれば行ける状態だった。みきろんをプレイする時間が長くなり、ラストボスを倒して得意気になった。自分の中では、ドラクエ=とっても難しい。そう思い、新しく発表される作品からは遠ざかった。
高校生になって、自分の部屋に小さいテレビモニターがやってきた。ゲームが一日中できるのである。少し大人になった私は、闘い方や冒険の仕方を覚え、ドラクエ7を100時間かけてクリアした。ドラクエ1も2も3も、クリアした。
こうなると、昔はクリアできなかったものをクリアする喜びが生まれるのである。プレステ2を買って、ドラクエ5を買って、当時は遠目に友人宅で見ていた冒険を自分でした。ストーリーが良くて20歳なのに泣いた。
すぐにドラクエ8が発売された。絵がとっても綺麗。夢中でやりこんだ。
こうなると、ドラクエ中毒の出来上がりである。ドラクエ9が出るまでは、4、6をニンテンドーdSでクリア。小学生ではできなかった冒険が、大人になってもできるのである。特に、ドラクエ4の5章のキングレオを、可能な限り低いレベルで挑んで討伐するのが興奮するものであった。今でもそうだ。だいたいレベルは13くらいだろうか。
ドラクエ9は長期病気休暇中、900時間はやった。秋葉原や横浜に、すれちがいの地図を求めてさまよった。今でいう接触アプリCOCOAの先駆け。
ドラクエ11も発売日に買った。勇者の血筋を持つ我々も楽しみにしていたようで、楽しんだ。これまた200時間くらいやりこんだ。
オンラインゲームのドラクエ10は残念ながら全くプレイしていない。
それでも、ドラクエ11は非常に楽しかった。当時の嫌なことは全てぶつけていた。
簡単に振り返ると、ドラクエは3→1→2、と勇者ロトの世界。6→4→5と、天空から勇者が舞い降りた世界。7が天空の勇者と、8がロトの勇者と微妙に関係がある中、全く異色の9、それまでのストーリー全ての時空を旅する11。それぞれのシリーズに関係性があるのが途切れぬ面白さになっていると、思う。
どうか我々が元気なうちにドラクエ12を旅したい、それが今の希望である。
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