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自分を知り尽くす

連日、コンダクターミーティングが進んでいく中で、「自分の判断基準」を考えることが多い。


これから生きていく上で、どんな決断をするにしても、自分の判断基準がブレないこと、より具体的であることが必要だと思う。

20年弱を生きてきて、今の自分なりにも大切にしていることははっきりしつつある。



それは

「人としてどうか」



自分、もしくはその人がしようとしている行動や言動を善悪を判断するときにこの軸が生まれるわけであるが、自分の中ではこの軸はブレてないし、具体的であると思っていた。

ただ、ここを突き詰めた時に思考がこれ以上深いところまで進まなくなり、この軸は感覚の話でしかないことに気が付いた。

「『人として』って何?」
「真面目ならそれでOKなのか?」
「みんな悪い人ではないからみんな信頼できるのか?」



そこに対して、今の自分には明確な答えは出せなかった。

それから考えているうちに、自分が大切にしてきたことが少し見えてきた。


「感謝と謝罪をしっかり体現する」
「自己犠牲を厭わない」
「自分の目標や理想に対して必死でまっすぐ」


ここは自分の中でブレないだろうし、これまで自分を近くで見てきた人たちも間違いなく納得するであろう。
そして、自分が信頼を置ける人にも、これが当てはまっている。
自分に似ている人は好きになれるし、応援したいと思える。


「現状維持は衰退」という言葉もあるように、少しはっきりと見えただけで満足していてはいけない。

軸の部分より自分の能力の部分に目を向ければ、改善の余地しかない。
結局軸が定まっていても、能力がなければ勝ち残れないこともサッカーを長年続けてきて学んだ紛れもない事実である。


さらに自分が成長していくためには、自分を多角的に見て、いろんな面において成長すること、そして今よりもっと多くの人や価値観に触れ、理想や軸の解像度を高めることしかないと思う。


「人は簡単に変えることができない。まず変わるなら自分から。」

高校2年生の頃に平野先生からかけていただいた言葉が今も胸に残っている。


とにかく自分を知って、知って、知り尽くす。


同じような悩み、考えを抱えている人にとって少しでもいい刺激になればと思う。







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