じょんのび婚活#03 肉食系にロックオンされて涙目
自分の現在地を知る
スタジオで撮った写真がプロフィールに登録され、本格的に活動開始だ!
ざっとお相手検索のページを覗いてみると『希望年齢:20歳~(自分の年齢)』と書いている男性の多いこと多いこと。
彼らに年齢も容姿も年収もコメントから伺える人柄にも全く共通点はなくて、つまりほとんどの男性が20歳を恋愛対象として見てる・いやむしろワンチャン行きたいと思っている事実がそこにある。
自分はハタチの男の子をそういう対象には見れないし、たとえ見ていたとしても本気で婚活する場所でそんなこと高らかに宣言なんかできないんだけど(おばさんが何高望みしてんの?って思われそうじゃん)そういうの気にしない人が多いのか。素直でよろしいね……
正直ドン引いてるけれど、若い子へアプローチを繰り返し玉砕が続いたメンズたちがわたしたちミドサーに流れつくのであろうことを理解した。そりゃそうだ。
ありがたい悩み
思っていたよりだいぶ多くのお申込みが届いた。入会フィーバーってやつだと思う。
過去にマチアプで知り合ったモンスターたちは皆向こうからのアプローチだったから、今回は自分から能動的に相手探しをするぞ!と思っていたけれど、わたしがマメじゃないのもあって、頂いたお申込みを確認して対応するので精一杯だ。
自分の好みや理想を明確にできていないせいで
趣味が一緒とか、自己紹介が好感もてるとか、
職種が同じで話が合いそうとか。
そういう理由で結構な人数とマッチングしてしまった。入会フィーバーの今を逃したらこんなに申し込みが来ることもなくなるかもしれないと思ったからでもある。
メール不精なのにやっていけるだろうか。
1人目:ナダルさん(42)
早くも複数人とのやりとりに疲れ始めていたとき、早めに会いたいと言ってきたナダルさん。(お顔立ちがコロチキのナダルに少し似てる)
申し込み時のメッセージが好感を持てたのとお断りする理由が見つからなかったのでやりとりをしていた。
どちらかというと塩顔の方がすきな私ですが、もし子どもを産むなら目がくりくりして華やかな顔立ちにしてあげたいという理由から、結婚するなら顔の濃い人の方がいいかもと思ったのだ。
我ながらキモい理由だと思うけど自分が塩顔にコンプレックスを抱えて生きてきたから……。
ナダルさんはお話のテンポも食の好みも合うし、仕事の話でも盛り上がったし、怯えて臨んだ婚活お茶会は想像以上に和やかに楽しく終わった。
向こうからは楽しかった、また会いたい、次は飲みに行きましょうと提案をもらえた。
いつにしますか?来週はどうですか?とグイグイ予定を確保しようとするナダルさんに、仕事の予定を確認して連絡しますねと伝えてその日は解散した。
この違和感、どうしよう
帰りのバスで「思ったより楽しく話せたな」「いい人だったよな」と思いながらも、もやもやしている自分がいた。なんでなのか冷静に考えてみる。
もやもやポイント1:初見が怖かった
自意識過剰と笑われるかもしれないけれど、待ち合わせ場所でナダルさんに声を掛けたとき向こうの瞳孔がグワッと開いたのがわかった。気に入られたのだと一瞬で、本能で理解する。
ナダルさんは血走った目を上下に揺らしてわたしの全身を舐めるように見てきた。ギラギラした獣の目という表現がぴったりだった。怖かった。
もやもやポイント2:視線が無礼
カフェまでの道中のこと。
並んで歩いているわけだが、会話の切れ目でわたしが前を向いている隙に、チラッと時にはじーっと胸元を盗み見ているのが不愉快だった。
あの〜その視線、ばれてないとでも思ってるんですかね?それともばれてても気にしないタイプの人ですか?
もやもやポイント3:前のめりすぎて怖かった
初手で「年上いけますか?」から始まり、「今度ウチに来てもらって…」「一緒にプール行きましょう」「男女で入れるサウナもあるんで、ゆくゆくは一緒に…」
結婚を前提とした相手探しだとしても、わたしはまずは人としての信頼関係を築くのが先だと思っているのでいきなり家とかプールとかサウナの話とか、かなり親しい間柄でないとできないことをいきなり前のめりで提案されるのは気持ち悪かった。
わたしがテニスを習っているといったら「こむぎさんがテニス好きなら俺もすぐにでもスクール通います」って言われたのもなんかすごく嫌だった。求めてないからそういうの。入ってくんな。
もやもやポイント4:視線が(さらに)無礼
帰りの道中では行きのとき以上に胸元ガン見。並んで歩いてるのにこっちの胸ばっか見てるから3回くらい人とぶつかってよろけてた。視線に気づいてますよとアピールするために手で胸元を隠してみたりしたけど効果なし。ほとほと呆れた。
もやもやポイント5:なんか苦いにおいがする
体臭だと思うんだけど、なんかずっと鼻をつく苦い香りがする。
・・・
・・・・・・
ゥチ、もぅマヂ無理。
・・・・
もうさ、書いている今となっては
キモすぎんだろ〜〜!即お断りしろ〜〜!!
と叫びたいところなんだけど。
なんせ婚活始めたばかりで勝手がわからない。
こういうのが普通なのかも?
わたしが潔癖すぎるだけなのかも?
話しやすかったし、悪い人ではないんだろうし、諸々の条件は合うし様子をみるべき……?
そんな葛藤の最中にもナダルさんからは
「すごく楽しかった」「次いつにします?」と追撃メッセージが来る。
マッチングした他の人からも質問だらけのメッセージがくる。新しい申し込みも来る。
なんかもうどうしたらいいのか分からず軽くパニックで、開始一週間にして辞めたくなってしまった。
なにが『じょんのび婚活』だ!向いてなさすぎんだろわたし!!
いやいや…一人だけを見て絶望するのはナンセンス……いくら払ったと思ってるんだ。やれ。Do it!
でもこのモヤモヤをどうにか処理しないと心がもたないよお〜〜〜〜!!!!
そこでふと、いつでも相談してねと言ってくれたアドバイザーさんに連絡した。
すぐにお話しましょう、と言ってもらったので翌日店舗までいくことになった。即行動だ!!
果たしてモチベーションは復活するのか!
次回:プロのアドバイス の巻