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じょんのび婚活#04 婚活は自分本位でいいらしい

圧つよつよの肉食系男性(ナダルさん)にロックオンされ、開始1週間で婚活コワイ‥‥になったわたし。モチベーションを維持するべくアドバイザーさんとのアポを取り付けた。前回記事はこちら↓

アドバイザーのモモコさん(仮名)にいざ「どうしました?」と聞かれるとうまく言葉が出てこなかった。

贅沢だと叱責されるかもしれない。
若くないのに調子に乗ってると思われるかも。

もにょもにょとナダルさんとのやりとり、そのときの不快感、お申込みへの対応が追いついていない件を相談したいと伝えた。

特にナダルさんについては言いにくく、
「いい人なんですけど……」と前置きしながら話してたら「えっ、なにそれ普通に気持ち悪い」と目をまんまるくしていた。

あっ、そうなんだ……!?!?
やっぱり気持ち悪いよね……!?!?

よかったーーーーー!!!!(よくない)

モモコさんは一度離席してナダルさんのデータを確認してくると、
過去にトラブルはないし大きな会社にお勤めなのでヤバい人ではなさそう。でもそれとこれとは別で、嫌だと思って当然だと言ってくれた。ホッ‥‥

今後もグイグイ来る人が現れる可能性があるから、と色々アドバイスをくれた。
個人情報を聞きだそうとされて嫌だと感じたら断る。連絡先も同様。他にも色々。

そして「そういうのを断るときはアドバイザーを理由に使ってください」と。

特に対面でお断りしなきゃいけない場面だと断り方が難しいなー逆上されても嫌だしーー、と思っていたから本当に助かった。
『連絡先はお付き合いが決まってからとアドバイザーさんに言われてまして‥‥』みたいな具合で言えば角も立たない。
確かに。

当たり前のことだけど、いい人でも『嫌』と感じたら断っていいんだ。


お申込みに対応できない問題

これについては
希望年齢の範囲を狭めることになった。

初回来店時の簡易シミュレーションの際、なんとなく+-6歳(30~42歳)で設定したままだったのを忘れてた。
42歳までを範囲にしたことで40代後半や50代の男性たちが『誤差誤差!いける!』の勢いでドンドコお申込みを下さったもよう。
『若く見られます笑』とか書いてくる人もいたのはそういうことか。

年齢というより、価値観や振る舞いにおいておじさんが滲む人はしんどい‥‥と言ったわたしに、30代希望にしましょう!とモモコさんが提案してくれて、+-3歳に変更した。
男性は大体-3歳との成婚率が高いから、わたし36歳お相手39歳はありえます、とのこと。


お断りを通して自分と向き合う

そして実はもうひとつモモコさんに相談したいことがあった。

実はメッセージをやりとりしてるうちの一人から、過去に事故に遭い障がいを抱えていると打ち明けられていたのだ。

『それでもよければやりとりを続けさせてほしい』と言われたまま返信できず数日が経過していた。

もし関係が深まっていたならそんなの気にしないよと思えたかもしれないし、逆にもっと悩んだかもしれない。
でもハジメマシテ程度のやりとりしかしていない今それを聞いたわたしはやりとりに消極的になってしまったのだ。

その方の障がいは、わたしが思い描く暮らしがしにくくなってしまうもので‥‥いや、そんなん取り繕った言い訳だよな。
自分が理想を描くとき、今の自分が持っていないハンディを見越す人はなかなかいない。だからわたしはただ『普通の暮らし』が出来ないのが怖いだけだ。だってそもそも、『普通』になりたくて婚活してるところもあるんだから。
普通ってなんだよ、とかいつもなら思うくせに自分ごととなるとこれが本音なのだとわかった。

自分があまりに嫌なやつみたいで受け止められず、お相手になんて言えばいいのかわからないままであることをモモコさんに伝えた。
モモコさんは「うん、うん」と聞いたあと、優しい笑顔で言った。

「こむぎさん。婚活はね、もっと自分本位になっていいんですよ」

みんなたった一人と出会うためにがんばってる。最後に選ぶ一人以外は他人です。
障がいの有無は関係なく、婚活をしていれば『お断りされる』というのは誰しもが経験します。当たり前にあることなんです。だから自分の気持ちを一番に大事にしていいんですよ。

(´;ω;`)ブワッ

「こむぎさんは断ることにもエネルギーを使ってしまう人だと思うので、お断りの定型文をわたしが考えておきましょうね。コピペして使ってください。お断りするときに理由を述べる必要なんてないですから」

。゚( ゚இωஇ゚)゚。


モモコさんが送ってくれた『お断りテンプレ』はわたしにはやっぱり冷たくみえて、そのままは使えないなぁと思ったりもしたけれど
ひな型があるというのはすごく心が楽だった。

この日の夜、わたしはナダルさんにも障がいを打ち明けてくれた方にもお断りのメッセージを送らせていただいた。

その流れで、やりとりがしんどいと感じ始めた方にもお断りメッセージを送った。

少しすっきりした気持ちになり、もっと落ち着いて活動に向き合っていこうと思った。


ちなみに、
女性は希望年齢の+-幅を同じ数字にするのが習わしなんですか?とモモコさんに聞くと、もっと年下がいいですか?と困惑した顔で聞かれた。
いやいや、今のわたしは+-3歳がしっくりきているんですけど男性は娘くらいの年齢を希望にしてたりするのに女性はすごく控えめに見えるから。
そう伝えるとモモコさんは言いにくそうな顔をしながら
「女性が年下の希望年齢を広げると、心ないこと…暴言を吐いたりする男性がたまにいるんです」
と言った。
ええー……いや、まぁ、攻めてんな〜と思うのはわからなくはないけど…暴言はちがうだろ……

「高いお金を払って活動する場ですから欲張っていいんです。けれど、傷つく勇気は持っておく必要があります」

と少し困ったような笑顔でモモコさんがいった。

「婚活は自分本位になっていい」
「欲張ってもいいけれど傷つく勇気は持っておく」

どちらの言葉も胸に留めて、バランスを見誤らずに活動していきたいなと思った。


次回:初の婚活パーティー参加で経験を積め!

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