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Field of Dreamsという映画を見て

NHK BS放送で、今日(2024年8月12日)午後、1989年にアメリカで作られたField of Dreamsという映画を見ました。1952年(昭和27年)生まれの主人公レイ・キンセラはアイオワで広大なトウモロコシ畑の農家でしたが、35歳の時、トウモロコシ畑の中で、不思議な声を聞き、その声に従い、トウモロコシ畑の半分をつぶして、私設野球場を作ったという映画です。

素晴らし家族愛と、米国の伝統的スポーツの野球への情熱が描かれています。その中で、これまた昔野球好きだった作家のテレンス・マンが語る言葉が、とても印象深かったです。

「アメリカという国はいつも古いものを全て壊しては新しいものを作って、強引に発展してきた。しかし、伝統的なものが全てなくなり昔を偲ぶものがなくなった。ただ、野球だけが残っている。これを、我々は大切にしないといけない。」

このテレンスの台詞、正確には覚えていないのですが、上の様な趣旨を語っていました。これって、近代の中国も同じで、昔の寺院や文化財をつぶしてしまい伝統が途絶えてしまったものが多いと聞きます。アメリカの人も、中国の人も、今、沢山日本を訪れて、驚くことは、日本は近代的な高層ビルと、伝統的な神社仏閣など共存していることだと言います。日本は、昔の文化財を残しつつ、新しいものを日本化して取り入れているのが文化的特徴だと、この映画を見て感じました。

 
令和6年(2024年)8月12日随筆
*なお冒頭の写真は映画.comの下記のURLから引用させて頂きました。https://eiga.com/movie/25998/


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