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東京オリンピックと香川県の関係 3題話

゜(はじめに)


 東京オリンピックと云えば、皆さん、数年前の「東京2020オリンピック」の事と思いますよね。このオリンピック、世界的な新型コロナのパンデミックで、1年遅れの2021年に開かれたのは、記憶に新しいですよね。こんなこと、長いオリンピックの歴史上で初めてですよね。
 しかしながら、東京オリンピックといえば、私の様な前期高齢者の者にとっては、まず、昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックの方を、下記のように鮮明に思い出すのです。ここでは、香川県と関係のある、皆さんにも大変興味深いと思います東京オリンピックのお話を3つお話しします。ご笑覧いただければ大変嬉しいです。
 

[ 1 ] 今(2014年)からちょうど50年前の東京オリンピックとカラーテレビ


 

(1-1)50年前の東京オリンピックの開会式のあった日を覚えている


 今(2014年)からちょうど50年前の東京オリンピックの開会式があった昭和39年(1964年)10月10日のことを、私は鮮明に覚えています。その時私は12歳で、そのころ中耳炎になっていて、8キロ離れた観音寺市(香川県)の瀬戸耳鼻咽喉科へ、一人でバスに乗って診療を受けに行きました。ところが耳が悪いので、バスの中で酔って気持ち悪くなり往生し ました。それで、帰りは観音寺市から8キロの道を金毘羅街道を歩いて帰りました。途中4キロの所に、叔父さんがやっている電気屋さんがあって、休憩に立ち 寄りました。

(1-2)その年初めてカラーテレビが発売された


 そしたら、母方のおばあちゃんが電気屋さんの叔父さんところに来ていて、東京オリンピックの開会式を、カラーテレビで見ていました。そのころ はほとんどの家庭はテレビを持っていたとしても白黒のテレビしかなかったのですが、東京オリンピックのとき初めてカラーテレビが売られるようになりました。カラーテレビが大変珍しかったのと、叔父さんは母親孝行のために、実家のおばあちゃんを連れてきて初めてカラーテレビを見せたようです。今は携帯でもカラーのテレビを見られる時代ですが、50年前はこうだったのですね。私は、叔父さんの所でお茶を飲ませてもらってから、またさらに4キロを歩いて山本町まで帰りまし た。このように、前回の東京オリンピックの時にはじめてカラーテレビが発売されたんですね。
 
平成26年(2014年)10月10日随筆
令和5年(2023年)9月22日 加筆
 

[ 2 ] 前の東京オリンピックの時に、貴方の中学校区で聖火ランナーに選ばれた人を覚えていますか?


 
 前回、昭和39年(1964年)の東京オリンピックの時に、私の母校の香川県(観音寺市三豊郡山本町学校組合立)三豊中学校から、聖火ランナーに選ばれた男女二人の先輩を、私は今も覚えています。二人は、観音寺市本大町のK松薬局のK松秀樹さんと山本町河内地区出身のOKさんでした。K松秀樹さんは、その後観音寺第一高校から東大医学部へ進学した先輩です。また、OKさんは、私の同級生のO直樹君のお姉さんで神戸大学に行った先輩です。二人とも、中学のころから成績優秀なうえスポーツにも秀でた人で、三豊中学校のホープでした。そういう人が、この中学校区で聖火ランナーとして選ばれたのですね。そこで皆さん、前回の東京オリンピック、50年以上たちますが、あの時ご自分の中学校校区で聖火ランナーに選ばれた人を、いまも覚えていますか?
 私たちも前期高齢者となりましたので、覚えておられたら今のうちに記録に残しておくべきですね。
 
平成29年(2017年)10月8日 随筆
令和5年(2023年)9月23日 加筆
 

[ 3 ] すばらしい英仏2ヶ国語によるオリンピック招致スピーチを行った高円宮妃久子殿下のルーツは香川県三豊市


 
香川県立観音寺第一高校同級生の皆さんへ
 

(3-1) 高円宮妃久子殿下の2013年ブエノスアイレスでのオリンピック招致スピーチ


 東京オリンピックがもう一度やってきますね。今回、2013年9月7日に南米ブエノスアイレスで行われた招致委員会の最終スピーチで、安倍首相が英語で、また滝川クリステルさんがフランス語でスピーチされたのが話題になり、私もYoutubeでそのスピーチを聞きました。その時、偶然、高円宮妃久子殿下のスピーチも載っていたので、聞きました。びっくりしました。流れるようなフランス語と英語2ヶ国語のスピーチで感動しました。抜群の発音で、決してにわか仕込みのものではなくきっと長い留学生活をおくられたものと思いました。注目の高円宮妃久子殿下のスピーチは、http://matome.naver.jp/odai/2137859751089346601に載っていますので、是非、一度お聞きください。ほれぼれとする語学力です。

(3-2)高円宮妃久子殿下のルーツは香川県現三豊市豊中町


そこで今まで久子殿下のことは全く知らなかったのでご経歴をネットで調べました。留学経験はやはりあることがわかりましたが、それより驚くべきことを初めて知りました。彼女の御両親は、香川県三豊郡笠田村(現三豊市豊中町笠田)のご出身だということです。お父様は、鳥取滋治郎氏、お母様は鳥取二三子さんです。確かに、豊中 辺りには鳥取という姓の家がありますね。我が香川県三豊市・観音寺市地区から王妃が出ていたのですね。久子殿下は昭和28年(1953年)7月10日生まれの現在60歳(70歳)で、我々より1歳下です。

(3-3)鳥取久子さんと夫君高円宮様との出会いのエピソード


夫君の高円宮は2002年にスカッシュをしていた時、心不全で残念ながら突然亡くなられました。その夫君の高円宮も英語とスペイン語が堪能で、高円宮様のプロポーズは英語で、久子殿下の答えも英語だったというエピソードも知りました。お二人とも、大変語学が堪能だったんですね。
 ちなみに、2014年10月、お二人の次女典子様が、出雲大社の宮司で85代目の千家(せんげ)国麿さんとご結婚されたのは記憶に新しいですね。
 
平成25年(2013年)9月15日 随筆
平成28年(2016年)2月20日 追記
令和5年(2023年)9月23日 加筆
 

(おわりに)


 
 東京オリンピックと云えば、ほとんどの皆さんにとっては、数年前の「東京2020オリンピック」の事と思いますが、私達の様な前期高齢者の者にとっては、東京オリンピックといえば、まず、昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックの方を、上記のように鮮明に思い出すのです。でも、50年も60年も前のお話で、私たちも前期高齢者となりましたので、同年配の方々、前の東京オリンピックの事を覚えておられたら、この世からいなくなる前の今のうちに(笑)、記録に残しておくべきですね。皆様の思い出はどうでしょうか?
 
令和5年(2023年)9月23日
 



*なお、冒頭の写真は、1964年東京オリンピックのシンボルマークの写真を、下記のURLのWikipediaから引用させて頂きました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1964%E5%B9%B4%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF
最終更新 2023年9月17日 (日) 01:30


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