UXデザインを学ぶために読んだ書籍(5冊)
たい焼き好きのUXリサーチャーのかとうこういち(@ko1katoU)です🐟
仕事や色んなところでUXデザインに関する書籍を紹介する機会があり、せっかくなのでnoteにまとめることにしました✍️
ちなみに自分は本を読むとがとても苦手で、学生時代の小学校~大学にかけて読んだ本の数が両手で収まるほど読書が大嫌いです😣
一番嫌いな夏休みの宿題は読書感想文で、出来るだけ避けて通ってきました。なので、今まで書いた読書感想文は3回ぐらいだと思います。
そんな読書習慣がない自分なので、「UX関係で読みたい」という本はたくさんあるので買うのですが、つい積読になっています…
そんな自分でも「読んでよかった!」「読みやすかった」という本がいくつかあるので、紹介していきたいと思います😉
ユーザビリティエンジニアリング 第2版
(樽本徹也 著)
自分が学び初めて初期のころ、手にし読んだのが
この「ユーザビリティエンジニアリング」(当時は第1版でした)と
この後紹介する「誰のためのデザイン」です。
第1版も読み、第2版が出た当時は品質保証担当だったので、Part3「評価」のところを中心に読み、
周りの同僚にもまずはPart3「評価」だけでも読むと参考になるよと進めていました。
実践的な内容で、すぐ実践の参考にできるところがたくさんありました。
ユーザビリティテストのリクルーティングや進行、分析方法などすぐに実行に移せるものばかり。
Part3「評価」以外のところでも、
Part1「調査・分析」のインタビューの深堀テクニックの「文脈クリック」は今でも意識していてることです😉
内容としても、とても読みやすく、読書がめちゃくちゃ苦手な自分でも読み進められた。
ユーザビリティ評価のことも丁寧に解説してあるので、調査以外にユーザビリティ評価にも力を入れたい人の最初の1冊としてオススメの本です😉
UXリサーチの道具箱
(樽本徹也 著)
またもや樽本さんの本📗
この本ではUXリサーチでよく使われる調査や分析手法を次の「7つ道具」として紹介されています。
「ユーザーインタビュー」
「データ分析」
「ペルソナ」
「シナリオ」
「ジャーニーマップ」
「ジョブ理論」
「キャンバス」
この本もユーザビリティエンジニアリングと同様とても読みやすく実践的な内容の本です。
インタビューのコツや分析方法、ペルソナやジョブ理論の考え方、シナリオやジャーニーマップ、キャンパスの書き方などが書かれており、
まず初めの一歩としてやってみようと思える内容になっています。
自分もこの本の中の「ユーザーインタビュー」のインタビュー設計の方法で、付箋に書き出しながら実施していく手順を実務で実践に取り込み活用しています。
Ctalksのインタビュー設計もこの方法を参考に実施しました😉
ユーザーインタビューの教科書
(奥泉 直子、山崎 真湖人 、三澤 直加、古田 一義、伊藤 英明 著)
リサーチ手法の代表的な手法である「ユーザーインタビュー」について実践的な内容が書かれている書籍です。
計画の仕方や準備の仕方、進行やテクニック、考察の仕方などインタビューの計画から実施・分析まで流れに沿って解説してあります。
例えば、リクルーティングの仕方やインタビュー会場への案内の仕方、インタビュー実施の際のインタビュー対象からの言葉の引き出し方など細かいところですが、
実践の中で「これどうすればいいの?」という疑問に答えてくれる書籍だと思います。
自分も「インタビューガイドは”チェックリスト”くらいの位置付けと心得よう」「問いを繋げていく方法」など、
自分の身についているもの、まだまだのところありますが、今見てもかなり参考になる本です。
これを読みながら訓練するのもいいと思いますし、
インタビュー本番に必ず一通り読むという人もいました!
インタビューを実施してみたいけど、どうしたら分からない方や今実施しているやり方に不安のある方は読んでみるといいのではないでしょうか😉
誰のためのデザイン
(D. A. ノーマン 著
岡本明 、 安村通晃 、伊賀聡一郎 、野島久雄 翻訳)
この本もHCDやUXデザインを学び始めた約8年前に、手にとって読んだ本です。(当時は改定前のものを読みました)
ただこの本(改定前)は約400ページもあり、読書が苦手には難敵でした。
通勤時間の中、あえて遠回りして時間を作って読んだ記憶があります🚃
ただ内容は興味深い内容で、当時の自分も「なぜ使いにくいものが設計されてしまうのか?」という疑問に答えてくれる本でした。
デザイン原則や人間の認知の基礎が事例を交えながら書かれていて、
この本で、アフォーダンスや対応付けなどの概念を学びました。
読むのは手ごたえがありましたが、考え方の基礎として今でも役立っている知識だと思っています😉
UXデザインの教科書
(安藤昌也 著)
UXデザインを志す人だったら知らない人はいないと言っても過言ではない
千葉工業大学の安藤昌也教授が書かれた書籍です📗
UXデザインの概要・歴史、基礎知識、プロセス、各種手法が網羅されており、書籍のタイトル通りの「教科書」です。
260ページほどあり全てを読み込むのは大変です。
正直自分も全部読んだわけではありませんw。
もちろん読んだ方がいいですが、手元に置いておいて実践で困ったとき、実践の中で分からないところを参照するというのに最適な本だと思います😉
最後に
ということで自分の知識やスキルの根元になっていると5冊の本を紹介しました📚
まずはじめに読み、実践テクニックを手に入れたいなら以下の3冊のどれか
ユーザビリティエンジニアリング 第2版
UXリサーチの道具箱
ユーザーインタビューの教科書
さらにUXデザインやデザインの知識や理解を深めたいなら以下の2冊
誰のためのデザイン
UXデザインの教科書
がオススメです。
本当に読書が苦手な自分で、だからよくセミナーやワークショップに行って身につけようとしてます。
だけど、やはりセミナーだけでは時間やタイミングが限られるので、本で知識やテクニックを身に付けるのは大事だと思ってます。
UXデザインを学び始めた人に対して、このnoteを参考にしていただけたら幸いです。
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