学びのデザイン〜講座作りの基礎を学ぶ〜
最近ありがたいことにUXデザイン系のセミナーの依頼がちょこちょこあり、自分で講座をすることもある。
自分でプログラムを組み立てるときは、今まで受けたことのあるセミナーの見よう見まねでやっていたので、どこかでちゃんと講座の作り方を学びたいなと思っていたので、ちょうどいい機会に名古屋で開催されるということで参加させてもらいました。
コンテンツとは
まずコンテンツの内容には「情報、知識、手法(ノウハウ)、技量(スキル)、感覚」この5種類ある。
情報、知識は事実なので提示すれば、吸収は可能。
手法(ノウハウ)も教えることができるが、技量(スキル)は繰り返し実践しないと出来るようにはならない。
UXデザインでもペルソナやカスタマージャーニーマップの手法やフレームワークは教えることができるが、そこで一回実施したからといってすぐに実践で出来るようになる訳ではない。繰り返し繰り返し実践することによって身についていく。
そういうものだと分かってもらうのも大事だし、その実践する場(試行錯誤出来る場)を提供することにも価値があると思います。
また、一朝一夕で身につけられるようなスキルでないということで、そのスキルを持って駆使できる人は価値があるんだと感じました。
学習プログラムの「入り口」と「出口」を考える
これも自然とやっていて社内でも社外でも講習を考えるときはこれを明確にするようになってきました。
これが明確にならないと学習プログラムの中にどんな要素を入れるべきなのか、時間が限られている場合はそんなに多くのことを教えることはできないので、出口として最低限どこまで持って行かなきゃいけないのかを考えるようになってきました。
参加者分析もUXリサーチの専門家としては外せないですねw
ラーニング(学習)・モデル
DISCOVER:問題提起やテーマへの導く
KNOW:新しい考え方や枠組みを提供する
SHOW:考え方や枠組みを参加者の頭に具現化する
DO:強化する(試行、体験させる)
FEEDBACK:フィードバック(振り返り)させる
この5つのプロセスを知れただけでも今回は参加した価値があると思いました。
講義の説明が上手いなと思う人はKNOW(理論や抽象的な話)とSHOW(具体例や例え)が上手く混ざっていて聞きやすい(井登さんや安藤先生など)
自分もこれは出来るだけ意識するようにしています。
UXデザインでよくワークショップをするのはDOの部分で自分の頭で考えることをさせることで脳への定着をすることができます。
そして最後の発表や講評ではFEEDBACKで自分も必ずこれを入れるようにしているし、発表についての意見やアドバイスも何か一言だけでもいうようにしています。
DISCOVERはアイスブレイク的なところに近いかなと思うが、問題とのテーマとの関連づけや動機付けに使うことができるので、それが今後は意識出来るといいと思いました。
既に実践出来ていることが多くありましたが、この理論を知っていてやるのと知らないでやるのは大違い(ここはSHOWの場面だなとか意識出来ると外さない)なので、知ることが出来てよかったです。
今回の講習で「インストラクショナルデザイナー」という言葉を始めてしりましたが、もっとこの分野について学んでみたいと思いました。
きっと今回は触りの部分でもっと奥深いことがあるんだろうなと思います。
もしこの分野のオススメのセミナーがあったら教えてください!
そして、これらを活かして講座作りをしたいと思いますので、実践もしていきたいと思います。
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