海外でのホルモン注射inシドニー
こんにちは。
トランスジェンダー(♀→♂)の僕が
今オーストラリアにいます。
その僕が生きて行く為に必要であるホルモン注射と
海外でのホルモン注射について今日は話したいと思います。
内容的には当事者に向けた内容になっていますが
興味のある方は面白いかもしれないですね。
ホルモン注射はなぜ必要か
興味をもってくれた
トランスジェンダーのことをよく知らない人の為に
トランスジェンダーである僕の体は
男性ホルモンを作りだすことは出来ないので
男性ホルモンの注射をしています。
特に戸籍を男性に変えた人は
一生しなくてはならないものになります。
他に戸籍を変えなくても、生まれ持った性の体の
現象や声など違和感がある
色んな理由で注射を打っている人がいます。
海外でホルモン注射をするためにしたこと
僕は日本にいるときにホルモン注射を打ち始め
タイで手術をし、戸籍変更しました。
なのでどこにいようが、ホルモン注射をうつことを
考えなければいけません。
オーストラリアに来る前、同じ当事者の方の
ある記事を見て、参考にしました。
日本でホルモンを打っていた病院の先生に
なぜホルモン注射を打っているのか
何をどのぐらいの頻度でどのぐらいの量を
打っているのか英文の診断書を書いてもらい
それを海外に持っていったと書いてました。
僕もそれをそっくり真似しました。
そしてオーストラリアに着き、病院をネットで探して
注射をうつことが出来るかの確認をメールで
英文の書類も添付して問い合わせをしました。
シドニーは日本人の方も多く住んでいる為か
日本語の通訳の方がいる病院で
日本語で問い合わせが出来ました。
一つ目の病院で予約することに成功し
無事投与することが出来ました。
注射も細い注射にしてくれと頼んだら
任せて!細いのでやってみるね!と
感動するぐらい優しく丁寧に対応してくれました。
不安やわからないことはないかと言われ
処方箋のことなど質問すると
すごく丁寧に教えてくれました。
これは余談ですが、オーストラリアでホルモン注射を
している人は少ないように感じます。
そのことを話したら、シドニーでも
打っている人もいると言っていました。
購入、投与の流れと日本の違い
日本と違うところが少しですがあります。
シドニーの僕が行ってる病院は
まず処方箋を病院からもらって
ホルモン剤を薬局にとりに行かなければいけません。
そして代金を薬局で払い
それを病院に持って行くスタイルです。
日本は病院に行けば、打ってもらえるので
日本より手間がかかりますが、一回目行った時に
次のホルモン剤の処方箋がもらえるので
2回目以降は楽ちんです。
注射はいくら?何の種類?
ホルモンの種類は
ネビド
三ヶ月に一回
になります。
日本では僕の場合
三週間に一回で(ネビドではない)
保険がきいていたので安かったですが
こっちでは保険がききません。
保険の内容によったら変わるかもしれませんが
詳しくはよくわかりません。
値段はホルモン剤が11000円ほど
それとは別に病院の診察代が
時間によって変わります。
注射を打ってもらうだけなら一瞬なので
診察代90ドル(7200円程)です。
半年に一回血液検査を進められます。
これは日本と変わらないですね。
ネビドはホルモンバランスのアップダウンが
少ないと聞きます。
体の負担が少ないと。
ただ日本では三万ぐらいしますよね。
なのでまあラッキーぐらいに思ってます。
最後に
もちろん健康第一ですが
やりたいこともして欲しいと思います。
ホルモン注射が必要。
そしてホルモン注射のために
海外を諦めている人が一定数いるんじゃないかと。
僕はシドニーしかわかりませんが
シドニーでもホルモン注射出来ます!
なので調べれば住むことができる国は
たくさんあるんじゃないかなと思っています。
諦める前に調べてみることをオススメします!
ありがとうございました!
追記
このホルモン注射の記事から質問をいただくようになり、オーストラリアで実際に会う良いきっかけになってます!
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