あいうえお作文「め」

「め」
メガネ。中学2年のときから掛け出した。急に目が悪くなって黒板の文字がよく見えなくなった。一番前に座らされて板書を書いていた記憶がある。メガネをかけるようになって、長い時間が経つが今ではなるべく部屋で掛けないようにしている。東京ではいろいろ変えたがどれも自分の好みが入っていて面白い。私はいわゆるガチャ目なので度付きサングラスは掛けない。でもサングラスをかけたい時もある。コンタクトレンズにしたこともあったが、極短期間だった。

「め」
飯。母は長崎の島原出身だった。農家の出で島原弁が抜けきらない人だった。私の小さい頃母の元に米や果物を送ってくれた。「ご飯粒は残さずに食べなさい。お百姓さんに悪いから。」私はご飯を食べるたびに母の言葉をたぶん思い出している。父は昔の人でご飯の最後は必ずお茶碗にお茶を注ぎご飯粒を流しこんでいた。兄と私はそういう習慣がないので母はこういうことを言っていた気がする。今思えば母は自分が作っていたから言っていたのだろう。

「め」
目がいいとたまにかけたい伊達眼鏡
めし食えば母思い出す親孝行

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