UEFAネーションズリーグ オランダvsポーランド 雑記
こんにちは、Hirotakuです。
試合を見たらとりあえずアウトプットする!という目標にし始めましたが
そういえば今朝1試合観たわ、と思い出し
慌ててアウトプット。
日本代表戦について書いていましたが
かれこれ長年のファンであるオランダ代表の試合について書いていきます。
弱点を露呈しつつも負けないオランダ
結果としては終盤ATに得たPKをデパイが失敗し
2-2の引き分け。
決めていれば2点差からの大逆転勝利となるところでしたが
そううまくはいかず。
どちらかというと負けない勝負強さを見せた試合展開でした。
大勝を収めたベルギー戦の陣容から
ファン・ダイクが休養のためにデ・フライに変更し
GKはシレッセンではなく、前節のウェールズ戦に続きフレッケンを起用。
一方、ポーランドもターンオーバーのためか
レバンドフスキがベンチ外となっていました。
試合は開始直後からポーランドが引いてブロックを敷く形を取り
オランダが終始ボールを握る展開。
時間の経過とともにオランダのチャンスが増えていましたが
一発のサイドチェンジからワンチャンスをものにされ失点。
失点後もボールは持たせてもらえるものの
中央レーンを固める守備を崩しきれず
ポーランドの狙い通りでハーフタイムを迎える。
後半が始まってもオランダがボールを握り続ける展開は変わらなかったが
3バックの間からいとも簡単に抜け出され、ポーランドが追加点。
オランダは攻め続けているものの2点を追う展開に。
しかし、直近勝ち切ってきたオランダの勝負強さは衰えておらず
失点直後に前半にはなかったアーリー気味のクロスからクラーセンが得点。
その3分後にはこれまた前半には見られていなかった
後方からのフィードを起点にダンフリースが得点し、あっさり振り出しに。
その後もオランダがボールを握り続け再三チャンスを演出するも得点は奪えず、ポーランドはポゼッションで前がかりになっている3バックの裏を取り続ける構図が継続。
後半ATにラッキーなPKを得て2戦連続の劇的勝利かと思われたが
デパイがPKをバーに当ててしまい痛み分けとなった。
替えのきかない存在と替えられない存在の違い
終始攻め続けていたものの
オランダの采配にはもう少し工夫ができたように映りました。
1つ目はベグホルストの投入タイミング
試合早々からポーランドはドン引きブロックで来ていたために
スピードを武器とするベルフワインにスペースは与えられず
ポーランドディフェンスに埋もれる格好となっていました。
ポーランドは中央レーンに人を寄せていたため
両ワイドのレーンにはスペースがあり
オランダの両ウイングバック、特にブリントがここで起点になるケースは
試合全体を通して見られました。
1点目の起点もブリントのクロスだったように
サイドから放り込む形が有効であったために
ビハインドを追っていた後半開始から
ベルフワインに代わってベグホルストを投入していれば
もっと戦いやすくなっていたように思えます。
2点目はデパイを下げられないこと。
この日のデパイは明らかに本調子ではなく
仕掛けたことによるボールロストは目をつぶれるとしても
彼のパスミスによるチャンスロストは何度も見られました。
そのためか、PKを獲得した際も
どうも入る予感が漂わず(と、私は感じてました)案の定の失敗。
結果論とはいえ、下げられないにしても
PKの際に「ここは俺が蹴るよ」と
フレンキーあたりが出て来てくれたらと思ってしまいました。
キャラクターも相まって戦犯となりやすいだけに
デパイの調子で全体がコントロールされる状況は避けたいです。
良い点を上げるとすると
ティンバーのビルドアップ力は必要不可欠に感じました。
プレスもテクニックで剥がせて、前に持ち運ぶこともできる。
とても20歳とは思えないプレーを見せていました。
試合を通して、ポーランドの思惑通りに進んでいたために
両チームとも勝てたゲームとみているでしょう。
ポーランドとしては、カウンターの自信が付き
オランダとしては、守備課題を明確にしたゲームとなったと思います。
オランダはセンターバックにタレントを抱えているために
守備の選手でありつつ、どれだけ攻撃のタスクも担えるかが
今後の人選含めポイントとなってきそうです。