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まとめ:資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー2024

2024年12月、1ヶ月にわたりお届けした「資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー2024」、ご賛同いただき寄稿いただいた皆さま、記事を読んで反応いただいた皆さま、ありがとうございました!!

■参加者一覧(敬称略)

  • 中村 研太(株式会社 Figurout 代表) 企業HP/ note/X(TW)

  • 岡 望美(B Corp認証取得支援コンサルタント)HP FB

  • Sen (Figurout データサイエンティスト)

  • 野崎 始(株式会社ベター・プレイス 取締役CFO ) HP

  • 松本直人(株式会社ABAKAM 代表取締役)HP 

  • 方山れいこ(社会起業家|株式会社方角代表・サステナブルデザイナー)HP/ X

  • 市川 祐子(マーケットリバー 代表取締役)X(TW)/ note/ ESG投資で激変!2030年会社員の未来著者

  • 倉増 京平(一般社団法人インディペンデント・プロデューサーズ・ギルド 代表理事)

  • 清水 裕(カディラキャピタルマネジメント株式会社 代表取締役CIO)HP

  • 水上 武彦(シェアードバリュー・コンサルティング合同会社 代表)ブログ

  • 乕田 俊司(デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社 新規事業マネージャー)FB

  • 安藤 光展(一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会 代表理事)HP / X

  • 七條 晶子(株式会社KMJ Chief Community Director)HP/note

  • 金子 雄亮/優妃(事業と組織の顧問)

  • 波多江直彦(イークラウド株式会社 代表取締役)HP

  • 玄 唯真(株式会社ヘラルボニー 法務責任者)X

  • 前山 翼(株式会社Finbest 代表取締役)HP

  • renny(個人投資家)note

  • 瀬戸川 礼子(経営ジャーナリスト)HP

  • 谷田 脩一郎(KIFU BAR 発起人)HP

  • 中尾 悠利子(関西大学 総合情報学部 准教授)HP


実際の記事については下記カレンダーリンクからご覧ください!

オススメの記事3選

よりよい社会はどのようなものなのかに思いを馳せる、志のこもった素晴らしい記事ばかりでしたが、反響の大きかったおすすめの投稿を3つご紹介させていただきます。


株主利益最大化原則をアップデートする -株主利益最大化原則から厚生最大化原則へ-/ Yujin genさん

資本主義のアップデートについて考える上での本丸、「株主利益最大化原則の是非」について、その考え方のアップデートが本旨であるということを、明快な論拠で述べていただいていた本記事。

「"株主利益最大化"が社会システムのコアルールであることに対する疑問符」に対して1つの解のヒントを示していただいています。

論拠も明確で、背景知識もたくさん学べる、非常に勉強になる投稿ですので、オススメです。


株主利益最大化原則から暮らしと子育てから考える”豊かさ"の再定義-/ 七條 晶子さん

「資本主義について考える」というテーマで記事を書くと、どうしても小難しい感じになってしまいがちですが、七條さんからは、子供との対話なども交え、わかりやすく語っていただいています。

資本主義の根本的な課題に対し七條さんがどう向き合ってきたのか。また、我々社会人が「こどもにいまの社会をどう説明するのか(≒どういう未来の社会を思い描く視座を与えるのか)」。

色々な視点で述べられていますが、「我々が目指すべき未来の資本主義のあり方」について、自分たちに何ができるのか、どうするべきなのかがぎゅっと凝縮された投稿になっています。


未来共創型資本について/ 松本直人さん

松本さんは、以前上場VCであるフューチャーベンチャーキャピタルの代表取締役をご経験された際、アクティビスト株主からの経営陣総入れ替えの株主提案を受け経営から強制退出させられるという強烈なご経験をお持ちの方。

資本市場に、「VCとして出資するという形で参画」し、「上場企業として資本市場として向き合い」、「アクティビスト株主とも対峙される」という体験を通じての至った、「より良い資本主義を実現する"未来共創型資本について" という考えをご紹介いただいています。



資本主義を取り巻く2025年はどうなる?

「資本主義のアップデート」というテーマは問題提起のフェーズから、この先数年かけて「実践」のフェーズになってきます。

  1. 上場資本市場における企業と投資家との関係性
    ESG投資や東証再編、アクティビストなどを取り巻く環境がどう変化するか

  2. スタートアップと上場を結ぶエコシステムのアップデート
    政府のスタートアップ支援の流れと小型上場問題、VCのエコシステムが今後どのようになるか

  3. インパクトスタートアップやNPOなど、社会課題に向きあうプレイヤーに対するエコシステムの発達
    バズワードを超えてどうこの先社会に根付かせることができるか。カギは若い世代の新しい価値観。

  4. 社会の価値観の変革
    経営者、被雇用者、消費者、投資家として、「金銭最大化」以外の価値観が、どう経済活動に織り込まれていくのか

  5. 社会情勢の変化
    地政学の変動、AIによる経済活動の大規模変革などを受けた社会変革を、どう資本主義が取り込むのか

結び

こうした問題意識をもち、行動されている方が多くいらっしゃることが、社会がより良くなる希望であり、原動力です。

未来の「より良い資本主義社会」を思い描きながら、日々の目標に向かって取り組む、そんな2025年にできればという思いとともに、本アドカレの結びの言葉とさせていただきます。

資本主義のアップデートについて考えるアドベントカレンダー事務局
Figurout 中村


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