3/17 常滑12R優勝戦・事前考察

どうも、りょさん©︎です。
今日は、常滑競艇場で開催されております、『ワークシステムサービスカップ』の優勝戦について、少し事前考察をしていきたいと思っております。

まず、常滑競艇場ですが、12/5に新モーターへ交換が行われ、今節で14節目を迎えております。だいぶ機力差もはっきりしてきた感じもしており、今回の考察も、僕なりに1節目から見てきたモーター評価を含めながら、いろいろお話できたらと思っております。あくまで、僕自身の見え方になるので、他の人とは少し評価が異なる部分があるかと思います。その点につきましてはご了承ください。

まず、明日の優勝戦メンバーです。
(名前、モーター番号、2連対率)

1号艇 片岡雅裕 60   52.8%
2号艇 北中元樹 35   32.4%
3号艇 桑島和宏 2   38.0%
4号艇 田中和也 4   44.3%
5号艇 池田雄祐 31   36.2%
6号艇 佐々木康幸 9   29.2%

概ね順当な勝ち上がりだなという印象。
個人的に行なっている常滑限定のオープンチャットで、今節の注目モーターとしてあげた中で、4、31、60号機が優出したことは、乗り手の技量も含めて当然かなと思いつつ、2、35号機については、予想以上の動きをしており、少々驚いているところです。

それでは、各選手のモーター特徴と今節の動きを話していこうと思います。


片岡雅裕 60号機

60号機については、個人的に現状、常滑のエースモーターだと位置付けております。2節目が初おろしで、群馬支部上村純一選手が乗艇。オール2連帯(1着5本、2着2本)で優勝を飾ったモーター。言い方は抽象的になりますが、積んでる馬力が違う。それくらいパワーが飛び抜けているモーター。上村選手の優勝以降、優出歴は無かったものの、コース不問で展開をつける足があるのは間違いなく、出足◎、周り足◎、伸びについては60号機より上がいるものの、それでも上位級。

初日、2日目の予選の走りを見た感想は、うーん60号機らしくない、平凡。しかし3日目、8R3コースから捲り差し、12Rの2コース差しは圧巻の一言。特に12Rは.03トップスタートの1号艇田中和也選手の全速1マーク旋回にも届かせてくる2コース差し。さらに2マーク回った後の舟の押し感◎!もちろん1番手評価。


北中元樹 35号機

1節目に乗ったのが、群馬支部本橋克洋選手。明らかに1人だけ展示タイムが抜けており、特に伸び足中心に◎。2日目9R、4コースカドから.18の5番手スタートながら捲り切ったレースを見た時に鳥肌が立ったのを覚えています。後述する31号機と並んで、この35号機は伸びモーターの1つと位置付けております。しかし、乗り手に恵まれず、優出したのは、お正月シリーズでの黒野元基選手のみ。2連帯率32%だか、侮るなかれ。

今節、正直ノーマークだった北中35号機。予選は足が良いって言うより、展開かなと思っていたが、3日目の4R、かなりレース足が良く見えた。直線足、伸び足はもちろん、引き波越えるパワーも見られ、ようやく、ようやく35号機が目を覚ましたなと。優勝戦、伸び足活かすなら………って考えてしまう足色。4番手評価です。


桑島和宏 2号機

おろし時の、渋谷明憲選手を節間見終えた後の感想は、準優は逃したが良機の気配あり、だった。それから乗り手次第では化けるかなと思って見続けてはいたものの、これは良い!と思えず。うーんインパクトに欠け、中堅機程度なのかと評価を下げつつあった。しかし、今節の桑島の動きは素晴らしいの一言。特に出足◎!出足のみなら、60号機に匹敵するくらいの動きをしていると評価しても良いと思っている。特に準優勝戦の2コース差し!そこから2マーク回ってからの出足が凄く良く見えた。優勝戦、進入が不透明ながら、隣②号艇北中の攻めに乗じて、展開割る可能性は大いにあると見ている。2番手評価。


田中和也 4号機

前節ルーキーシリーズで竹田和哉選手が、3コース捲りで優勝したのは記憶に新しい。しかし、この4号機、優勝歴が2回ある。一つは前節の竹田、もう一つはと言うと、実はこの田中和也選手がモーターおろしの節に優勝しているんですよね。同じモーター、しかも優勝したモーターを引いてくる抽選運は素晴らしい!

今節は予選で60号機片岡が突出した成績残せず、この田中に予選トップ通過が転がり込んできたのだが、結果は準優勝戦で片岡に差し切られての優勝戦4号艇。出足、伸び足については、うーん上がいますね。強いて言えば回り足なら、上位かなという程度の見たて。正直、このメンバーの中では5番手評価です。


池田雄祐 31号機

35号機の時に少し触れましたが、伸び足◎なモーターです。1節目の内堀学選手から前節の櫻井優選手まで、ほとんどの選手から伸びるというコメントが上がっており、スピード乗った直線伸びもさる事ながら、スリットからグッと出て行くスリット足も◎。今節も池田選手のスリット足は◎。コメントでも行き足ではやられる相手いないと言い切るほどの自信。その代わり、ターン回りが少しだが上位とは差があるかなと感じる。出足はまあ中堅程度。スリットから伸ばしていっても、内枠強力な足色の選手多数。上は叩けないと思われ、自身の旋回も捲り差しに向く傾向は強く、ここ展開作るというより、割れるかどうかって見方になるかなと思う。3番手評価。


佐々木康幸 9号機

このメンバーの中では、圧倒的に機力では劣る9号機。引き波越える力も弱く、直線でも良い人と競ると敵わない。しかし、その程度の機力でも優出してくる佐々木に感服!ほんとスタート力と旋回力、レース運びの腕で勝ち上がっただけと言いきれる。足で良いところをあげろと言われても……ありませんね。ってなるようなモーター。6番手評価です。


さあ、モーター評価をひと通り読んでいただいたところで、展開想定に移りたいと思います。

まずは進入から。間違いなく機力劣勢な⑥佐々木は動きたいはず。6コースに居ても、⑤池田の作る展開に乗るしかなく、もし⑤池田が展開作ってくれても、そこを突ききる足が無い。それなら少しでも内から得意のスタートで一か八かを狙うしかない。そうなった時の進入想定だが…僕は今のところこの3つで想定しています。

全員抵抗のオールスロー
123456

②北中が伸び足を活かすために譲るor3カドに引く
16/23/45  or  16/2345

正直前日の段階でこれを完璧に想定するのは不可能です。これは展示を見てから、皆さん判断されてください。


◎オールスロー、もしくは枠なり3対3(多分無い)の場合

①片岡の逃げは鉄板と見ているが、出足良い③桑島がどう立ち回るかが焦点かなと見ている。

②北中の2コースは割と自分のターンに集中タイプで、北中の2コース戦、過去6ヶ月3コースの『捲り差し』での1着は見られない。

③桑島は捲り差しが多めではあるが、決め打ちでは無さそうな3コースの立ち回り。

④田中は、今節スタート控えめ。準優は.03と張り込んだが、ここ優勝戦どうか。隣にスリット足抜群の⑤池田がいるだけに、ここスタートは集中。2番差し濃厚だが、②北中の出足比較は展示でチェックできると◎。ここ届かせるほどあるのかどうかで、1-4の扱いが変わる。

⑤池田は地元。コメントでもスタートは問題ないとのこと。スリット足活かして、少々覗く展開は想定できる。そこから、どこを割り差せるのか。

⑥佐々木は動きたい。動けなかったら、正直厳しい。


◎展示で佐々木が動いて、前付けありきのレースになった場合。

6番手評価ながら、旋回の腕は軽視できない⑥佐々木。
16/2345になってくれると、②北中の攻めから、③桑島の捲り差し突き抜けとかも全然見えないわけではない。なんにせよ、このレース⑥佐々木の動きには要注目!!


長々と、モーター特徴から展開想定を書いてきました。明日、展示後にTwitter、常滑限定オプチャで僕なりの予想は上げたいと思います。正直進入動きある優勝戦は難しく、本来ならやるべきではないレースかもしれません。しかし、常滑を愛しているものとして、やらないわけにはいかない!!

この記事が、常滑優勝戦を勝負される方々の参考になると嬉しいです。また気が向いた時に、常滑情報更新いたします。

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