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社員の視点、社長の視点

おはようございます。こなつです。

今日は、仕事で様々な立場の方に取材をして感じた「視点」のお話です。

その会社で働く方は技術職が多く、1人ひとりの業務範囲は広い。技術やその知識だけでなく、お客様への対応や業者との折衝が必要なお仕事でした。

営業のような対人力や折衝スキルに加え、技術の知識・経験を求められるなんて、とても求める人のレベルが高いなー。ということを思っていました。

社員の方のお話をお聞きすると、「お客様から突発的にくるお話や、スピードが必要な対応がとても大変」とのこと。クレーム、とはちょっと違いますが当たり前を求められることは、解決しても「ありがとう」も御礼もないとのことなので、仕事のやりがいを見出すのは難しいなと思いました。

うう、厳しい。

しかし社長様にお話をお聞きすると、見ている世界が違いました。
「私たちの仕事は、●●の価値を高める仕事である。」
「実はこの価値はグローバルな基準であり日本ではトップクラス。」

ん?現場の社員さんと話が違う。目が輝いている。とても誇り高き仕事でした。実際にフロアを案内させていただくと、随所に見られる差異。明らかに他のそれとは違うレベルの高さを見せつけられました。

この社員の視点と社長の視点の違いは、よくありますね。本当なら社長のこの視点があれば、日々の仕事の見え方も、行い方も、発せられる言葉も変わってくるのに、なぜこうも変わってしまうのか。

考えられることとして、

①社員な事業の社会的意義を見出せていない
②社員が自分の仕事を棚卸をする場所がない
③社長と社員のコミュニケーションが少ない

があげられると思います。

①事業の社会的意義

会社は利益を出さなければ、社会的に不必要な会社になります。でも利益だけではない。その事業は社会にとってどんな意義や使命があるのか、必要な会社である、ということが、全体を俯瞰して見る社長と仕事の粒を見る社長では異なると思います。

②社員が自分の仕事を棚卸をする場所がない

人間、日々の仕事が忙しいと、嫌なことに目が留まります。「この仕事意味あるのか」「なんでこの人いつもこうなんだ」
達成感よりも日々の苦労・困難の方が感じることが多くなります。しかし、その苦労や困難から「どうすればいいか」考えて成功・達成に向かうことで、自分のできることが1つひとつ増えています。
その振り返りをしている人はどれだけいるでしょうか。

新卒採用などで、入社3年目くらいの若手社員ができるようになったことを語るインタビューや動画があります。見る学生のためでもありますが、何より社員自身が自分の仕事・やりがいを振り返る良い場所だと思っています。

③社長と社員のコミュケ-ション

その会社はとても風通し良く、社長や取締役も気さくな方でした。しかし、その社長の視点に立つには、たくさんの会話がなされていないと感じました。社長が日々考えていること、視界にあることを発言する場があれば、社員は自然とその言葉が出てくるものです。もし、その立ち場の考えを社員に求めていくのであれば、そういったコミュニケーションは社長が率先して場を設け行うことが必要だと感じました。

そして、そのような視点で物事が見られたら、日々の仕事、言動が変わり、その人は社内でも将来を期待される存在になると思います。

偉そうな発言となりましたが、こういうことを見られるのは第三者であって、内部からは見られない。なのでコンサルとかの職種が成り立つんですね。

今日はまじめなお話となりました。

では、また。

こなつ

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