弥永真生先生に教えてもらった安息日に休むことの大切さ
商法の大家で、筑波大と明治大の教授を歴任した弥永真生先生という方がいます。この人は、東大法学部を首席で卒業し、司法試験の考査委員も務めた人です。
詳しくはWikiに譲るとして
有斐閣から出ている「リーガルマインド会社法」は13版を数える有数の会社法教科書。ひと昔前に法学部を出た人、司法試験の勉強をした人なら、この先生の本を一冊くらいは持っていたのではないでしょうか。
そして、この先生、セブンズデー・アドべンチスト(SDA)というプロテスタント宗派の熱心な信徒です。特にそれを隠すこともなく、福音社から出ている「ハウツー勉強」という著書で、クリスチャンということを明言しています。(Wikiにそれが全く反映されていないのがむしろ異常)
そこでは、自分の人生において祈りが如何に大切か、ということを何度も述べられています。
お父さんも牧師だったようで、ご本人は現在セブンズデー・アドべンチスト(SDA)東京中央教会長老という役職にあるようです。
こぼれ話ですが、今の原宿ラフォーレは元々SDAが所有していた土地でラフォーレに売却されたらしいです。
さて、この先生、大学の進級がかかったテストでキリスト教の祭日が重なってしまい、祭日を優先したという話があります。(最終的には教授に相談して後日特別に試験を受けさせて貰ったらしい)
なお、聖書では日曜が安息日と定められていますが、SDAでは、珍しく土曜日を安息日としています。このため日曜日に仕事せざるを得ないキリスト教信者の受け皿となっている側面もあるようです。
弥永先生は、安息日に休むこと、主の聖日、教会の聖日を祝うこと、を何にもまして優先しているようです。
信仰をカミングアウトしているからか、周りも「あの先生は仕方ない」と認めているようです。「宗教上の理由でその日は働けません」ときっぱり断っているのでしょう。これを言われたら多くの日本人は、面食らいますよね。
でも、信仰って世俗の色んな欲望を諦めて初めて、安心する(機能する)んだろうなってこの先生の本を読んでいて思いました。
自分はまだまだ全然そういう境地にたどり着けそうもありません。(その努力すら足りてない・・・)
因みに(こぼれ話2)、有名な社会心理学者フェスティンガーの「認知的不協和」の理論は、初期SDAのリバイバル運動(キリストの再臨運動)の観察から構想されました。
弥永先生の本はこれです。⇩ 勉強の仕方についての親身なアドバイスに溢れています。SDAの信徒さんに教えて貰いました。(自分は定価でSDAから買いましたが、なんか中古本めちゃくちゃ高値になってて驚きました。引っ越しの時処分しかけた^^;)
頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。