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夏の名盤 レイ・ハラカミ「Lust」
PCRでコロナ陽性出ちゃいましたknt²です。重い症状ではなかったので、驚きました。今の症状は咳、喉の痛み、痰、鼻水のみです。一昨年のインフルエンザの方がずっときつかったです。ということでサンデー毎日やってます。
寝苦しい夜に聴きたい名盤シリーズ③に丁度いいアルバムがありました。
レイ・ハラカミ「Lust」です。
00年代のテクノ/エレクトロニカに分類されるミュージシャン。矢野顕子は彼の大ファンで、のちに二人でYANOKAMI名義でアルバムを出したりします。
日本のミュージシャンのリミックスも沢山やっているので、洋楽聴かない人でも知っている人は多いのではないでしょうか。(ていうか邦楽ですね)
エレクトロニカでも、ヒップホップ、トリップホップから来たビート・オリエンテッドなエレクトロニカもあれば、シンセから入ってきたアンビエント寄りのものもあったりします。
ハラカミさんの場合は、ビートは90年くらいのテクノっぽい音ですけど、高音域は独自の世界観。欧州のインテリジェント・ダンス・ミュージック(IDM)ともちょっと違う。強いて言えば、リフレックスのマイク・パラディナス(µ-ziq)に似てるかも。
いずれにせよ、この人の曲はオリジナリティがとてもあって、外で初めて聴く曲でも、「これってレイ・ハラカミぽくね?」って分かります。DTMの世界では皆同じような環境で作ってるので、一発で分かる個性を確立するのは凄いことだと思います。
音数は少な目、ビートは軽め、シンセが戯れるような、肩の力の抜けた名曲揃いです。
私が、レイ・ハラカミと出会ったのは、ケン・イシイがフレア名義で出したアルバムのリミックス。このリミックスはカッコよかった!今聴いてもめちゃくちゃカッコいいです。
リミックスって大抵オリジナルより劣化してるんですけど、これはオリジナルを2倍くらいカッコよくしてますね。ケン・イシイは彼をプロデューサーで迎えた方が良かったんじゃないか、って思うレベル笑
90年前後を思わせるレイビーなブレイクビーツも堪らない名リミックスです。
ただ残念なことに、2011年に脳溢血で40歳にして亡くなってしまいます。生きていれば、それこそオリンピックの音楽担当の候補に挙がっていてもおかしくない人でした。Rest In Peace.
でも、作り手がいなくなっても名曲は生き続けます。Beat Goes On!
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