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子どもたちに夢を〜ファジアーノという憧れ〜

兄がサッカーをしていたこともあり、私も小学校入学と同時に自然とチームに入った。歴史あるクラブチームでもなく、いわゆる地域のスポーツ少年団であり、強いチームではなかった。ただ、私たちの世代は大きな大会ではないものの、大会で優勝や準優勝をした記憶がある。小さな大会での成績にも関わらず、一応「優勝」や「準優勝」などの成績を残したこともあり自分たちで勝手に黄金世代と呼んでいたが、まさに井の中の蛙だった笑

とりあえずサッカーをみんなで楽しくできればいい、そんな感覚だった。そんな私が「サッカー選手」を意識したのは小学校4年生の頃。

きっかけはファジアーノ岡山だった。

2008年、ファジアーノはJFLに昇格。そしてホーム開幕戦を父に連れて行ってもらいスタジアムで初めてサッカーを観戦した。相手はカターレ富山、試合終盤まで2-2の状況だったが試合終了間際にファジアーノが勝ち越しゴールを奪い3-2で勝利。と、もう15年も前のことだが、得点シーンやその日の天気などなぜか鮮明に覚えている。今思えば、それほど私にとっては大きな出来事だったのだろう。

なんの繋がりもない他人なのにお金を払って、時間を使ってチーム・選手を応援しに行く、試合に勝つと選手とサポーターが一緒に喜ぶ、そんな光景を見て私もいつかこういう場に立ちたいと思った。だから小学校4年生の最後に書いた将来の夢は、

「地元のプロサッカーチームでサッカー選手になる

ファジアーノの理念は「子供たちに夢を」だ。今改めて考えると私はまさにファジアーノから夢を持つきっかけをもらった。

私が所属している南紀オレンジサンライズも、いつの日か地域の子どもたちから、憧れられるような、夢を与えられるような、そんな素晴らしいクラブになっていきたい。

話が少しズレたが、小学生時代は何か大きな成績を残した訳ではない。そしてそのチームの中で目立つほど上手いわけでもない。ただ、それでもファジアーノがきっかけで「サッカー選手になりたい」という夢を抱き始めた、そんな私の小学生時代でした。

そんな私は中学時代をどのように過ごすしたのでしょうか。次回は中学生時代です!!

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