ルルル式デッキ調整論
やっはろー!ExE所属のルルルです!
今回は普段行っているデッキの構築の仕方、調整方法を纏めてみました!
もちろんこの方法が正解という訳ではありませんが、
こんなやり方もあるんだなー程度に読んでもらえれば幸いです!
全部無料なので是非!
ルルル式デッキ調整論の基本
ルルル式デッキ調整論では2つの軸でデッキ調整を行っていきます。
それがこちら
・「役割」と「カードパワー」で採用カードを決定
・「確率」で採用枚数を調整
なんとなく雰囲気は伝わりますかね?
1つ目に関してはあまりに長くなるので後述
とりあえず確率です。
これについて説明していきます、使う確率計算サイトはこちら
いつも使わせてもらってます、ありがとうございます!!!
確率論と採用枚数
さて、わかりやすい例として《竜の託宣》を2ターン目までに引ける確率を算出してみます。
が、その前に前提として何故どのドラゴンも《竜の託宣》を3枚採用しているのでしょうか?
答えは簡単ですね、可能なかぎり初手で持っておきたいからですね。
例えばこれが1枚、2枚の採用でも100%初手に引けるのであれば3枚入れなくてもいい可能性があります。が、3枚いれないと初手に引ける確率が下がるから3枚入れているのだと思います、少なくとも私はそうです。
初手《竜の託宣》確定させてくれ頼む・・・
おっと闇に堕ちそうだったので話題を元にもどして確率を出していきましょう。
全力マリガンして《竜の託宣》が2ターン目までに引ける確率はこちらになります。
《竜の託宣》引ける確率
《竜の託宣》3枚
・先攻2ターン目:53.9%
・後攻2ターン目:57.9%
《竜の託宣》2枚
先攻2ターン目:43.3%
後攻2ターン目:46.7%
《竜の託宣》1枚
先攻2ターン目:22.2%
後攻2ターン目:24.4%
こんな感じです、3枚採用しても5割強程度でしか引き込めません。
これで我慢できますか?私はできない!!!
というわけで4枚目の《竜の託宣》を採用・・・
はできないので同じようにPPブーストが出来る、つまり同じ役割を持つカード、というかこれしかないので《ドラゴンナイト・アイラ》を4枚目の《竜の託宣》として考えて採用してみましょう。
これが後述の役割理論の考え方の軸にもなります。
《竜の託宣》3枚《ドラゴンナイト・アイラ》3枚 合計6枚
先攻2ターン目:80.3%
後攻2ターン目:83.6%
先攻3ターン目:83.6%
後攻3ターン目:86.5%
《竜の託宣》3枚《ドラゴンナイト・アイラ》2枚 合計5枚
先攻2ターン目:73.6%
後攻2ターン目:77.4%
先攻3ターン目:77.4%
後攻3ターン目:80.7%
《竜の託宣》3枚《ドラゴンナイト・アイラ》1枚 合計4枚
先攻2ターン目:65.0%
後攻2ターン目:69.0%
先攻3ターン目:69.0%
後攻3ターン目:72.6%
一気に増えましたね!!7割強、8割強で引けるなら体感ですがかなりいいと思います!!と、こんな感じに確率を計算して自分が納得、もしくは妥協できる確率で採用枚数を調整していきます。
この自分が納得できる確率、というのがカードゲーマがよく言う
「2枚か3枚かは好みじゃない?」
みたいな言葉に繋がるものだと思います。
確率的に合計6枚で8割ないと納得できないという人もいれば、
いや、俺は7割もあれば充分だと思うね!それよりその1枠を別のカードに変えてデッキの幅を広げよう!という人もいると思います。
きっとこの辺りが好みとか個性といえる部分なんだと思います、カードゲームは面白いね
さて確率についてはこんなことろ、なんとなくわかってもらえたでしょうか?
では本題、カードの役割とカードについて実際に今使っている私のドラゴンを使って説明してデッキ調整もしてみましょう。
役割論・カードパワー論
まずは今使っているデッキリスト、もしくは使いたいデッキのサンプルレシピを用意しましょう。
用意は出来ましたか?それではまずSTEP1!
デッキの数値化を行います、例としてここに私が普段使っているドラゴンのデッキレシピを用意しました。
デデン!
デッキの詳細についてはこっちのnoteを見てね!
https://note.com/knowsnow_cat/n/n237ec7fc7f42
では数値化とカテゴライズを行なっていきましょう。
ここはなんとなくの感覚で構いません。
10点満点で各カードに点数をつけていき、それぞれのカードがなんの役割を持つカードなのか、
自分なりにタグをつけていきましょう。
つけ方のコツはまず自分の中で最強だと思うカードに10点を付けます。
そのあとそれと比較してこのカードは○点とか
同じ役割持ってるこれと比較するとこっちは○点みたいなつけ方を私はしてます。
では、やっていきます。
数値化・カテゴライズ
《ベルエンジェル》 6点x3
・アグロ耐性
・ミラー耐性
・守護
・ドロー
《ブレイジングブレス》7点x3
・アグロ耐性
・単体除去
・リーサル
《変化する魔術師》8点x2
・単体除去
・高スタッツ除去
・テンポ
《竜の託宣》10点x3
・PPブースト
・ドロー
《ジルニトラ》7点x2
・単体除去
・ テンポ
《ドラゴンウォーリア》6点x3
・アグロ耐性
・単体除去
・複数除去
・テンポ
《ドラゴンナイト・アイラ》4点(8点)x1
・PPブースト
《竜の怒り》9点x3
・単体除去
・ドロー
《ウルズ》6点x3
・単体除去
・複数除去
・消滅
・高スタッツ除去
・テンポ
・ミラー耐性
《ダークドラグーン・フォルテ》7点x2
・リーサル
《ドラゴンガード》7点x3
・高スタッツ
・守護
・テンポ
《騎竜兵》5点(10点)x1
・ドロー
・PP加速
《神龍》10点x3
・アグロ耐性
・高スタッツ
・守護
・回復
・ドロー
《竜化の塔》5点(8点)x1
・単体除去
・テンポ
・高スタッツ除去
・ミラー耐性
《ドレッドドラゴン》6点x3
・単体除去
・高スタッツ除去
・高スタッツ
・ミラー耐性
《ファフニール》8点x3
・全体除去
・高スタッツ
《ジェネシスドラゴン》8点x2
・高スタッツ
・リーサル
採点
長くなりましたが私が点数を付けるならこんなところですね、
この辺は本当に感覚なので人それぞれ自分の納得のいく点をつけてあげてください。
では採点です。このデッキは何点なのでしょうか?
ででん!293/400でした!
()内の点数はしっかり理想的に使えた時の点数です。
なのでこのデッキの理想展開だと305点のデッキになります。
100点満点だと73.25(76.25)点!
これがいいか悪いかは置いておいてこれを基準にデッキ調整をしてみましょう。
まずは教科(カテゴリ)ごとの点数を出します。
今回出来たカテゴリは
・アグロ耐性
・ミラー耐性
・ドロー
・単体除去
・複数除去
・高スタッツ除去
・消滅
・守護
・回復
・高スタッツ
・PPブースト
・リーサル
・テンポ
これらの点数を確認して行きましょう。
・アグロ耐性『87/120』
・ミラー耐性『59/100』
・ドロー『110/130』
・単体除去『137/170』
・複数除去『60/90』
・高スタッツ除去『57/80』
・消滅『18/30』
・守護『69/90』
・回復『30/30』
・高スタッツ『109/140』
・PPブースト『35/40』
・リーサル『51/60』
・テンポ『87/130』
※高スタッツ=体力6以上
こんなところですね、
簡単に見てみましょう。
見方としては最大値=その項目のフルパワー
実際の点数がデッキパワーです。
簡単に評価してみましょう。
このデッキの特徴は
・アグロ耐性が高め
・ミラー耐性は最低限あり
・高スタッツ除去もミラー耐性と似た項目なのでそこも含めると割とミラー 耐性が高めという見方も出来ます
・ドロー力が高め
・単体除去が得意
・複数除去するパワーは低い
・リーサル力は最大値は低いがフルパワーに近いパワーを出せる
・回復の質は高いが最大値が弱い
とかそんな感じでしょうか?
総評すると対アグロ性能とミラー性能を強く意識している最低限のリーサル力を持った盤面重視ドラゴンですね。
コンセプトが盤面重視でミラーとアグロを意識してるドラゴンなので同じ評価になったのでリストとしてはいい感じです!
さて、では次は調整していきましょう!
最近だとエルフ、秘術ウィッチが増えている印象があるので序盤のテンポを強くしていきたいですね。
またミラーも意識して後攻のときにアグロプランも取れるようにしてみましょう!
では実際に序盤のテンポを取れるカードを確認していきましょう!
差し替え
第一弾のカードプールで【ドラゴン】【ニュートラル】でテンポを取れる序盤カード1PP、2PP、3PPあたりのカードをピックアップして点数付けとカテゴリ付けをしていきましょう。
1PP
《ゴブリン》3点
・テンポ
2PP
《ファイアーリザード》 6点
・テンポ
・アグロ耐性
《ドラゴニュートプリンセス》5点
・テンポ
・単体除去
3PP
《ゴリアテ》 5点(進化後8点)
・テンポ
・高スタッツ※進化
自分が考えられる3コス以下でテンポとして採用可能なスタッツの
フォロワーたちはこのくらいですかね。
ではこれらの中から採用を検討していきましょう。
まず1PPの《ゴブリン》
1PPとはいえ流石に要らないですね。
後攻でのミラーも意識するに当たって相手の先1《ブレイジングブレス》で処理されてしまうのはちょっと弱いです。
では次に2PPの《ファイアーリザード》
こちらは採用の余地があると思います。
1点打点を相手リーダーにも飛ばせるので2PPでとりあえず出すでも最低限の働きはしてくれますし、先2ターン目に《竜の託宣》がなくても代わりにこのカードを置いておくことで【ドラゴン】対面で後攻2ターン目相手が《竜の託宣》を打ったらリーダー1点+3点で4点は見込めそうです。
2ターン目《ファイアーリザード》3ターン目《ドラゴンナイト・アイラ》なんて動きをしても《ドラゴンナイト・アイラ》を咎めるために出てきた《ウルズ》が3点返しで倒れて盤面が取られないのもグッド。
となると《ドラゴンナイト・アイラ》の採用枚数を増やすことも考慮できそうです。現環境では『ラストワード』が発動しにくく、1体だけで置くことが多かったので評価していなかったのですが《ファイアーリザード》を使うことでウルズが完全回答とは言えない可能性が出てきそうです。
《ファイアーリザード》を無視すると1+3+3=7点を序盤に与えられるのもアグロプランとしてかなり強そうだと感じました。
また【エルフ】対面でも《フェアリー》を処理出来て序盤のテンポを渡さないのもいいですね。
同じく2PPから《ドラゴニュートプリンセス》
これも悪くないと思います。
2-3というスタッツ、『覚醒』状態であれば4点バーンも飛ばせるファンファーレなど使い勝手がよさそうです。
が、《ドラゴンナイト・アイラ》などとのかみ合わせ、アグロプランなどを考えると今回は《ファイアーリザード》の方が強そうです。
最後に3PPから《ゴリアテ》
今回の本命です。
3-4と非常に優秀なスタッツ
後攻であれば4ターン目に進化をして5-6という圧倒的なパワー
体力6は確定除去札を使わなければ中々取れない数字なので強そうです
しかし、エボルヴデッキを費やす必要があるのがネック
現状のメインデッキとエボルヴデッキを確認して、入れ替え候補と比べながらエボルヴデッキに1枠の空きが出来たら採用しましょう。
まずは《ファイアーリザード》を採用しましょう。
《ファイアーリザード》から採用する理由は本命の《ゴリアテ》を採用するのにあたってエボルヴデッキの枠を開けたいので同じアグロ耐性の役割を持っていて、進化が必要な《ベルエンジェル》を進化が必要のない《ファイアーリザード》に差し替えることでエボルヴデッキを節約します。
これで1枠空きましたね。
では《ゴリアテ》の採用を・・・
と、その前にまずは《ファイアーリザード》を採用した場合のデッキリストを見て全体のバランスとコンセプトの統一感の確認をしましょう。
デッキの再確認
ざっとみて気になるのはアグロ耐性の《ベルエンジェル》が抜け、そこを《ファイアーリザード》がカバーしているのがよいのですが、ドローパワーが低くなっているのが気になりますね。
またアグロ寄りの動きを出来るようにしているのに《ダークドラグーン・フォルテ》が2枚なのもデッキ全体の統一感が取れていないように思えます。
同じようにテンポカードの変化する魔術師が2なのもこのリストでは非常に不可解に見えますね。《ファイアーリザード》より《変化する魔術師》増やせよってどこからか声が聞こえてきます・・
纏めましょう。
再調整
・ドローソースが欲しい
・《ダークドラグーン・フォルテ》《変化する魔術師》を増やしたい
まずはこの2点を解消しましょう。
ドローソースとして【ドラゴン】で使えて優秀なものをまたピックアップし、数値化とカテゴリ付けをしていきましょう。
1PP
《ベルエンジェル》 6点
・アグロ耐性
・ミラー耐性
・守護
・ドロー
お前は!抜けただろう!!
エボルヴデッキもないし解散!
《アイボリードラゴン》 2点
・ドロー
エボルヴデッキ!ないって言ってるでしょ!!!!
2PP
《新たなる運命》 4点
・大量ドロー
わりとありだと思いますがデッキコンセプトとあまり合っていないような気がしますね。
2PPつかって盤面が全く強くならないのと手札が増えないのが怪しい
3PP
《冥府への道》 7点
・ドロー
・全体除去
・高スタッツ除去
マジでパワーカードだと思います。
ドラゴンにおいて3ドローの意味はあまりにも大きすぎる・・・
しかし環境に蔓延る秘術やエルフなどを相手に自分の顔面に3点入れるのがつらすぎるので泣く泣く断念・・・・
5PP
《鳳凰の庭園》4点
・リソース回復
専用構築ならありですがこのデッキではまず入りません。
《ファイアーリザード》とかでテンポ取ろうぜ!って言ってるのに5PPで相手からテンポ取らせるの意味わからないですからね・・・
逆に序盤でテンポ取ってるのはここで失ってもいいようになんだよ!っていう割り切り思考もありっちゃありだけど私の宗教ではないです。
《騎竜兵》5点
・ドロー
・PP加速
ぶっちゃけ現実的なのこいつだと思います。
ドローしながら5-5の最低限のスタッツ持ちが来るのは偉いですね
-2PPで疑似的なPPブーストが出来るのも悪くないです。
5PPで出して《ファフニール》とか捲れたらゲーム壊れちゃう
強く使えれば強い
結論からいうとドローソースは盤面を弱くしなくて上振れ狙いも兼ねて
《騎竜兵》を採用します。
理由は消去法的なところあるけど書いた通り
はい、では差し替えるカードを選出します。
今回ミラーはアグロ的な動きをすることによって見る構築になっているので
ほぼミラー用でしか使わない《ドレッドドラゴン》と差し替えを行いましょう。《ドレッドドラゴン》の持っていた役割である高スタッツ除去、単体除去についてはこの後増やす予定の《変化する魔術師》でカバーしに行こうと思います。
《ドレッドドラゴン》2out ⇒《騎竜兵》2in
では次です。
お次は《ダークドラグーン・フォルテ》を増やす。
これは簡単に決めちゃおうと思います。
前寄りなデッキに調整がはいっているのでよりパワーが高いが後寄りで
同じ役割を持っている《ジェネシスドラゴン》とチェンジしてみましょう。
このあと何度かデッキを回してみてやっぱ《ジェネシスドラゴン》じゃないとだめだわー!ってなったらまた再雇用を検討します。
《変化する魔術師》を増やしましょう
これもデッキを見て入れ替えられるカードを相談ですが、
今回は《竜化の塔》とチェンジですかね。
6PPでただ出すだけなの本当にテンポロスなのでデッキコンセプトと乖離する、最近環境から【ビショップ】が減少傾向にあり、【エルフ】が増加しているので《竜化の塔》が刺さりにくい環境になってるなどが理由です。
単体除去を同じように役割が持ててよりテンポを取れる《変化する魔術師》に席を譲りましょう。
さて、これでだいたいの問題は解決した・・・
ように思えますが盤面形成において最強と信じてやまない《ジルニトラ》が2枚!?2枚しかないの!?!?!
《ドラゴンナイト・アイラ》ちゃん解雇!!!その場所今日から《ジルニトラ》のものね!!!
はい、勢いだけではわからないので詳しく書きましょう。
よりデッキコンセプトを尖らせるように環境的に能力が働きにくい《ドラゴンナイト・アイラ》を出せば能力が働いて3PPでただ出すだけでも同じステータスを持てる《ジルニトラ》とチェンジします。
とはいえ2PP《ファイアーリザード》3PP《ドラゴンナイト・アイラ》の動きはかなり強力だとは思うのでここは要調整ポイントです。
・《ジルニトラ》0《ドラゴンナイト・アイラ》3
・《ジルニトラ》2《ドラゴンナイト・アイラ》1
・《ジルニトラ》2《ドラゴンナイト・アイラ》2《騎竜兵》2
あたりは実際に使用感を確かめながら調整していきたいと思います。
完成
出来たレシピがこちら
中々綺麗なリストになりましたね。
では実際にこれを試してみましょう!!はい、試してきました!!!
初回でテンポ大会優勝です!
中々使用感は悪くなかったですね、今環境はこのデッキを回していこうと思います。
ゴリアテくん・・・?あぁ、エボルヴ枠ないから君の席もないよ。
最後に
私がいつも考えて行っているデッキ調整方法でした
普段はここまでしっかり数値化まではしないのですが、
カードを差し替えあるときにこれいらないけど代わりに何入れるの?
入れる予定のカードと比べてどっちのほうがカードパワー高い?みたいに考えてますね。
さて、如何でしたか?
文字に起こして言語化するとこんなにも面倒なことやってるんだなーって自分でも再認識しました。
でもこれが楽しいの・・・デッキ作るの最高に楽しい・・・
一旦記事はここまでとしますが役にたった、ためになったという方がいれば私にハーゲンダッツ奢ってください。
ぶっちゃけ優勝構築のnoteを書く数倍疲れました、しばらくこれ系は書きません。本当に疲れた
あとおまけとしてこのnoteを記載しているときに発生したバグで文章ぐちゃぐちゃになったのを有料部分に貼っておきますね
なんでこうなったんだ・・・勘弁してくれ・・・
ではまた!!!
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この記事安すぎ!と思ってくれたそこの貴方!サポートしてくれるととても嬉しいです! サポート費用は次のデッキのテスト費用と猫のおやつになります!!!