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2023年秋アニメ

任意に矢を描いてみよう。我々が矢印の方向に従うにつれて、世界の様子に乱雑な要素がますます見つかるようであれば、矢印は未来を指している。乱雑な要素が減って行くならば、矢印は過去に向いている。これが物理学で知られている唯一の区別である。乱雑化の導入が取り消せない唯一の事実であるという根本的な主張が認められれば、これはすぐに続く。私は、宇宙で類似物をもたないこの時間の一方向性を表現するために、「時間の矢」という言葉を使用する。

アーサー・エディントン - The Nature of the Physical World(1928)
「時間の矢」について

2023年の秋アニメをまとめる。


16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-

僕の知らない”萌え前夜”の秋葉原と繰り返される時間改変によって変動する2023年の秋葉原を交互に描きながら、創作の”熱”について語っていた。「時間」と「熱」は密接な関係にあり、関連性があるのかもしれない。出てくる美少女ゲーム(婉曲表現)がほとんどわからなかったのは残念だが、「ネコぱら」と作中の「ニャがーん!」が出てきたのは驚いた(猫っぽいキャラが出てくるたびに「ニャがーん!って言え!」と一部の過激派が騒いでいたが、3年経って祈りが通じたのかもしれない)。要素の回収不足や説得力の不足など手放しで褒められる作品ではないが、毎週何が起こるのかわからないという意味では楽しめた。

ひきこまり吸血姫の悶々

主人公が能力の不足をブラフと仲間で補うという作品だが(前期にも類似のものがあったらしい)、自身に能力が不足している(と少なくとも認識している)にも関わらず死地に飛び込んでいく→その姿に(女が)落ちる→女が次のピンチを助けてくれるという、懐かしいフォーマット(ハーレム感も含めて、ストブラっぽい?)だった。自分のTシャツやマネキンを無断で作られたり下着を盗まれたり盗撮されたりしても見捨てないあたりは王の資質があるかもしれない(諦めているだけかも)。後から出てきた女に寵愛を奪われ続けるヴィルの顔が面白い。女の子が酷い目に遭いまくる(死ぬことさえできない)ので、一部のファン(婉曲表現)にはウケているようだ。CV.石見舞菜香が酷い目に遭うアニメは名作。あと、巨大なベッドで人間を隠すなど、作画の誤魔化し方が上手かったと思う。

Coming Soon…

あんまり「俺のアニメ」がないかもしれない。自主トレの時期だろうか。


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