【ウマ娘】私たちのグランドライブ雑感

※最新育成イベントに関するネタバレが含まれます。
※それ以外のウマ娘関連ネタバレが含まれる場合があります。


ストーリーについて

良かった。
競走馬のウイニングランとは違う、ウマ娘のウイニングライブとは何か。
今までは個別の育成では触れている部分はあったが、殆どはウマ娘同士や、トレーナーとの関連性に重きが置かれていた。

それを今回は、ファンという視点を含めて、ライブというものを説いている。

ウマ娘とファン、両者にはそれぞれの走る理由と応援する理由がある。
それらは極論すべてエゴ、自分の欲望だ。
だが、それは時に願いとなり、想いとなり、夢となる。

そんな一方的ではない、相互的な関係。
それがウマ娘のライブなのだ。

これは2期10話のテイオーのミニライブを思い出す。
「エゴでもいい! わがままでもいい! もう一度走ってくれ」
これはトレーナーのセリフですが、これはファンとしての言葉だった。

そして、そのエゴという夢は限界をも超越しうる可能性に満ちている。

仕様としての限界突破をそんな風に表現してくるのはうまいなと。

正直、アオハルもメイクラも薄味な感想だったので、キャラの個別ストーリーやメインストーリー並にしっかりとしたシナリオでとても良かったです。

育成方法について

育成時間はアオハルと同じくらいに。
育成内容は、アオハルにメイクラのショップ機能を改変してくっつけた感じ。
練習を踏んで、ポイントを貯めて、それをレッスンという内容に当て、半年に一度のライブを成功させたり、ウマ娘のステータスを強化したりなどを行える。

ライブを成功させるには半年で約2曲弱(事実上の最終ノルマには19曲)程度必要なのだが、これが結構厳しい。

基本的には5種類のポイントが存在し、練習でそれを入手するのだが、現状法則性はわからず、ランダムである。

友情練習を踏むことでこれが2種類になり獲得量も増えるのだが、それでもランダムなのは変わらず、選ばれる方もランダムでどれか取らないと次のシャッフルが行われないため、一つのポイントが200とか余っているのに必要なポイントは全部別のやつで進まないということがある。

また、シナリオの準拠はURAなので、クリークの「小さなほころび」のような固有バステや、ハルウララの有馬記念出走などの適性外レースへの出走などが挟まる。

幸い、ファン数についてはライブをすることで結構な数が手に入るので問題はないが、相性やレース因子を盛りたい場合には難がある。

後は地味に、理事長の好感度をあげ忘れてファン感謝祭で固有アップ失敗もある(これは自分がうかつなだけか)

スピード1600問題(に伴う棲み分け破綻)について

自分がこんな雑文の下書きを昨日書いていた時に、既にガチ勢と呼ばれる方は様々な検証や解析を行っていたらしく、Twitterではトレンド入りしていたので一応書いておこう。
(一応、他者検証による又聞きのため、全て「らしい」として聞いてほしい)

知らない人の為に要約すると、今回実装された上限突破した数値(つまり1200以上)の内部的な上昇量は少なくなっているとのことだ。

そのため、スピード1600のウマ娘は内部的には1250程度。
(緑スキルが約40ポイントらしいので、スピード1200のウマ娘+緑スキルとほぼ同値)
そして1200からトレーニング等での上昇値は半分になるので、
スピード1600のウマ娘を作るにはスピードに2000を盛る位のトレーニングが必要だ。

つまりは割に合わない。そしてスピード1300とか1400程度ではスキルポイントが大量に手に入るメイクラ育成に勝てないというのが主流である。

正直、個人的にはこの問題自体はどうでもいい。
もちろん、スピード1600のために課金してガチャを回した方達について不満が出るのはもちろんだろうが。

個人的に問題なのは「限界突破を追加した」ことによる「シナリオの棲み分けが破綻した」という事、つまり「メイクラの冬」が継続されることだ。

アオハルが実装された時、もちろん多くはアオハル育成に傾いた。
しかしURAシナリオでプレイする理由もあった。
URA因子という強力な因子が存在したり、オープンリーグのために固有レベルの調整を行うのに必要だったからである。

しかし、メイクラが実装されると、時間的な拘束とストレス(と目覚ましの浪費)さえ無視すれば、育成はほぼメイクラ一択となった。
チャンミもチムレも圧倒的なステータスとスキルポイント獲得量によって蹂躙してしまったからである。

アオハルとURAをやる理由はキャラの育成イベントを見るか、温泉目当てくらいだっただろう。

また、レースに関する負けのストレスはあるが、それ以外の部分のストレスは激減した。
毎ターンの行動に悩むこと無く8割以上機械的にレースの出走を繰り返すローテーション。
失敗率もやる気も肌荒れもその他大体の事はアイテムで解決。
(平均的な事故率であってくれれば)どのレース結果も目覚ましでやり直せる。

そして今回、新規でグランドライブが実装、同時にステータスの上限を育成シナリオによって幅を持たせるという措置がなされた。

これは「育成の棲み分け」を運営が意図したものだろう。
しかし、これが上記の事実で破綻しようとしている。
そうなると、結局のところ「メイクラでいい」ということになってしまう。

停滞は下手なインフレするよりたちが悪いのがソシャゲである。
ガチ勢がせめてチムレではグランドライブの方が良いという吉報を見つけてくれることを祈る。


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