見出し画像

KNOWLEDGE WORK Dev Talk #04 「世界中のエンジニアをイネーブルメントしていきたい」shogo

ナレッジワークで働くエンジニアたちのパーソナリティに迫るインタビューシリーズ、「KNOWLEDGE WORK Dev Talk」。これまでのキャリアの歩みや価値観、現在取り組んでいるプロジェクトなどについて質問していくコーナーです。ナレッジワークのVPoE(VP of Engineering)である木村 秀夫(hidek)と一緒に、ナレッジワークのエンジニアのイネーブルメントの源泉に切り込んでいきます。

第4回目となる今回は、 ナレッジワークのプラットフォームエンジニアリングを牽引する、渡邊 尚吾 (shogo)に話を聞きました。


渡邊 尚吾 (shogo) / Platform & SRE Group グループマネージャー

2013年、筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻修士課程修了。2013年よりソフトウェアエンジニア職に従事。2020年、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社入社、プリセールスエンジニア職に従事。2023年、株式会社ナレッジワーク入社。



技術から営業へのキャリアチェンジ。そこで実感したセールスイネーブルメントの重要性

ーー自己紹介をお願いできますか?

shogo: 渡邊 尚吾です。Platform & SRE Groupでプレイングマネージャーをやっています。最近では「プラットフォームエンジニアリング」という言葉をよく耳にするようになりましたが、プロダクト開発チームのための開発基盤を整えたり、セルフサービス化して提供したり、インフラをナレッジワークに特化した形で抽象化して提供したりすることが主な仕事です。

ーーshogoさんがコンピューターに興味を持ち始めたきっかけはありますか?

shogo: 一番初めに興味を持ったのは、小学校3年生の時に我が家にパソコンがやってきたことがきっかけです。最初はペイントでお絵かきをしたり富士通のタッチおじさんをクリックして遊んだりしていたんですが、そのうちインターネットにつながるようになり自分でウェブを見始めました。当時はまだGoogleではなくYahooでいろいろなサイトを探して見ていました。そして、自分でもホームページが作れることを知って作り始めました。そこでHTMLやCSSを使ったり、マウスをキラキラさせているサイトを見つけて「これは何だろう?」と調べ、JavaScriptを書いたりしていました。それから中学生までの間にPerlでCGIを作ったりもしました。「こんな便利なものがこれから流行らないわけがない、発展しないわけがない」と信じて、高専の電気情報工学科に進学しました。

ーーshogoさんは、キャリアの初期からクラウドなどのプラットフォームに携わっていらっしゃいますが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

shogo: 高専から大学にかけて、RailsやHeroku、React、Dockerといった技術に触れる機会がありました。これらの技術は、エンジニアとしての自分がイネーブルメントされるような強いインパクトを感じました。特にHerokuには大きな衝撃を受けました。

それまでは、サーバーを自分で立て、OSをインストールし、HTTPサーバーの設定をして、ポートを公開する、といった作業をすべて手動で行っていたのですが、Herokuを知ったことで「コードを書いてコマンドを一つ打つ、もしくはGitでプッシュするだけでサービスが公開される」という仕組みを体験し、「こんな素晴らしいものがあるんだ」と感動しました。この経験がきっかけで、自分もHerokuのようなプラットフォームの構築に携わりたいと思うようになりました。

そして、社会に出て最初の会社としてIDC Frontierに就職しました。規模は異なりますが、AWSやGoogle Cloudのようなクラウドサービスを提供していたことが大きな要因です。それ以来、開発者に「できる喜び」を感じてもらえるような、抽象化された仕組みを考え、提供することを自分のキャリアの軸として取り組んできました。

ーーその後、いくつかの会社を経て、セールスエンジニアとしてGoogle Cloudに入社されました。そのキャリアチェンジについて教えてください。

shogo: Google Cloudでは開発ではなく、Google Cloudをエンタープライズのお客様に販売する仕事を担当していました。いわゆる「プリセールスエンジニア」という職種で、営業と共にお客様に技術的な説明やサポートを行い製品を提案・販売する役割を担っていました。

キャリアチェンジの経緯としてはまずSNS経由でGoogleのリクルーターから打診があり選考を受けましたが、色々あって選考を辞退しました。1年後に再び連絡があり、その時はちょうど大きな移行プロジェクトが落ち着いて半年ほど経ち、次に何をしようかと考えていた時期だったので真剣に検討しました。

その頃、自分がソフトウェアエンジニアとしてコンフォートゾーンにいると感じていて、環境を変えたり、別のことを試さないと成長できないんじゃないか、と悩んでいました。そこで、Google Cloudの選考をきっかけに営業という選択肢もあるかもしれない、と考えたんです。ただの営業ではなく、Google Cloudという自分が大好きなプラットフォームを売る仕事であれば興味が持てる。しかも、単に売るだけでなく、売った結果、お客様の開発者を幸せにできる、という点も魅力に感じました。また、ゼロからスタートする仕事であれば、多くのことを勉強できるし、自分に足りない経験や知識を得ることができる。そういう経緯で、プリセールスエンジニアの仕事をすることに決めました。

hidek: そのキャリアチェンジって、凄い勇気が必要ですよね。僕もエンジニアからキャリアの相談を受けることがよくあるのですが、よくスペシャリストかマネージャーの二択で悩んでいる方が多い中で、セールスエンジニアという選択はその枠を超えています。そこまでの勇気を持って、発想を広げた決断は本当にすごいと思います。営業を実際にやってみて、苦労したことはありますか?

shogo: めちゃくちゃ苦労しました(笑)。その分学んだこともたくさんありますし、これまでのソフトウェアエンジニア経験が活きた部分もありました。しかし、正直に言うと当時は非常に辛い時期でした。話せることと話せないことがありますが、クラウドサービスとしてエンタープライズ市場への参入は後発であり、営業も非常に難しかったため、契約を獲得するのに苦労し、なかなか成果が出ませんでした。そんな中でセールスエンジニアとして様々な試行錯誤を行いました。まさにセールスイネーブルメントを実践していたと感じており、僕自身その重要性を強く実感しています。

ただ、もともとエンジニアリングやものづくりが好きだった僕にとって、正直なところ「売ること」自体にはなかなかモチベーションが湧きませんでした。最終的には「やはりプロダクト開発に携わりたい」という思いが強くなり、営業から離れてエンジニアリングの現場に戻る決断をしました。

昔から好きだったイネーブルメント。そしてナレッジワークとの出会い

ーーそして、ナレッジワークに入社することになった訳ですね。どうしてナレッジワークを選んだのでしょうか?

shogo: 最近になって自分なりの答えが整理できたんですが、ナレッジワークに惹かれた理由は4つあります。

1つ目は、「この会社は成功しそうだ」と直感的に感じたことです。これにはいくつかの要素が絡んでいますが、ビジネスが安定していて将来性があること、組織がしっかりと構築されており、戦略が明確に定まっていることが特に大きなポイントでした。なんとなく「この会社はきっとうまくいくだろう」と感じたんです。

2つ目は「人が良いこと」です。面接や選考を通して、mayahさん(CTOの川中)、KJ(CEOの麻野)、kiriさん(フィールドセールスの桐原)と話す機会がありましたが、皆さんとても話しやすく、しっかりとした会話ができると感じました。人の良さも感じましたし、この点も大きな理由の一つです。

3つ目は、「プラットフォームが好きだ」ということです。mayahさんから「ナレッジワークでチームを率いてプラットフォームエンジニアリングをやってほしい」と言われたことがすごく心に響きました。もしその言葉がなかったら入社していたかどうかは正直分かりません。それを聞いて「これこそが自分が本当にやりたいことかもしれない」と感じたんです。オファーレターにもその内容が書かれていて、本当に心に響きました。

そして4つ目、これが最近気づいたことなんですが、実は僕は「イネーブルメント」が本当に好きなんだということです。振り返ってみると、これまでの人生で人の成長を促すことに喜びを感じてきたんだと改めて気づきました。

例えば、高専では同じクラスメート40名と5年間一緒に過ごしましたが、僕のクラスは誰も留年せずに卒業できた初めてのクラスだったんです。これは本当に凄いことで、高専って赤点の基準が厳しいので、留年する割合が非常に高いんですよ。入学時の生徒の半分がストレートに卒業できるかどうか、というくらいの割合です。

格好良く言うと、僕はクラスメイトのために「イネーブルメントプラットフォーム」を提供していたんです。実際には過去問やノートをクラスで共有するサイトを作っただけなんですけど、それでも多少なりともクラスの卒業に貢献できた部分があったと思います。その当時の自分のモチベーションは分かりませんが、今振り返ってみるとまさにイネーブルメントを実践していたんだなと感じています。

shogo: また、IDC Frontierで働いていた時も「これからはソフトウェアエンジニアリングでプロダクトを作っていくことが必要だ」と考え、物理的なハードウェアやデータセンターに関することだけではなく、社員にもっとソフトウェアのことを知ってもらいたい、と感じていました。そこで、新卒数年目だったにも関わらず、社長に直談判し、会社の一番大きいホールに人を集めて「ソフトウェアを学ぶ勉強会」をやらせてもらいました。

振り返ってみると、僕は本当にイネーブルメントが好きなんだと感じます。大規模な場でも少人数でも、相手がそれを楽しんでくれることが、とても嬉しい。昨年、ナレッジワークでインターンシップの学生を指導したときも自分自身がすごく楽しめて、しかもそれが良い経験だったと感じました。

ですから、魅力を感じたポイントは4つですね。「会社」「人」「プラットフォーム」「イネーブルメント」。僕にとってこれらが全てバチっと重なったのがナレッジワークだったんだと思います。

ーーそれらのポイントについて詳しく聞いていきます。まず「人」について。CTOのmayahさんには、どういった印象を持っていますか?

shogo: すごくバランス感覚に優れている方だという印象ですね。最初に話した時、頭の回転が速くて、本質をしっかり見ている方だと感じました。

hidek: エンジニアリングにおけるバランス感覚にはさまざまな側面があると思うんですが、どのような点で優れていると感じますか?

shogo: 例えば「事業と技術」のバランス、「中長期と短期」のバランス、そして「品質とスピード」のバランスですね。一方に偏ることなく、現状を正確に把握した上で、必要に応じて「今はこのバランスを取るべき」と柔軟に判断できるところが特に素晴らしいと感じています。

hidek: なるほど。僕もmayahさんの技術投資における中長期と短期のバランス感覚には、いつも感心させられています。専門性が高いほど、バランスを取るのが難しくなることってありますよね。特に事業のフェーズによっては、技術的負債を抱えつつ短期的な成果を出さなければならないこともあります。その後に負債を解消するための判断も必要になってきます。

その時VPoEである僕の立場としては、技術的負債を一時的に受け入れる必要性をエンジニアに説明したり、逆にその負債を解消する必要性を経営層に説明する中でコミュニケーションコストがかかることが多いです。でもmayahさんは言葉で多くを説明しなくても、すぐに理解してもらえるし意思決定が早くて、バランス感覚が非常に優れているので、コミュニケーションコストが少なくて本当に助かっています。

shogo: そうですね。少ない言葉でお互いに理解し合えるところは、mayahさんのすごいところだと思います。

開発者の力を引き出すプラットフォームが、ナレッジワークの成長を支える鍵

ーー次に「プラットフォーム」について。現在ナレッジワークで取り組んでいるプラットフォームエンジニアリングがどのようなものか、詳しく説明していただけますか?

shogo: ナレッジワークにおけるプラットフォームは「プロダクト開発者がその能力を最大限に発揮し、使用を重ねていくことで学び成長できるもの」だと考えています。そして、それを実現し提供していくのがプラットフォームエンジニアリングの役割です。つまり本質的には、ナレッジワークが定義する「イネーブルメント」をプロダクト開発者向けに推進することだと言えます。ただ、これだけだと抽象的でわかりにくいかもしれませんね。

具体的に、開発者に力を最大限発揮してもらうためには、単純作業やボイラープレートコードの削減、効率的なCI/CD(継続的インテグレーション)の実現などが必要です。また、それを自分たちで解決できるよう、ドキュメンテーションを整備して、必要なときにすぐに見つけて学べる環境を提供することも重要です。

さらに、自分の成果が見える形でフィードバックされることも非常に大切です。数値として成果が見えるとモチベーションにもつながり、次に何を改善すべきかが明確になります。こうした要素を含めて、プラットフォームエンジニアリングを進めていく必要があります。

hidek: なるほど。ナレッジワークは今後3年間で10個のプロダクトをリリースしなければなりません。もちろん採用によって人員を増やすことも重要ですが、単に人数を増やすだけではなく、エンジニア一人ひとりの生産性をどれだけ向上させるかが、経営における大きな課題となっています。だからこそmayahさんがプラットフォームエンジニアリングを重要視してshogoさんにその役割を期待したのはとても納得がいきますね。

ところで少し意地が悪い質問になりますが、プラットフォームのようなエンジニアが便利になるエンジニアリングって、一方でエンジニアの創意工夫を奪っていると捉える人もいます。その辺りはどう感じますか?

shogo: 個人的には、そこはどんどん奪ってよい、と思っています。もちろん、エンジニアの中には、プラットフォーム開発が好きな人がいる一方、プロダクト開発に情熱を持っている人もいます。でもそういった人たちにとって、本質的でない作業や認知負荷の高い作業はできるだけなくしていくべきだし、ビジネスにとってもその方が絶対に良い。

だからこそ、棲み分けというか役割の分担が重要です。プラットフォーム開発に専念したい人はその開発に集中すればいいですし、プロダクトやビジネスに関わりながらプラットフォーム開発をしたい人は事業会社でその役割を担えば良い。そして、プロダクトを本当に作りたい人には、プラットフォームを活用してプロダクト開発に専念できるようにするべきだと思います。

hidek: なるほど。確かに組織における役割の明確化という点では、エンジニア組織は他の業種に比べて進んでいると感じます。「プラットフォームエンジニアリング」というような役割のラベリングも非常に洗練されている印象がありますよね。

shogo: そうですね。このようなプラクティスや考え方は、他の職種にも十分に展開できると思います。

ーー最後に「イネーブルメント」について。shogoさんは、まるで生まれながらにしてイネーブルメントを愛しているかのように、自然にそれを楽しんでいるように感じますね。

shogo: はい、繰り返しになりますが、僕自身イネーブルメントがとても好きなんだと思います。ナレッジワークでは事業としてイネーブルメントを実現できることに魅力を感じています。

僕は、ナレッジワークにおけるイネーブルメントには、3つの種類が存在すると思っています。まず一つ目は、事業としての「セールスイネーブルメント」。これは前職で営業だった頃にその重要性を感じました。この事業に直接関われることが自分にとって非常に嬉しいです。二つ目は、ナレッジワークという「組織のイネーブルメント」です。たとえばインターンシップや新卒の受け入れなど、社内の人材育成に力を入れていることもその一例です。最後は「開発者のイネーブルメント」です。プラットフォームを開発者に向けて提供し、効率性を向上することです。

これら3つのイネーブルメントを無償ではなく事業として、日々の仕事の中で実践できるというのは僕にとって非常にありがたいことですね。

hidek: たしかに、「イネーブルメント」という言葉には、どこか無償で提供するもの、という印象がありますね。でも、これまでいくつかの企業でエンジニアマネージャーを経験してきた僕にとっても、イネーブルメントはマネジメントと同じくらい、事業にとって重要で必要不可欠なもの。組織全体でアウトプットを最大化するためには、個々の生産性や成長だけでは限界があります。だからこそ組織としてイネーブルメントが重要になってくるんだと思います。

それにしても、shogoさんの話を聞いていると、ナレッジワークに入社したのは、まるでライフワークとしての必然だったのかもしれないですね。

shogo: そうですね、運命だったのかもしれません(笑)。

プラットフォームの力で、イネーブルメントを爆発的に広げたい

ーー現在、Platform & SRE Groupのグループマネージャーを担当されていますが、マネージャーの経験はこれが初めてですよね。実際にやってみてどうですか? 

shogo: いやあ、本当に難しいですね!マネージャーになって、一気に考えることが増えました。ビジョンや戦略、PDCAといったことはマネージャーでなくても考えるものですが、ピープルマネジメントが加わったことで大きな脳のリソースを取られるようになった感覚があります。特に難しいと感じているのは、目標設定や評価、育成といった部分ですね。これらを一貫してその人のキャリアと関連付けて考えていかないと、上司によってキャリアが左右されてしまう可能性がある。きちんと考えて、成長をサポートすることが自分の役割だと思っています。

hidek: その難しさは分かります。とはいえ、難しさばかりを強調するとマネージャーになりたい人が減ってしまうので(笑)、やりがいについても教えてもらえますか?

shogo: チームの力を最大限に発揮して、より大きなインパクトを生み出すことに挑戦できる、という点ですね。マネージャーになると、ビジネスに必要なことを踏まえてチームとして何を達成するかを考えるようになります。一人ではできないことが、チームであれば可能になる。プラットフォームエンジニアリングを通してイネーブルメントを達成するためには、僕一人では到底手が足りませんがPlatform & SRE Groupとして取り組んでいけることは非常にやりがいを感じるところです。

また、マネージャーという役割をやりつつ、プレイヤーとしても活躍できることもやりがいです。これは初めて話すんですが、僕が社会人になって初めてのロールモデルがmayahさんなんです。マネジメントができるだけでなく、技術力も抜群で、アウトプットも素晴らしい。そんな姿を見て、「この人はすごい」「こういう人になりたい」と初めて思いました。エンジニアとして成果を上げつつ、マネージャーとしてチームを引っ張り、ビジネスにも貢献していく。そのような理想に挑戦ができることもナレッジワークでのマネージャーのやりがいだと感じています。

ーーこれからPlatform & SRE Groupでどんなことを成し遂げたいと考えていますか?

shogo: 「プラットフォームの力でイネーブルメントを爆発的に広げたい」と考えています。最高のプラットフォームを作れば、最高のスピードで、最高品質のプロダクト開発が可能になる、と信じています。そうすることで、プロダクトの数を増やすことはもちろん、機能を充実させたりしてより多くのイネーブルメントを届けることができるようになります。

hidek: なるほど。現在ナレッジワークは、「マルチプロダクト戦略」と「エンタープライズ戦略」の両立という、数多くのプロダクトの開発に取り組みながらも、大規模なお客様に対応していくことを目標に掲げていますよね。そのためエンジニアリングにおいて「スピードと品質の両立」が課題となっています。

その二つ、スピードと品質は短期的にはトレードオフになりがちですが、中長期的には両立させる方法があって、それがまさにプラットフォームエンジニアリングだと、僕は考えています。テクノロジーを活用して、自動化や省力化を進めることで繰り返し作業における人為的なミスを減らして、品質を担保して生産性をあげることができる。

shogo: おっしゃる通り、ナレッジワークの戦略を達成していくためにはプラットフォームエンジニアリングが非常に重要な役割を果たすと思います。そのために、一緒に働く仲間を集めてチーム全体で力を合わせて取り組んでいきたいですね。

ーーチームメイトとしてshogoさんが一緒に働きたいのは、どんなタイプの人ですか?

shogo: 自分とは違うタイプの人や、自分とは異なる強みを持っている人ですね。もちろん、優秀なエンジニアやナレッジワークのスタイルを体現している人は素晴らしいし魅力的です。その上で、自分とは異なるタイプの人たちと働くことが自分にとっては楽しいし、多くの刺激を受けることができます。同じような人が集まるとチームは均一になりがちなので多様性のあるチームで働きたいです。

ーー最後に。イネーブルメントを体現しているshogoさんが、成し遂げたいことはなんでしょうか?

shogo: 僕の野望としては、まずはナレッジワークの開発を支えるイネーブルメントプラットフォームを作ること。そしてそれを世に出して、日本中、そして世界中のエンジニアをイネーブルメントしていくことです。

既にできる優秀なエンジニアばかりを集めた組織は、短期的にはスピードが出るかもしれませんが、長期的に持続可能かというと必ずしもそうとは言えません。特にプロダクト開発においては、組織が持続的に成長しながらエンジニアリングを進めていけることが非常に重要です。焦らず、妥協せずに、じっくりとイネーブルメントに取り組んでいきたいですね。

hidek: ありがとうございます、今日はとてもいい話が聞けました。僕たちのCTOのmayahさんも、「日本のエンジニアをイネーブルメントしたい」という強い想いを持っています。そういった視点を僕たちもしっかり学び、実践していきたいですね。

(取材・編集:三木鉄平 / 撮影場所: WeWork 神谷町 共用部)


【採用情報】 ナレッジワークでは、一緒に働くエンジニアを募集しています

  • 採用ページ(求人一覧・エンジニア向け採用情報)

  • 技術ブログ(Zenn / Note)

  • 技術勉強会・採用イベント(Connpass)