生息地域からスタバが外れる
今日は、なるべく生活費を使わずに生活している私の日常を少しお届けしてみようと思います。
コーヒーが好きだった年収1,000万円時代
これ見よがしに豆の知識を語ったり、
自宅で挽きたてのコーヒーを入れたり、
熱心にカフェを巡ったり、
豆を仕入れて買ってみたり。
誰のことかって？
当時の私ですよ。
学生時代から、私はコーヒーが大好きでした。
貧乏学生の時から熱心にセミナーに通ったり、
わざわざコーヒーの歴史を調べたり、
いろんな挽き方、淹れ方を試したり。
当時の知識が全く無駄とは思いませんが、自宅やカフェで味の違いを楽しむようなハイソな生活を送っていました。
おそらく私のことを気取ってると思っていた人はたくさんいたことでしょう。ええ、間違いなく。
例に漏れず、お酒もよく飲んでいました。
タバコは吸いませんが、会食も好きでしたし、今となってはあんまり習慣とは思えませんね。これら全て。
特に、お酒に関してはメンタル不調になったタイミングでほとんど飲まなくなりました。必要とも思っていません。
スターバックスにはもういけない
学生時代から、スターバックスにはよく行っていました。
当時から今までずっと MacBook を使っているのですが、当時からカウンター席で意気揚々と仕事をしてはカッコつけてました。
ええ、それはもう過剰に。隣に座っていた子をナンパしたこともありました。店員さんと連絡先交換したこともあります。
それくらいスターバックスは私にとってホームだったのですが、
今となっては高くて行けません。
今の私はコーヒーに500円を出す余裕がない。
その500円で1キロの鶏むね肉を買いたいくらいには変わりました。
仮にお金があったとしても、スターバックスでなにか作業したりするのはもう息が詰まって仕方ありません。
みんな意識が高くて素晴らしいが、肝心の私がさほど意識高くありませんからね。
ルノワールも好きでしたが、あちらも久しぶりに行ったら高すぎてもう行けません。
コーヒーで800円超えてきますからね。高いです。
保険営業マンの営業所としては安く使えるのでしょうが・・・
ベローチェは素晴らしい
とはいえ、コーヒーが飲みたい時もあります。
そんな時の駆け込み寺は、ベローチェ。
昔は
こんな安くて見た目も綺麗じゃないチェーン店に行く意味ない
とか思ってたし、口に出してしまってました。ごめんなさい。
電源もあるお店が多いし、WIFIは一応パスワードがついてるし最高です。
何よりコーヒーが安い。280円ですよ、レギュラーサイズで。
本心で言うと、そこまで綺麗とか整っているといえない店内の感じも、今の私の身の丈に合っている気がして落ち着きます。
雑多な感じが程度をわきまえられている気になるので安心するのですかね・・・
フードは絶対食べません。高いから。
コーヒーのレギュラーサイズしか頼みません。
おかわりもしません。一杯だけ。
それで粘って、こう言う文章を書いたり、他に検証していることをやってみています。
決して華やかではありませんが、元来、私はそういう華やかな世界にいる方がおかしかったのだよなぁと思うのです。
足るを知った私は、次はコーヒーを持ってもっと安い満足できる場所を探す
こんなことで足るを知るなんて、思ってもみませんでした。
分をわきまえている、と言う方が自然かもしれません。
事実、私はさほど何かを生み出していないし、当時に比べて優れているものは何もないでしょう。
でも、不思議と「これでいいんだ、これがいいんだ」と思える満足感があるのです。
限られた予算の中で選び取る感覚こそ、幸福の根源であると思うのです。
その金額や価値がどれだけ高いかは二の次です。
私は限られた予算の中で、自分の満足度を満たせる選択肢を自らの手で見つけ出せたことにきっと感動したのでしょう。
人間の欲というものはすごいもので、この点に満足感を感じられると次はもっと安価で同程度の満足度を得られる場所を探し始めてしまいます。
今のところ、ベローチェの次に良いのは、コンビニか自販機で買ったコーヒーを片手に河辺で作業をすること。
これなら場所代はかかりませんので、純粋にコーヒーの単価だけに収まります。
本来的に、ベローチェやスターバックスが提供している価値はコーヒーと場所をバンドル化したものですからね。
因数分解して、場所とコーヒーの片方ずつを最適化していくと最終的に自分が心地の良いギリギリのラインに到達できますね。
今度は、ペットボトルに飲み物を詰めて完全無料で公園か川で作業してみようと思っています。
それが一番安いけど、うまくいくかはわかりません。
公園や川にも歩いて行っていますので、多分冷えていないものを飲んでも美味しいと感じられないかもしれない。
そこも贅沢な悩みかもしれませんね・・・